旧/正 かなづかいのはなし 1日目

旧/正 かなづかいのはなし 1日目(7/15分)です。誰でも編集可です。抜けなどあったら追加してください。 二日目以降(番外編)http://togetter.com/li/535509
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コシヌケ1040 @ksnk1040

正かなをつべこべいふやつが、きまって「衒学」とか「文人」とか、それまでわたくしがきいたこともないやうなことばをつかってゐるのはどうしてなんだらう、とかんがへてゐる。

2013-07-15 19:19:42
Souri Yoshio @Ki___G

@nozakitakehide その場合の「正し」さとは何でしょうか。私は言語に於ける「正しさ」という概念に疑問をおぼえます。また「正しい」表記があるならどの時点で「正し」かったかという問題に行き着くと思います。そもそも国語としての日本語は明治期に国策として制定されたものですし。

2013-07-15 19:20:39
名賀月晃嗣 (あっきー) @acy

@Ki___G スタイル、樣式といふことなら、假名遣でスイッチするのかどうかは獨斷しかねますが、それはさておいて、歴史的假名遣を使ふ理由を問はれてゐるのなら、現代仮名遣が氣に入らないからといふことに集約されます。

2013-07-15 19:20:59
野嵜健秀/NOZAKI Takehide @nozakitakehide

@Ki___G 言葉つて、「昔からみんなさう言つてゐる」から「さう云ふ意味になる」わけですよ。だから「昔からの習慣」が言葉の正しさを決めてゐるんですね。ここで私が誰も知らない文字列を並べて「これは新しい言葉である!」つて力強く宣言しても、誰も言葉だつて認めて呉れないわけです。

2013-07-15 19:22:19
コシヌケ1040 @ksnk1040

知識をひけらかす、といふ発想がいつもあたまにあるひとだからこそ、きっとこいつもおなじだらう、なんておもったりするんぢゃないのかな。ちがふのかしら。

2013-07-15 19:23:18
Souri Yoshio @Ki___G

@nozakitakehide (主に教育に依って)現行字体は”正しい”(十分流通する)ものと認知されており、さらに江戸末期~明治初期に於ける変革は日本語において類を見ない強引なもの且歴史の尺度では最近のものであって、伝統に正しさを担保させるにはそこに断絶があるかと思います。

2013-07-15 19:35:14
野嵜健秀/NOZAKI Takehide @nozakitakehide

@Ki___G 明治にはヨーロッパの文明が入つてくるんで、それまでの日本人の生き方は確かに大分變つてゐます。が、だからと言つて全部變つてしまつたとは言へないでせう。日本語も、語彙は隨分變化が生じてゐます。けれども、日本語そのものは殘つてゐるわけです。

2013-07-15 19:37:51
名賀月晃嗣 (あっきー) @acy

どこで字體の話になつたのか謎 > RT

2013-07-15 19:37:51
スグル・サトー @SatoSuguru

@Ki___G 「江戸末期~明治初期に於ける変革は日本語において類を見ない強引なもの」とするなら、昭和前期における變更はそれ以上に強引なものであり、傳統を斷絶させるものです。

2013-07-15 19:39:39
野嵜健秀/NOZAKI Takehide @nozakitakehide

@Ki___G 歴史的かなづかひは、既に江戸時代の間に契冲ら國學者によつて基礎が作られてをり、それを明治政府は正式に採用したに過ぎません。なので、江戸から明治にかけては傳統が繼續してゐたと言つて良いと思ひます。

2013-07-15 19:39:49
野嵜健秀/NOZAKI Takehide @nozakitakehide

ちなみに、定家のかなづかひも契冲のかなづかひも、實はそれほど差は大きくありません。大野晋が比較檢討してゐます。

2013-07-15 19:40:34
Souri Yoshio @Ki___G

@acy オルタナティブなものから一つを選択しているため、差はあると思いますが、さておき、「現代仮名遣が氣に入らないから」という理由は(私がそうであるかはともかく)とても納得出来ます(私は表記として残っていた方が良かったなと思うものもいくつかあるなぁといった程度です)。

