チェルノブイリ事故後、避難してからZone II の村に戻ってきた人たちの被曝状況

2003年にドイツ/ハノーバー大学から出た論文の紹介です。 チェルノブイリ原発事故後にいったん避難し、その後 2.2 MBq/m2 の Cs-137 汚染の地域に30家族が戻りました。この人たち(40人)はパン以外は地域の食材で暮らしています。そのうち18人の被曝量(個人線量計・WBC)や食事、を調べています。作物中の Cs-137は 10Bq/kg 前後が多いようです。 極端例を除き、外部被曝と内部被曝を合わせて年 1mSv程度の被曝があるが、自然被曝の地域差の範囲内と結論。 キノコを大量に食べる極端例では 20mSv にも達するのも驚きです。
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宮腰吉郎 @miyagoshi

モテイキ村はナロジチ地区中心部から北東にやや離れた位置にあるため、そう何度も行ける場所ではなく、一度だけしか行ったことはない。さらに北東に進むとラドチャРадчаという町があり、ここがナロジチ地区の北東の端っことなる。

2013-06-08 02:22:12
宮腰吉郎 @miyagoshi

モテイキ村で撮影したナイスな写真があって探していたのだが、出てこなかった・・・

2013-06-08 02:50:01
宮腰吉郎 @miyagoshi

モテイキで検索すると私が救援中部の機関誌に書いたエラソーな文章が出てきたり・・・

2013-06-08 02:52:26
宮腰吉郎 @miyagoshi

もっとも、もしかして モテキ、とグーグルに言われるのであるがw

2013-06-08 02:53:08
宮腰吉郎 @miyagoshi

モテイキ村でのエピソード。村に入ると、世話好きな気のいい20歳ぐらいの兄ちゃんがいて、案内してやろう、というので、バイクの後ろに乗ってもらって村の教会とかを案内してもらった。ここもドイツ軍の空襲があったのだそうで、あっちもこっちも燃えた、とのことだった。(続

2013-06-08 02:57:28
宮腰吉郎 @miyagoshi

続)そのうち、「話を聞きたいなら、この人に」といって連れて行ってくれたのは、元コルホーズ員のたくましそうなナイスミドルのおじさんだった。コルホーズを受け継ぐ農業企業体にずっと勤めていて、その指導的な位置にいたが、「後進を育てる」ために数年前に退いた、と。(続

2013-06-08 02:59:18
宮腰吉郎 @miyagoshi

続)そんなに年がいってるわけではなく50前後だったと思うが、それでも「自分のような年寄りが居座っていてはいけない。若いのに経験を積ませてやらないと」と固い意志で辞めた、と。ヨレヨレの農作業服姿だったが、男前そのものって感じの方で、その兄ちゃんにとても慕われている風だった。(続

2013-06-08 03:00:00
宮腰吉郎 @miyagoshi

続)もっとも、そのモテイキ村に唯一あった農業企業体も消滅したのだそうで、いかに村が疲弊状態にあるかを思い知ったのだった。ただ、村が荒んでいるのかといえば、必ずしもそうではなく、引き続き、その兄ちゃんの案内で訪れたカフェには妊娠中の若い女性店員がいて(続

2013-06-08 03:08:19
宮腰吉郎 @miyagoshi

続)彼女は他のところから結婚を機にこの村にやって来たのだが、彼女曰く、確かに村には農業以外にほとんど主産業といえるものはなく、生活は簡単ではないが、夫も働きに出ていて、私は夫と共にここで子どもを産み育てる、とのことだった。(続

2013-06-08 03:09:12
宮腰吉郎 @miyagoshi

(兄ちゃんが少々お調子者風だったのと対照的に、その女性店員はその話し方などから、地に足の着いた人、って感じで、どうも兄ちゃんは「外国人を連れてきたぞ」と自慢したかったようなのだが、その女性店員に軽くいなされたりしてて、そういう村の人間模様が垣間見られておもろかった)

2013-06-08 03:12:18
宮腰吉郎 @miyagoshi

続)ナロジチでは結核が蔓延し、犯罪者が住み着いている、と事前に聞いていて、通い始めの頃は放射能なんかよりもそっち方面で警戒せざるを得なかったが、結果、犯罪には一度もあったことはなく、一度ナイフをちらつかされたことがある以外は危険を感じたことはない。(続

2013-06-08 03:17:42
宮腰吉郎 @miyagoshi

(ああ、なんか書き始めたら、止まらなくなってきた。一日にまとめてダーっとツイートする私のスタイルは、ツイッターの「正しい」使い方とはいえず、明らかにブログ向きだというのは、もうかなり前から分かってはいるのだが、未だブログを始められずにいる怠け者で……)

2013-06-08 03:21:34
宮腰吉郎 @miyagoshi

続)もちろん依然ナロジチ地区では深刻な内部被曝が続いてはいるが、訪れてみると意外にもそこには普通の生活があり、病気の子どもがワラワラいることになっていて、まあ、それも間違いとまでは言わないが、日本で流通してる「ナロジチ」にまつわる言説にはどこか居心地の悪さを感じたりするのである。

2013-06-08 03:24:49