公募型文芸新人賞の参加料を取ってはいかがという豊崎由美氏の提案について
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自分の箱から受賞作が──っていうのは下読みをやる者の夢です。わたしはまだ一度も経験したことがありません。だから、経験したことがある大森さんや杉江さんがうらやましくてなりません。つまり、うん、そういうことです。落とすのが好きな人なんていないんです。
2013-06-18 02:26:46@toyozakishatyou @toiimasunomo 個別の例だけど、応募して落ちたのを書き改めて応募し直して、いい結果になったことはなかったな。新人賞とったのは新規に書いた。ただデビュー後には、応募作の改稿が採用された。最初の一作のみ、特に突破力を計られるんだと思う。
2013-06-18 02:37:47豊崎由美さんの「下読みの二束三文のギャラを上げる」と「誰が評したか、記名制にする」には大いに賛成。でもこれって結構ハードル高いと思うなあ。現状では実現不可能だと思う。応援したいけど。ていうか応援してるぜ!!
2013-06-18 02:38:51突破力。まさに! RT @bonkoba 個別の例だけど、応募して落ちたのを書き改めて応募し直して、いい結果になったことはなかったな。新人賞とったのは新規に書いた。ただデビュー後には、応募作の改稿が採用された。最初の一作のみ、特に突破力を計られるんだと思う。
2013-06-18 02:39:25ほー。実際問題わしの場合下読みの人はすんげーきちんと読んでくれてると思ってるクチだから敵視する風潮があるとか知らなんだ。きちっと読んできちっと評価してくれてなきゃ毎度嫌がらせのようにラノベ向きじゃないお話送るわしみたいな人間が一次突破などできやせんて。
2013-06-18 02:48:28個人的なイメージとしては下読みの人→きちんと作品になっているかどうかチェック、んでそこから上は商品として売れる、イケるかを見られると思っているのである。そしてわしは趣味に走りすぎてそこで切られる(と思っている
2013-06-18 02:51:00講評(寸評)は今もラノベの新人賞なんかでは行われていますね(さすがに一次落選者にはないけど)。下読みがどんな人かわかるならいいけど、素性がわからない人の講評がお金を払うことのメリットになるかといえばやや疑問(素直に聞く心情になれるかということもある)。
2013-06-18 03:27:40これはマジでそうです(一回しか下読みやったことないけど)>一次で落とされる作品は、悪いですけど、ほんとに誰が読んでもだめなんです。講評つけるのが困難なほどのダメさ加減。
2013-06-18 03:39:24豊崎さんのこのRTした意見に賛成したい気持ちもあるのだけど、「金さえ出せばいいんだろう、お前ら金のためにやってるんだろう」的な失礼な人が出てきたら嫌だなあ。ええ、そうです。資本主義の犬ですから息を吸うことも含めて全部金のためにやってるんですけどね。家族持ちだし。
2013-06-18 04:40:51言い古されたことを書くのもどうかと思うんだけど、商業出版物を出すシステムの中で活動している以上、「読む」「書く」「批評する」作業のすべてに対価が発生するわけです。で、ときどきその対価に見合わないことも出てくるのだけど、そこは「気持ち」で乗り切る。
2013-06-18 04:42:50しかし残念ながら「気持ち」は有限なのですね。以前、某賞の落選者が私のオープンアドレスにアクセスしてきて、自作のどこに問題があるかを教えてもらいたいと頼まれたことがある。たまたま「気持ち」の残高がたくさんあったときだったので引き受けて、読んだわけです。
2013-06-18 04:44:36で、どこがいけないかもわかる範囲でコメントした。これでおしまいかと思うでしょう。ところが、さにあらず。その落選者は食い下がってきた。どこまで直せば落選しないのか、というようなことを聞き出そうとしてくる。はあ、それは神の味噌汁だと思います。困ったのう。
2013-06-18 04:47:30で、これ以上のやりとりは現時点では致しかねます、と丁重にお断りした。するとくだんの人物は「お金を払わないと話もしてくれないんですか(大意)」との捨て台詞を残して去っていたのでした。はあ、そういうわけじゃないですけどね。私の側の「都合」を考えてくだされば、対話は可能でしたが。
2013-06-18 04:49:07そんなわけで、応募・講評有料化という話を聞くと、いまだにあのときの苦い後味を思い出してしまうのでした。まあ、編集者が間に入るのだからそういうことにはならないと思いますが。あと、下読み料が安いという問題には大いに賛成で賃上げを要求しますとここに書いておきます。銭ゲバ!”
2013-06-18 04:50:44豊崎由美さんが「公募型文芸新人賞の応募を有料にして下読みの評を返す仕組み」を提唱している。これは卓見だが、小説とは絶えず自分の文を読み返しつつ書き続けるもの。その意味で予選を突破できない人には、たとえ書く力があっても、読む力がない。それはプロットや文章の質を評する以前の問題かも。
2013-06-18 10:53:28【文芸賞の件】有料でも評価ほしいと思うけど、こうして考えると漫画は持ち込みできるし、基本評価のある賞が多くていいよね。漫画はすぐ読めるし、画力や基礎力は一目でわかるから可能なんだろうけど。小説は素人の作文レベルの駄作も多くて下読みたいへんという話しか聞かなかったな。
2013-06-18 11:03:50トヨザキ社長が、公募の文学新人賞の応募を有料化を提案しているのだけど、これ、実際の下読みをやっている人間の間でも、頻繁に口にされることでもある。実際に下読みをしている人間で、トヨザキ社長の提案に異を唱える人はおそらくはいないと思う。
2013-06-18 14:30:47というのも、トヨザキ社長も杉江松恋くんも書いている通り、一次を通過できない作品というのは、そもそも小説になっていない、何を描きたいのか分からない、もしくは、何かを描きたいと思って書き出したのだろうけれど、結局は何も描けていない、というような作品だから。
2013-06-18 14:33:41小説を書くということと賞に応募するということの間に、もう少しなにがしかがあれば、と思う。その「なにがしか」が、(賞への)エントリー料というのが分かりやすいかな、と。あとは、例えば文芸誌主催の賞なら、その文芸誌に「応募券」みたいなのをつけて、その券を応募に際しての条件にする、とか。
2013-06-18 14:39:42というのも、どう好意的に読んでも、「この賞にこの物語は合わない」というような作品が来ることが多々あるから。少なくとも、文芸誌主催の賞に応募するなら、その文芸誌を買って読む(その文芸誌のカラーを知る)というのは、最低限の礼儀じゃないか、と思う。
2013-06-18 14:42:13あと、他の下読みの方もそうだと思うけれど、下読みをする時は、自分の好みかそうでないか、は視点に入れません。あくまでも、その作品がどうか、ということだけ考えます。だから、全く好みではない作品を上げることのほうが多いかも。
2013-06-18 14:45:45あと、作品を読んで分からない時は、まず自分を疑う。なので、そういう時は読み返す。経験上、そういう場合は100%「誰が読んでも分からない」作品なのだけど、それでも、まず、自分を疑う。何とかして、書き手が伝えたいことを読み取る努力をする。
2013-06-18 14:48:57