2013-07-15 19:41:03
野嵜健秀/NOZAKI Takehide @nozakitakehide

@Ki___G @acy まあもし歴史的かなづかひに興味を持つていただいてゐるのであれば、「正かなづかひ 理論と實踐」と云ふ同人誌を出してゐますので、そちらも御覽になつていただければと。 http://t.co/mHT7UuLpxo

2013-07-15 19:43:35
名賀月晃嗣 (あっきー) @acy

語彙が變化してもさうさう文法は變化しない訣であり、假名遣が顯れるのは語彙よりも文法(語尾の活用)に關はる部分でありまして。

2013-07-15 19:43:47
野嵜健秀/NOZAKI Takehide @nozakitakehide

教育は、正しいものを正しいとありのままに認める事を教へるべきであり、正しくないものを正しいものだと言つて教へ込むものであつてはならないと思ふ。

2013-07-15 19:47:59
Souri Yoshio @Ki___G

@nozakitakehide 私が仮名遣と文体(雅文体や俗文体等)の話を一緒にしてしまっていた為噛み合わないところがありました。済みません。では仮名遣に絞れば契沖の仮名遣いも作られたものであり、伝統を元に表記の「正しさ」を求めればそれこそ万葉仮名…という風になってしまうのでは。

2013-07-15 19:52:14
Souri Yoshio @Ki___G

@nozakitakehide @acy いえ、興味というか専門で勉強をしておりましたので割合切実な問題だったんです。ご丁寧に有り難う御座います。

2013-07-15 19:53:30
野嵜健秀/NOZAKI Takehide @nozakitakehide

@Ki___G 契冲のかなづかひが「作られたもの」だと云ふ話はよく聞くんですが、國學つて實證的な學問として初めて日本で成立した學問でして、契冲の歴史的かなづかひにしても事實にそつたありのままの記述だと思ふんですよ。もともと、本來は斯う書くものだらう、つて報告なんですね。

2013-07-15 19:55:35
Souri Yoshio @Ki___G

@SatoSuguru ですので、断絶がある以上、生きた言語に於いて「昔からの」伝統に「正しさ」の根拠を求めるのは無理があるとの立場です。先ほど自分でも気付いたのですが仮名遣いと文体の話を一緒にしていました。で記述通り「日本語」に関してはやはり明治期が一番激動であったと思います。

2013-07-15 19:57:19
野嵜健秀/NOZAKI Takehide @nozakitakehide

@Ki___G 萬葉假名にしても、實は江戸時代までは「生きてゐた」と言へるんです。當時の「ひらがな」も、のちには變體假名つて言ふやうになりますが、いろんな書き方があつて、萬葉假名の崩れた形が殘つてゐるんです。

2013-07-15 19:58:10
野嵜健秀/NOZAKI Takehide @nozakitakehide

@Ki___G と言ふか、ひらがなつてものが今の形になつたのは、明治政府がさう決めたからなんですね。それは近代化の過程で必要だつたからだと言つて良いと思ひます。

2013-07-15 20:00:36
野嵜健秀/NOZAKI Takehide @nozakitakehide

@Ki___G @SatoSuguru 或程度の期間社會で通用してゐないと、言葉は言葉つて認められないんですよ。だから、通用してゐる時點で、全ての言葉は最う「古い」んです。今私が、○○と云ふ意味だ、と言つて「あsdtlふぁうぇあ」つて書いても、それは記號であつても言葉ではない。

2013-07-15 20:04:08
林古參(元『林枯山』) @hayashicosan

@Ki___G @SatoSuguru 横より失禮致します。Souri樣の日本語の激動期でしたら、書き言葉で云へば明治期よりも激震期は、漢字の受容と消化による、漢字假名混じり文の確立まででせう。明治の變化はこれより激動などとはとても言へません。

2013-07-15 20:05:09
にっちも @nitchimo

@Ki___G もしかしたら既にお話し合いの中で出ているかも知れませんが、僕は歴史的仮名遣について「どの時代の表記」というものはない、と思っております。

2013-07-15 20:05:31
スグル・サトー @SatoSuguru

@Ki___G 日本語表記の明治期における變革は、それまでの表記の傳統を踏まへたものでした。だからそれほどの「斷絶」はない。ですが昭和の變更は表音主義を導入しようと云ふものでした。だから昭和の變更は斷絶と言つていい。

2013-07-15 20:05:53
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