仮説:海上戦力は内線作戦の利点を活かしやすい?

 陸空と比較した場合、海上戦力の内線作戦は有利なのだろうか?  我が集中し分散した敵を各個撃破する内線作戦は、特に劣勢側に魅力的ではあるものの・・・  メモ的なものに留めますが、皆さんのご意見を頂きたく思います。
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名無し整備兵 @seibihei

例えば東シナ海という作戦領域を考えた場合、陸戦は数ヶ月を要するだろうし、海戦は数日かかるだろう。この間に主作戦正面で決戦し、勝利したなら他の正面に転用するということは、難しいだろうがそう無茶ではあるまい

2010-09-27 02:11:18
名無し整備兵 @seibihei

ところが空戦なら数時間もかからずに戦闘が終わるだろう。主作戦正面と支作戦正面の別がもしあるとしても、それぞれの作戦の時間差は、分単位か、下手したら秒単位だろう。これでは内線の利を活かせるとは考えにくい

2010-09-27 02:13:30
名無し整備兵 @seibihei

振り返ってみると、陸戦はその固定的要素ゆえに、空戦はその流動的要素ゆえに内線作戦の利点を活かしにくいという仮説を立てていることになった。

2010-09-27 02:16:57
名無し整備兵 @seibihei

海戦は固定的要素が少なく、また空戦ほどの迅速な戦闘経過がないだろうから、内線作戦の利点である集中の利を活かせるという仮説である。

2010-09-27 02:19:02
名無し整備兵 @seibihei

陸戦においても、機械化戦力を主体として固定的要素を少なくするならば、海戦と似てくるだろう。とはいえ、これらはもちろん仮説である。

2010-09-27 02:20:15
名無し整備兵 @seibihei

この仮説の検証のため、皆さんのご意見をお聞きしたいのだが、時間が時間である。今後数日かけて意見を集める事になろう。

2010-09-27 02:23:21
名無し整備兵 @seibihei

とりあえず、本日はこれまで。皆さんのご意見お待ちしております

2010-09-27 02:24:23
錆猫 @Nyar_Horten

基地航空と潜水艦によるものですが、マレー沖海戦を例に見ると英艦隊の行動目的が概ね明らかで且マレー半島周辺の狭い海域であってさえ、索敵能力に優 れた航空機での索敵捕捉に難儀し、また多層的に配置された潜水艦による監視網も瞬間的な捕捉は可能でも継続的な捕捉が困難であった事が分ります

2010-09-29 07:09:19
錆猫 @Nyar_Horten

現代の艦隊は独力での捜索範囲が艦載電探による200km前後、或は艦載機による1000km前後と広範囲になってます。しかし艦艇の低被視認性の向上等を考慮 すると、実は相対的に状況は第二次大戦時とさほど代わっていないのかもしれません

2010-09-29 07:09:31
錆猫 @Nyar_Horten

以上から、海上での戦闘は基本的に地上戦に於ける遭遇戦に近しい形態を取るのではないかと憶測します。双方共に交戦の意志を持って接触を試みている場 合に限られるかもしれませんが

2010-09-29 07:09:46
錆猫 @Nyar_Horten

艦隊単位で外線作戰を行う場合、其れを複数用意する必要があります。しかし現代は機材の価格向上等が原因で海上兵力(に限らない)は減少傾向にあり、 また価格や機能向上が元で個々の艦艇が其々守るべき存在(ニュアンス的に。巧い表現が見つからず)となる場合が多くなってきています

2010-09-29 07:10:00
錆猫 @Nyar_Horten

その為、必然的に艦隊は個々の防御の為に規模が拡大し、元々数的に減勢傾向にある海上兵力に於いて艦隊の数は減少、結果として一方面に対して投入可能 な纏まった兵力は減少する事になると推測します

