「丸山健二文学賞」創設についてのツイート

丸山健二( @maruyamakenji )さんのツイートをまとめました。 丸山健二さん、自分の名前冠した文学賞 http://www.nikkei.com/article/DGXNASDG24033_U3A720C1CR8000/ 文学賞:丸山健二賞を創設 25日に募集要項発表 http://mainichi.jp/feature/news/20130724k0000e040218000c.html 続きを読む
書籍 文学 丸山健二 文学賞 純文学
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丸山健二 @maruyamakenji
【告知】丸山健二文学賞、始動します。近日中に眞人堂ホームページにて詳細を発表しますので、しばらくお待ち下さい。
丸山健二 @maruyamakenji
 文学の、この惨憺たる状況の中から、手つかずの鉱脈に挑めるほどの新しい書き手が突如として出現するとはとても思えず、むしろ、憧れいっぱい、夢いっぱいの、昭和や大正や明治の時代の少女趣味に彩られたナルシシズムの周辺を徘徊するのがやっとの、決してそれ以上ではない、お粗末な作品ばかり。
丸山健二 @maruyamakenji
 文学賞に付きまとって離れない悪臭を、あれほど忌み嫌っていた私が、その文学賞なるものを自ら積極的に設立する気持ちになったのは、日本のほかの芸術部門と同様、文学もまた、黎明期から先へ一歩も前進することなく、青枯れ病や立ち枯れ病にやられたまま、絶命してしまうという危惧を抱いたからだ。
丸山健二 @maruyamakenji
 権威の悪臭を完全に消し去ることは不可能だが、しかし、それでも極力抑えることは可能で、それには現在設けられている文学賞とは正反対のやり方をすればいいだけのことだが、要するに、商売的な狙いを最優先するという、反文学的、反芸術的なやり方をひっこめるだけでも、少しはまともになるはず。
丸山健二 @maruyamakenji
 派手なマスコミ発表、お祭り騒ぎの受賞パーティー、賞金といった、文学の志をむしろ逆撫でし、蝕むようなことをやめるだけでも、その文学賞の真意は正常値に近づき、応募してくる人たちの不純な動機を排除できるはずで、つまり、コンプレックスのかたまりと化した連中の一発逆転狙いを阻止できる。
丸山健二 @maruyamakenji
 あまりにも程度の低い、小説らしきものを書きつづけている選考委員の数をいくら増やしてみたところで、結局はどうにもならず、あの手の連中を雛壇にずらりと並べて文学賞に箔を付けようという魂胆からして大きな間違いで、そもそも下読みを他人に任せること自体からしてとんでもない間違いなのだ。
丸山健二 @maruyamakenji
 〈丸山健二〉文学賞では、当人自身が応募原稿のすべてに目を通し、ほかの誰も選考委員に加えないことによって、平均的で、没個性的な、いわゆる日本文学の標準的、平均的な陳腐な作品を徹底的に排除し、新しい文学の地平を切り開くことができると確信されたものだけを選出し、指標として世に出せる。
丸山健二 @maruyamakenji
 当然ながらわが文学賞のハードルは高く、予想では当分のあいだ〈まだ見ぬ書き手〉の登場はないということになっているが、しかし、これだけはやってみなければわからず、三十年にひとり出るか出ないかという才能の持ち主が意外にも早い時期に発見されるかもしれず、また、そうなってほしいものだ。
丸山健二 @maruyamakenji
 選考の基準は実にシンプルで、まずは何よりも文章力を優先し、というのも、文学が言葉を用いた芸術であるという原点に立ち返りたいからで、つまり、最初の一行でもって切り捨てられ、その先はいっさい読まれず、廃棄されることを充分に覚悟してもらい、甘ったれた救いを期待するのはやめてもらう。
丸山健二 @maruyamakenji
 文章力を具体的に言うならば、ありふれたゆるい地の文と説明的な会話がちらりとかいま見えた時点で失格と見なし、最初の一行から最後の一行に至るまで、吸引力を秘めた、これぞ書き言葉と思える文章でがっちりと組み上げ、寸分の狂いもないというものでなければ内容いかんにかかわらず切り捨てる。
丸山健二 @maruyamakenji
 作品の内容の基準もまた実にシンプルで、ひと言で表現するならば恥ずかしくなるほど安っぽいナルシシズムの異臭が感じられた段階で、それが、そうした薄気味の悪い陶酔に期待してやまない多くの文学ファンに支えられて世間に堂々と罷り通っているとしても、わが文学賞においては、即、排除される。
丸山健二 @maruyamakenji
 惨めなおのれに束の間の夢を授けるためのナルシシズムを相手にせず、そのナルシシズムを突き抜け、不気味で、複雑怪奇で、その分、感動的な、特殊な存在としての人間の本質や核心に高い精神性とずば抜けた文章力をもって肉薄する書き手に登場してもらうことによって〈文学ごっこ〉を終了させたい。
丸山健二 @maruyamakenji
 文学では食べてゆかれないことをよくよく肝に銘じ、光としての名誉と、肥料としての金銭とを、むしろ積極的に避けて通るほどの覚悟をしっかりと固め、いわゆる世俗的な〈いいこと〉などとはほとんど無縁な世界に身を投じる気構えで、〈丸山健二文学賞〉に挑むまだ見ぬ書き手を気長に待つことにする。
丸山健二 @maruyamakenji
【告知】丸山健二著『新装版 まだ見ぬ書き手へ』予約開始です。 http://t.co/IwSFLpAFDw @AmazonJPさんから

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