ベラルーシとウクライナの内部被曝

メモ(まだ結論はでていません)
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リーフレイン @leaf_parsley

数日前に、ウクライナとベラルーシの差についての話題があったのだけれど、どなたか一緒に考察をしてもらえないでしょうか? 1990年代のデータが見たいということだったので、線量推定としてOECDのチェルノブイリレポート http://t.co/8Nm8ZevE3D と(続く

2013-08-02 08:27:15
リーフレイン @leaf_parsley

@leaf_parsley 健康状態の参照としてWHOの2005年発行の、Highlights on health in Belarus(PDF)http://t.co/xXU2O5KDDx 及び、in Ukraine(PDF)http://t.co/WbYcpo0eH9

2013-08-02 08:28:59
リーフレイン @leaf_parsley

@leaf_parsley  初期の甲状腺等価線量については、表7,8を参照。今問題にしているのは、慢性的な内部被ばく管理についてなので、表9から。ベラルーシの汚染地帯に住む一人当たりの初期10年間の甲状腺被ばくを除いた内部被曝は、5504Gy÷1880612人=2.92mGy

2013-08-02 08:34:27
リーフレイン @leaf_parsley

@leaf_parsley 同じく表9よりウクライナの汚染地帯に住む一人当たりの初期10年間の甲状腺被曝を除いた内部被曝平均は、7860Gy÷1296000人=6.06mGy なので、ウクライナはベラルーシの平均値において、およそ倍だったことがわかります。

2013-08-02 08:36:50
リーフレイン @leaf_parsley

@leaf_parsley( 平均値で倍ということは、外れ値はもっと高くなるのでそこは要注意)

2013-08-02 08:37:30
リーフレイン @leaf_parsley

@leaf_parsley この差をもたらした原因は、内部被曝管理行政の違いと、経済体制の違いにあると推察。(ウクライナは1994年に市場の一部開放に踏み切った)

2013-08-02 08:40:37
リーフレイン @leaf_parsley

@leaf_parsley 仮に、「このレベルの内部被曝が身体への放射線被害をもたらすと仮定すると、10年間の線量差は両国の健康影響に差をもたらしているはず。」という視点から、WHOの資料をみてみると、一番気になるのが心血管関連のグラフでした。

2013-08-02 08:43:01
リーフレイン @leaf_parsley

@leaf_parsley Main causes of mortality by sex and age group のグラフの両国の二つのグラフを比較すると、(EU比較と、貧窮国比較) ウクライナの心血管異常は男女が一致して、若年層から上がっていることがわかります。

2013-08-02 08:46:58
リーフレイン @leaf_parsley

@leaf_parsley 一方、ベラルーシの場合、心血管異常があがってくるのは重に中年期であり、一部男性の15~29層で上昇があるものの、女性は追随していません。 もし、内部被ばくがメインの原因であるならば、男女差のないウクライナパターンであるべきだと思われます。

2013-08-02 08:49:12
リーフレイン @leaf_parsley

@leaf_parsley  ただし、だからといって、トータルでみた心血管異常がベラルーシでも無視しうるレベルだということではなくて、WHOのレポートでも対策を強化することが謳われています。中年以降の上昇は著しいからです。

2013-08-02 08:51:02
リーフレイン @leaf_parsley

@leaf_parsley  ICRPのpub113から指摘されてきた心臓への放射線影響を考慮しても、自分はもしかしたら、「外部線量を含めた、累積被曝の影響が見えてきているのでは」とちょっと思いました。(自信がない想像なので、根拠はもとめないでください。。。)

2013-08-02 08:58:02
buvery @buvery

UNDPはウクライナでは保健体制が崩壊して成人病が蔓延していると言っています。実際、HIVやMMR関係は悲惨な状態。RT @leaf_parsley: 「このレベルの内部被曝が身体への放射線被害をもたらすと仮定すると、10年間の線量差は両国の健康影響に差をもたらしているはず。」

2013-08-02 08:50:07
リーフレイン @leaf_parsley

@buvery HIVやMMRで罹患しても心血管としてカウントされちゃいますか?

2013-08-02 08:59:02
buvery @buvery

いいえ。問題点は二つ。ウクライナでは保健体制(特に成人病の管理)が崩壊しているとまで言われている状況なので、その例示として挙げました。RT @leaf_parsley: @buvery HIVやMMRで罹患しても心血管としてカウントされちゃいますか?

2013-08-02 09:02:08
リーフレイン @leaf_parsley

@buvery  ああ、なるほど、それはデータの上昇を促しますね。 心血管のグラフをベラルーシのみでみていると、EU比較と貧窮国比較ではかなり差がでてみえるんですよ。貧乏は病をもたらす、というのがよくわかります。

2013-08-02 09:03:46
buvery @buvery

@leaf_parsley もう一つは、国民の平均の被曝量へ還元するのは無理。汚染地域の濃淡は当然あるのだから、その線量依存性がないと、関係ないものを追いかけていることになる。これがもう一つ。

2013-08-02 09:03:51
リーフレイン @leaf_parsley

@buvery  汚染地域の被ばく量の濃淡については、ベラルーシは結構拾えるんですが、ウクライナが拾えないんです。 どうも明瞭な数値として外にでてきてなくて。もしご存じのがあればご教示くださいまし。。

2013-08-02 09:12:19
buvery @buvery

@leaf_parsley 年齢調整後死亡率でみると、ソ連圏が一番良かったのは、事故五年後の91年頃です。それから悪化して、最近ちょっと回復している、虚血性心疾患も似たような傾向だけれど、ウクライナが旧ソ連の中でも成績が悪い。 http://t.co/lLc1USfu1d

2013-08-02 09:08:30
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buvery @buvery

@leaf_parsley 年齢調整後死亡率、循環器疾患はこちら。もともとウクライナの方がベラルーシより一貫して悪い。(人口が老齢化しているので、SDRの数より実数はもうちょっと増えている筈。) http://t.co/BSZClYkJ2n

2013-08-02 09:11:35
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iPatrioticmom @iPatrioticmom

.@leaf_parsley さんの「ベラルーシとウクライナの内部被曝」をお気に入りにしました。 ←心疾患はベラルーシもウクライナもどっちも増えてると思うけどね http://t.co/PMVzWuBS7l

2013-08-02 12:18:55
リーフレイン @leaf_parsley

@iPatrioticmom  もっと細かい話をしてるです。一番大きい差は、なぜウクライナでは生まれた直後から心疾患が増加していて、ベラルーシではそうではないのか?という点ですね。その差をもたらしたのが内部被曝管理と保険管理の差なのか、貧窮度の差なのか、そこまでは結論はでませんが

2013-08-02 13:05:40
リーフレイン @leaf_parsley

@iPatrioticmom  私達にはいくつかの先行モデルがあるというのは、意識してもいいと思います。(これからさらに影響度が少ないモデルが北欧サーミですね。内部被曝は0.2~0.5mSv/y程度で、健康影響が見えていません)

2013-08-02 13:08:25
iPatrioticmom @iPatrioticmom

@leaf_parsley そなんだ。WHOのレポートに15-29歳という区分ってありましたっけ。事故当時の話?

2013-08-02 13:16:18
リーフレイン @leaf_parsley

@iPatrioticmom  引用文書をみてみてください、あれをスクリンショットで切り出さなかったのは、原本にあたってほしかったためなんです。年齢区分で出てますよ。

2013-08-02 13:21:26