イアン・ハッキングしてみた/(2007)「人々の種類」
さっきの訳ではmy probesで訳したのですが、nonethelessって逆説で受けてるし、my probesでいいですかね?
2013-08-03 18:37:19私の探究my probesはrich detailに他の哲学者よりこだわっている。でもそれは単なる個別事象の話だけしてるのではなく、そうしたdetailへと導いているのはgeneral speculationなのだ、というような話でしょうかね。
2013-08-03 18:38:51前回の読書会ではイアン・ハッキングが自分のことを「philosopher of a particular case」と読んでいたわけですが、なぜここの事例を細かく分析することと哲学者であることが両立するのかと疑問を持った人は多いかと思います。この発言がそれを理解する糸口になれば。
2013-08-03 18:47:35標的が動いているから、科学研究が存在しない不動の標的を設定して狙いを外しているという主張「ではなく」、まさに射当てることによって標的が移動してしまうというような主張だと考えてよろしいでしょうか。
2013-08-04 17:40:10「もちろん射当てるのだ!そして私たちが探り当てたものはほとんどの場合真実だし、[そうでない場合も]真実からさほど離れていないのだ。」イアン・ハッキング「人々の種類」p315
2013-08-04 17:41:15ここからは標的が移動するという主張には、「だから移動する標的についてえられた知識は偽である」といったものは含まれていないと推測しても良いように思いますがいかがでしょうか。
2013-08-04 17:42:23で、移動する標的という主張と知識の増大が両立するという主張は概念的混乱conceptual confusionを招くので、自殺の例を具体的にみていこう、と述べられるわけですね。
2013-08-04 17:43:51【読了】イアン・ハッキング「人々の種類」Hacking, I., 2007, Kinds of people: Moving targets, Proceedings of the British Academy, vol.151, pp285-318
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