わいたんべ(y_tambe)さんは「ワクチンは本当に難しい」と5回言った

Y Tambe @y_tambe

@ALC_V @nennpa この4月から定期接種化された矢先。

Y Tambe @y_tambe

@ALC_V @nennpa 問題は副反応ですね。海外の基準だと問題視されない頻度であっても、日本ではゼロリスク寄りと言うか…

Y Tambe @y_tambe

WHOはそんなこと言わない（PDF参照）　http://t.co/uY1JYSd8Vn RT @sikano_tu 本当は男にも打たないと、

Y Tambe @y_tambe

"Conclusion: Very low quality of scientific evidence in support of vaccination of young males to reduce incidence of female cervical cancer"

Y Tambe @y_tambe

もちろん"Very low quality of scientific evidence"とは「エビデンスが不十分」であって「効果がない」という意味ではない。ただし根拠不十分なのでWHOは男性へのHPVワクチン接種は現時点では勧奨してない。

Y Tambe @y_tambe

とりあえず子宮頸癌との関連を調べた疫学調査によれば、子宮頸癌患者が80-90%保有に対し、患者以外の一般女性が確か10-30%程度（続 @jotun82 パピローマウィルスって実際のところ、どのくらいの人が持ってるんですかね。

Y Tambe @y_tambe

ただし一口に"HPV"とは言っても、型の違いがあって。一般にはHPV16, 18などいくつかの型が子宮頸癌で多い。ただし日本では子宮頸癌でもこれら以外の型による割合が比較的高かったり…この辺りは、ワクチン導入に対する懐疑的意見として出たものの一つ。　@jotun82

Y Tambe @y_tambe

ゴムでリスクがゼロになることはないけど、リスクは減る。ただし粘膜同士の接触感染によるものなので、主として精液などを介して感染するものとはちょっとタイプが違うのは確かで、最初から最後まで付けとくことが大事に。 RT @jotun82 ゴムつけても移るというのは本当なんだろうか。

Y Tambe @y_tambe

@jotun82 そもそも男性用のHPV検査がないのが現状かと。

Y Tambe @y_tambe

マジレスすると、却ってリスクがあるかと。直接、生殖器粘膜間の接触だけでなく、別経路での接触感染の可能性が指摘されてるはず。　RT @geishawaltz お口で済ますのはー？ @jotun82

Y Tambe @y_tambe

@geishawaltz @jotun82 頻度的にどんなものかが判らんからなー。少なくとも、生殖器粘膜ほど高頻度とは思いにくい。

Y Tambe @y_tambe

一口に「性行為感染」つっても、いわゆる「本番」でないと移らないというわけではないというか。また「本番」で移る場合も、(1)主に体液を介する (2)主に性器に出来た潰瘍部の接触を介する (3)一見普通の粘膜の接触を介する、てタイプがある。

Y Tambe @y_tambe

@sikano_tu このあたりがうやむやにされることが多いもんで、僕は国内の推進派にちょっと不信感を持つことも。

Y Tambe @y_tambe

ワクチンの問題は本当に難しいよ。

Y Tambe @y_tambe

接種反対派の主張がおかしいからと言って、接種推進派の主張が正しいというわけでもなくて、両方を懐疑的に見て、しかも海外のデータをそのまま鵜呑みにできず、どう外挿して、費用対効果を推定し、賛否を判断するかという。

Y Tambe @y_tambe

しかも結局はマスレベルの話なので、知り合いから相談を受けたとしても、相手が満足するような答えは返しにくい。

Y Tambe @y_tambe

HPVワクチン推進派と原発推進派も微妙にかぶって見えるのよなあ…少なくとも、男性への接種をWHOは推奨してない、って話が広まらず、男性にも接種すべきという声ばかり大きいのは異常。

Y Tambe @y_tambe

CDCの顔色ばかり見られても、何と言うか困る。

Y Tambe @y_tambe

日本でのHPVの流行型に16や18以外が多いことは、それこそも10年以上前から知られてたことで、当時ほどの国内でのワクチンへの逆風がなかったら、副作用が少なく、効果の期待できるワクチンが開発できてた可能性があって。

Y Tambe @y_tambe

ワクチンはね、本当難しいんよ。

Y Tambe @y_tambe

「国内のに型を合わせた新型ワクチン」の有用性は、国内に投入してみないと実証できん。「海外で有効性があるワクチン」の有用性も、厳密には国内に投入してみないと実証できんから、外挿が重要。

Y Tambe @y_tambe

特にHPVワクチンみたいなものは、男児接種しようと思ったら副反応が十分小さくないとお話にならない、というのも確か。本人に対しては疾病防止というメリットがなく、社会のメリットのためにリスクのみを負わせることになる。副反応リスクの小ささと、そのときに対する保証も重要。

Y Tambe @y_tambe

日本の場合、インフルエンザの学童義務接種が、そういう「社会のメリットのため」の名目で続けられ、結局は廃止されたことも忘れちゃならない。

Y Tambe @y_tambe

「女性を子宮頸癌から守るため男児も定期接種の対象に！（※WHOは現時点では男児への接種は推奨してない、念のため）」は聞こえがいいけど、例えば石原元都知事とかが「俺ら年寄りを守るため、子どもにはインフルエンザワクチンを義務接種しろ」とか言ったら多分反発する者もいるだろうなあ。