星新一１００１夜

シオコージ @nanasibunka

【星新一１００１夜】（３１）「ねずみ小僧六世」〜オープンしたばかりの銀行支店を訪れたとある会社経営者。ねずみ小僧六世と名乗る怪盗に重要な設計図を狙われているので、最新で完全無欠を誇る銀行の金庫室に一晩だけ設計図を預けたいと支店長に申し出る・・・。（新潮文庫『おみそれ社会』所収）

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【星新一１００１夜】（３０）「女難の季節」〜 勤める会社の社長令嬢と婚約話が進んでいる青年の前に見知らぬ女が現われ、青年が自分と一夜をともにし結婚まで約束しながら姿をくらましたと泣いて訴える。まったく身に憶えがないが青年は仕方なく話を合わせ・・・（新潮文庫『おみそれ社会』所収）

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【星新一１００１夜】（２7）「かぼちゃの馬車」～スタイルも顔もよくない女のもとに届いたダイレクトメール。「ある一定期間だけ美しくなってみませんか」迷った末に女はDMの送り主「美的変化サービス」を訪ねてみることに・・・（新潮文庫『かぼちゃの馬車』所収）

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【星新一１００１夜】（２６）「事実」～夜の新聞社。何か特ダネはないかとこぼし合う記者たちの前に吸血鬼を名乗る男が現われ、自分のことをニュースにしないかと持ちかける。果たして本物なのか？　記者たちは頭を悩ませるが・・・（新潮文庫『かぼちゃの馬車』所収）

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【星新一１００１夜】（２５）「交代制」～酔っ払って転び頭を打ってから、前の日の記憶が曖昧だ。どうやら１日おきに異なった人格が交代で出現しているらしい。男は日記を利用してもう一人の自分と見るとコミュニケーションをこころみる。（新潮文庫『かぼちゃの馬車』所収）

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【星新一１００１夜】（２４）「治療後の経過」～最新の治療を行なう特殊外科専門病院。事故で切断された手や足を元通り再生してくれるという。評判を聞いて担ぎ込まれたのは、ビルからの落下物で頭がもげてしまった大会社の会長だった・・・（新潮文庫『かぼちゃの馬車』所収）

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【星新一１００１夜】（２３）「悪魔の椅子」～新しく建設された高層ビルをPRするためビルの一室に「悪魔の部屋」が作られた。真っ黒に塗った室内に絞首台のクサリや牢獄のレンガが並べられ、中央に椅子を置いてテープで呪文を流してみると・・・（新潮文庫『かぼちゃの馬車』所収）

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【星新一１００１夜】（２２）「質問と指示」～会社が倒産、借金を抱えた三十過ぎの独身男の前に華麗な天使が現れる。いったいどんな力があるのか男は訪ねるが、天使は「わかんないの」を繰り返すばかりだった・・・（新潮文庫『かぼちゃの馬車』所収）

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【星新一１００１夜】（２１）「現在」～局地紛争や公害など多くの問題を抱える現代の姿を後世に伝えようと、さまざまな品をのせたタイムカプセルが宇宙へ打ち上げられた。数千年後に地球へ戻ってくるという。その間地上では激しい変動が続き・・・（新潮文庫『かぼちゃの馬車』所収）

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【星新一１００１夜】（２０）「超能力」～生放送のニュース中に突然かってに口が動き出し、まだ発覚していない贈収賄事件を予言してしまったアナウンサー。事件は現実のものとなり、彼は大衆に味方する予知能力者としてもてはやされることに・・・。（新潮文庫『かぼちゃの馬車』所収）

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【星新一１００１夜】（１９）「処刑場」～熱帯地方の小国で秘密警察に捕らえられたスパイ。国の独裁者によって処刑が言い渡されたが、その方法はやや風変わりなものだった・・・。（新潮文庫『かぼちゃの馬車』所収）

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【星新一１００１夜】（１８）「子供の部屋」～地方都市に引っ越した友人を久しぶりに訪ねた男。友人は酒や料理で手厚くもてなしてくれたがなぜか他の家へ泊まってくれという。男は気にせず酒を飲み続け、酔いつぶれてその家の子供の部屋で眠り込んでしまう・・・（新潮文庫『かぼちゃの馬車』所収）

