デファイアント再考~何がしたかった・何がまずかった・理想的には?
@Jagdchiha @FHSWman @JDSDE214 英国だってちゃんと前方にも撃てそうな機体を計画しててですねry https://t.co/nkGAUjThNA
2013-08-03 19:13:36@FHSWman 予定では20mm機関砲4門だったようです。Specification F.11/37で出された双発複座戦闘機の全天候戦闘機で、デファイアントと同じメーカーが出した設計案で、デファイアントの双発拡大版と言ってもよさそうです。
2013-08-03 19:22:17@FHSWman @futaba_AFB やってることはまさにB-29の銃塔制御システムの単砲塔2銃手バージョンですよ 目標が一方の銃手の死角に入ったらもう一人がシームレスに受け継ぎます
2013-08-03 19:15:13こうして出来上がった「理想化デファイアント」P-61は、その費用に見合うものだったのかしら? 同じ費用でレーダーの無いP-51を5機揃えたところで夜間迎撃はできそうにないので、換えの効かない能力であったのは間違いないのでしょうが
2013-08-03 19:16:48hmm... P-61が有人銃塔でなくリモコン銃塔になってる理由は何なのかしら? 夜間の眩惑防止・振動・爆音その他から射手を切り離すことができるメリットはありそうですし、銃塔を小型化できて抵抗面で有利そうではありますけども。恐ろしく複雑高価な管制システムに見合うのかな
2013-08-03 19:28:06P-61の背部銃塔は量産開始後にバフェッティングの原因として廃止され、後に復活するけども廃止された理由は他に「リモコン装置含め銃塔自体がB-29の前上方のそれと同じで、B-29へ優先供給され数が揃わなかったため」とな、実際本当に同じものだったわけだ
2013-08-03 19:35:03ううむ、P-61がリモコン銃塔「でなければならない」理由ってのは分からんなあ とはいえレーダーは触接を得るためのもので、接近してからは目視で敵味方及び機種を確認してから攻撃する訳だし、そのために広い視界と見越し射撃に長ける高性能照準器は必要だった訳で、満たすのがそれしかなかった?
2013-08-03 19:46:55そもそもP-61の開発は英空軍がデファイアントが発揮した戦果に執着して生まれた「将来夜間戦闘機」の方針をノースロップが聞き及び、米陸軍の後押しを貰って始まった訳だし、その要求に含まれる「デファイアントより強力な旋回銃塔」を満たすには、最早銃塔内部に直接人を乗せていては不可能だなあ
2013-08-03 19:52:26アメリカ武官団が英国へ出張して手に入れたレーダーとその運用構想、および将来夜間戦闘機のビジョンの報告を受けたのがハップ・アーノルドで、その瞬間彼の頭に閃いたのが「都市防空ではなく、将来の戦争で昼夜を徹して揚陸し橋頭堡を築く米軍の夜間の空を守る戦闘機の存在は盲点であったこと」とな
2013-08-03 19:58:54この用途に見合う機体こそP-61であって、彼の周りにいる将官もこの計画に関わっていたことから英空軍がノースロップに依頼した夜間戦闘機開発計画をそのまま米軍が引き受けて同じノースロップに作らせ続けることにした、と
2013-08-03 20:01:18さらにその裏にあったのが米国の援英軍事援助によって「中立を保つため軍用機供与を議会で禁止されたために商業的に英国へ輸出された民間機」の対価を技術によって支払うとして訪米したチザード使節団がもたらした「レーダーとジェットエンジンの技術」によって夜間戦闘機の次の段階が見えた、と
2013-08-03 20:05:41hmm...都市防空であれば、レーダーサイト群と連携した単座機でも出来る。でも揚陸地点(即ち敵地!)の上空での夜間防空となると、レーダーサイトとの連携は期待できない。5機のP-51でなく1機のP-61が必要になる理屈は、そういうことなのね
2013-08-03 20:05:43つまるとこ、P-61は「理想化されたデファイアントのように見える機体」ではなくて、まさに「理想化された米国製デファイアント」なんですな
2013-08-03 20:08:11