2010-09-29 07:10:12
錆猫 @Nyar_Horten

前述と合わせて考える限り、現代の海上兵力は必然的に戦力の集中といった内線作戦的傾向のある行動(但し、守勢的行動に限らない)を取らざるを得ないのではないか、と個人的に推測します。尤も、以上は米海軍には当て嵌まりそうにない気もしていますけど

2010-09-29 07:10:25
錆猫 @Nyar_Horten

以上、名無し整備兵さんの「海上戦力にとっての内線作戦の価値は、陸上戦力にとってのそれよりも大きい」を読みつつ思った事をつらつらと。何となく趣旨を読み違えている気がしますが、気にしない方向で

2010-09-29 07:10:37
錆猫 @Nyar_Horten

斉撃法を取る場合 1.我全力を運用するに足る可き地域ある時。2.敵の兵力比較的多大なる時。3.攻撃時間に制限ある時。4.我各戦術単位の練度に充分の信 用無き時

2010-09-30 05:53:01
錆猫 @Nyar_Horten

順撃法を取る場合 1.我全兵力を運用するに充分の地域なき時。2.敵に比し我兵力二倍以上なる時。3.攻撃時間に制限無き時。4.各戦術単位の練度に信頼し 得る時(以上、海軍基本戦術第二編より)

2010-09-30 05:53:10
錆猫 @Nyar_Horten

遭遇戦の要訣は先制に在り之が為敵に先立ちて戦闘を準備し有利の状態に軍隊を展開し戦闘の初動より戦勢を支配する事緊要也(作戰要務令第二部第二章遭遇戦の要訣より)

2010-09-30 07:02:26
錆猫 @Nyar_Horten

例えばの話。ある対象と接触する場合、其対象についての情報が、①人伝いの伝言、②複数のトランシーバーを中継した連絡、③携帯電話による直通、何れの手段が尤も迅速であるか、というのが情報化の話(但し、其極一部)

2010-10-02 07:22:06
錆猫 @Nyar_Horten

情報を得た後、対象に接触する為の移動手段が、①自前の脚、②自転車、③原動機付自転車、何れの手段を用いた場合、情報を得た当時の状況に近い形で対象と接触する可能性が高いか、というのがプラットフォームの機動力の話

2010-10-02 07:22:15
錆猫 @Nyar_Horten

対象に接触する為の移動経路上に暴徒が存在する場合、①自前の脚、②自動二輪、③2tトラック、何れの手段で移動するのが最も安全で且最悪の場合暴徒を蹴散らす事ができるか、というのがプラットフォームの防御と突破に関する話

2010-10-02 07:22:25
錆猫 @Nyar_Horten

情報を得た時と同じ状況で接触できれば、其情報を満遍無く利用できる可能性が高まります。逆に得た情報との乖離が大きくなればなるほど不測の事態が発生する可能性が高まります。また、対象如何によっては接触までの時間を利用して何らかの対応を取り、此方の対処難易度を引上げる可能性もあります

2010-10-02 07:22:39
錆猫 @Nyar_Horten

以上、時間の重要性についてのお話でした(?)。尚、時間短縮による影響は相手のみならず自らにも降り掛かります。之までなら1時間近く考える猶予があったのが急に半分以下に短縮されたら?と考えてみれば、その影響は何となく想像がつくのではないかと

2010-10-02 07:22:51
錆猫 @Nyar_Horten

要するに古いプラットフォームを情報化したところで、こと陸戦に於いては其利が充分に生かせないだろう、という予想話でもあったわけです

2010-10-03 08:52:13
錆猫 @Nyar_Horten

例えば74式に10式並の情報化を施したところで、其情報化を生かす条件になる攻守走捜は単純に性能のカタログ値を見ただけでも74式の方が明らかに劣っているわけで、そこに機械的寿命や発電機の能力等を考慮すると新規に開発した方が適切でしょう、と

2010-10-03 08:52:23
錆猫 @Nyar_Horten

一方、之が海戦であった場合、プラットフォームの機動力に関しては当て嵌まり難いかと

2010-10-03 08:52:35