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【星新一１００１夜】（１7）「新しい遊び」〜人間に危害を加えず、命令には絶対に従わなければならない・・・忠実にこの原則を守って働くロボットはたちまち世の中に普及した。雑事から解放された人間が考えついた新しい遊びとは（新潮文庫『かぼちゃの馬車』所収）

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【星新一１００１夜】（１６）「大転換」 わが国へ向けて某国からミサイルが発射された。ノイローゼになった司令官が勝手にスイッチを押してしまい、方向を変える手段もないという。この一発で全国民が死んでしまうと知らせを受け、政府は・・・（新潮文庫『かぼちゃの馬車』所収）

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【星新一１００１夜】（１５）「若がえり」金持ちの老人のもとに訪れたセールスマンが勧めたのは若がえりの薬。世間に知れたら誰もが飲みたがり人口爆発が起きてしまうので極秘開発して製品化、口のかたい人だけに売っているという・・・（新潮文庫『かぼちゃの馬車』所収）

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【星新一１００１夜】（１４）「ナンバー・クラブ」 会員証のナンバーにより、初対面の人ともすぐに共通の話題が見つかって親しい仲になれるナンバー・クラブ。今夜も見知らぬ町を訪れたエヌ氏は気の合う仲間を見つけにナンバー・クラブへ足を運ぶ・・・。（新潮文庫『かぼちゃの馬車』所収）

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【星新一１００１夜】（１３）「常識」 働き者の青年は会社でもみとめられ、朝早くから夜遅くまで多忙な毎日をおくっていた。仕事以外にもさまざまな欲求を抱える青年の前に、望みをかなえようと青年とうり二つのドッペルゲンガーが現れる。（新潮文庫『かぼちゃの馬車』所収）

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【星新一１００１夜】（１２）「疑念」〜スタイルも身のこなしもよく、ととのった顔立ちの男。女にはかなりもてる方だが親のすすめで平凡な結婚をする。しかし妻がひき逃げにあって死んでしまった・・・（新潮文庫『かぼちゃの馬車』所収）

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【星新一１００１夜】（１１）「確認」～指紋や声の特徴、血液型などで完璧に個人を識別できる機械。たちまち世間に広まり、信用と実績を重ねたメーカーはやがて創業１０周年のパーティーを開いたが・・・。（新潮文庫『かぼちゃの馬車』所収）

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【星新一１００１夜】（１０）「高度な文明」～空とぶ円盤で地上に舞い降りたのは高度な科学技術を持つ宇宙人だった。親しみやすい性格の宇宙人は地球の人々と友好を結んだが、乗ってきた円盤が爆発し自分の星へ帰れなくなってしまう・・・。（新潮文庫『かぼちゃの馬車』所収）

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【星新一１００１夜】（９）「大洪水」～「大洪水を起こしてふたたび人類を滅亡させる・・・」夢で神様のお告げを聞いたノアは、自分と家族だけは助かろうとひそかに箱船をつくり始めた。だが計画はしだいに周囲に洩れはじめ・・・（新潮文庫『かぼちゃの馬車』所収）

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【星新一１００１夜】（８）「七人の犯罪者」〜用意周到な金庫破りの計画をたてて悪党仲間を集め、エヌ氏が忍び込もうとしたのは自分の家だった・・・。（新潮文庫『かぼちゃの馬車』所収）

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【星新一１００１夜】（７）「樹」新惑星を発見するための旅を終え、地球へと戻宇宙船。船内には乗組員一人と一本の樹が。高度な科学技術の結果、乗組員と樹とは完全な共生関係を保っていた。（新潮文庫『かぼちゃの馬車』所収）

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【星新一１００１夜】（６）「外見」～交通事故にあって虫の息の財産家社長。金に糸目をつけない大手術で人口内蔵や義手、義足をつけてサイボーグとしてよみがえり職務にも復帰したが・・・（新潮文庫『かぼちゃの馬車』所収）

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【星新一１００１夜】（５）「厳粛な儀式」～安らかな死を迎えた男は生前、小さな研究室を作り、秘密の実験を続けていた、葬儀に集まった友人たちの前で、突然その男が息を吹き返す・・・新潮文庫『かぼちゃの馬車』所収）