ジブリ流れで最近荒井由美『ヒコーキ雲』が流れるのが神経によくない。いやデビュー当時厭になるほど聞かされて・・・ま、バックバンドは殆ど「はっぴいえんど」で結構なもんですが、昔、学生運動崩れが自分たちの「惜別曲」みたいにセンチメンタルに流しまくった時期があって食傷気味なんです
2013-08-21 21:14:42ここのところ、原稿が憂鬱でコンピュータを開かないでいて、久しぶりに開くと、相変わらず、殺人、事故、自殺という文字ばかりが目についてこれまた憂鬱。気圧のせいか普段あまり聞こえない飛行機の音が重く聞こえて来るのも何かの知らせのようで気鬱・・・って、まあ・・・水が落ちて来る
2013-08-25 08:00:31ディディ=ユーベルマンがマルローのことを書いた本を出したのを知って速攻で注文。まあマルローはさしあたりどうでもいいのですが、ここのところ、ユダヤ系の思想家にとって視覚性とは実際のところ如何なるものか、という曖昧な思いが浮かんで、ユダヤ系のディディを考え直さねばと、曖昧に、また。
2013-08-25 08:06:03黙ってようと思ったのですが、まあ藤圭子さんについては瞽女さんの娘さんであの歌とか、いろいろな意味で痛ましい感じがします。宇多田ヒカルさんは中上健次の『鳳仙花』が好きとか川端さんの殆ど読まれない『女であること』を面白いと言ったり、不思議だなと思うことがありました・・・
2013-08-25 21:52:45「同情」からでもマスコミは追い掛け回すでしょうし大変なことでしょう。現に僕も会ったこともない人についてわかった風なことをここで口にしたりするわけです。宇多田さんの歌を特に聴くわけではありませんが何故か『Keep Triyn'』という歌だけ変に神経的で好きで、まあ、聴くことにします
2013-08-25 21:57:29久しぶりに『名指しと必然性』を読むと、なんだかシェイクスピアの妖精パックが降りて来て話しまくっているような、いい感じです。米哲学でのその位置とか、毀誉褒貶とか、レベッカ・ゴールドシュタインやノリスの皮肉交じりの賞讃とかは僕にはさしあたりどうでもいいことです。真夏の夜の夢ですね。
2013-08-25 22:06:25図式。世界は神=言葉によって創造された。従って世界は完璧な言語体系の世界だった。それが何事かによって崩壊してしまった(バベル神話その他)。従って「人間の使命」として「本来の完璧な言葉の体系」を再獲得しなければならない。・・・これがユダヤ−キリスト教的な「欲望−使命」としてある。
2013-08-26 00:56:50とりわけ英米哲学における「哲学者の仕事」は殆どそのことに尽きるように見える。言葉と「言葉になり得ぬもの」との関係を修復すること。・・・「言葉になり得ぬもの」の定義=自らは言葉を発するが言葉の対象となり得ぬもの? それでいいか?
2013-08-26 01:01:35どちらにしろこのままの形での「哲学」は「日本」では有り得ない。別の回路? もっとも、今更「日本の哲学」といった陳腐な言い草はないだろう。それは存在するのかも知れない。しかし道元等々ではなく、たとえば日本的分析哲学は泉鏡花という名を、或いは折口信夫という名を持つとか?・・・・
2013-08-26 01:10:06私事。持病の軽度ギックリ腰! お笑いです。夏は完全に部屋に隠ってしまうのでバイクにも乗らない。大きい方を久しぶりに始動したらバッテリーは満充電なのにカタカタクランキング。どうもオイルが一時的に偏留してしまっていたようです。ボクサーエンジン特有の問題ですね。さすがに直ぐ回復。
2013-08-30 08:50:10私事2。部屋に隠ると言っても山小屋とか別荘!とかじゃありません。相変わらずのアパート隠りです。アパートじゃないのかな、これはメゾネット? まあ小部屋です。崩れた本だらけ、直さなきゃいけません。
2013-08-30 08:57:37ラヴジョイの『存在の大いなる連鎖』が文庫になったことは書いた気がします。かつてのアメリカ思想史界の宗主みたいな人ですね。ときおりアメリカに現れるがらの大きい思想家。しかしこの人を叩き潰す格好でカルナップを長とするウィーン学団グループが戦後アメリカ哲学界を睥睨することになるわけです
2013-08-30 09:02:08『風立ちぬ』最初は客が入ってないという話だったので見にいこうかなとも思ったんですが大ヒット。行くのやめました。前も書いたように『ひこうき雲』聴くと軽いヒステリーを起こしそうになるんで。それにヒロインの名が奈穂子、変なドイツ人の名がカストルプ! と聞くとちょっとげんなりしてしまう・
2013-08-30 09:15:17まあ誰もが知るように「風立ちぬ」はヴァレリーの詩『海辺の墓地』の一節ですが、「風立ちぬ、いざ生きめやも」っていう昔の訳は、これじゃ古き流行歌ってもんでしょと昔から思ってました。原詩は Le vent se lève, il faut vivre.....あんま変わんないか・・・・
2013-08-30 09:20:16因にこれに続く一節はヴァレリー自身の墓碑に刻まれている筈です。「神々の沈黙の上に、長い視線を投げて、沈思の後の この快い報い」・・・これもさすが原詩のほうがいいですね。
2013-08-30 09:23:16『共食い』を見る。過労ってほど疲れて見たので再度見ないと見切った気がしませんが原作も荒井晴彦さんの脚本も粘る家族的肉体関係の重力と愛憎?で書かれているのに、青山さんはそれが機能するのを厭うかのようにその傍らを風のように突き抜けて行くみたいな撮り方をしている・・・その不思議な疎隔感
2013-08-30 09:48:16しかし篠原有希子さん演じる「琴子さん」が、「この人子供の時会ったことがある」という変な個人的記憶なのかなんなのか・・・僕も母系が九州なんで、もしかしたらこういう喋り方をする親戚のような人がいたのかもしれない。喋り方がひどく懐かしいのだ・・・ああ、意味のない映画の見方ですね・・
2013-08-30 10:06:21