ロック,テクノ,ファンク&ソウル――それぞれの〈音楽の聴き方〉
- t_mutsumin
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ロマン・ロランは「ベートーヴェン第九交響曲」という一曲の為に捧げられた本を記している。それだけこの曲が実は難解だということなのだが、都合があり一読した。楽譜が一つの言語による記述であることに納得した。内容を把握していると言い難いが、批評の可能性、にはこの書で出遭ったと言ってよい。
2010-02-09 22:23:09ジャンルなんて批評家やレコード会社がエンドユーザーのためにつけた記号でしかないのだし。俺にとってBEATLESもBON JOVIもMr.BIGもB’zもflampoolもロックなんだよ。シェパードがいいとかポメラニアンがいいとかダックスがいいとかと同じ。
2010-02-09 22:24:04と言っても、ジャンルと言うのは実に都合のいい記号であることには変わらない。ロックをひとつとってもHR/HM、70’s、サーフ、ソニック、ロックンロール・・・まぁ、いっぱい。
2010-02-09 22:31:59ここで大切なのは「いろいろ」と「ロック」だったりする。多分、ロックをいろいろ聴いたのであって、いろいろなロックを聴いたわけではないと思われる。いろいろなロックとは前述したBeatlesにはじまる一連のバンドのことである。輩がロックだと思っているものを中心に聞いているのが問題である
2010-02-09 22:37:45CD屋の洋楽コーナーに行くと「泣きのロックの決定版!!」とかって帯がしてあるCDとかいっぱいある。買って聞いてみると「全然ロックじゃねーし!」なんてのはザラ。つまり、俺のロック感とずれてる。けれど、これはそれだけ裾野が広いことを意味してる。
2010-02-09 22:41:10裾野が広いわけだからなに選んだっていいわけよ。批評家やアーティストになるわけじゃないんだったら、最近のGREEEENとか勧めればいいのよ。わざわざBeatlesをひっぱてくる必要はないの。最新でGoodなラブソングが巷にはあふれてるわけだし。
2010-02-09 22:46:46RT @TV_DECKHEAD: CD屋の洋楽コーナーに行くと「泣きのロックの決定版!!」とかって帯がしてあるCDとかいっぱいある。買って聞いてみると「全然ロックじゃねーし!」なんてのはザラ。つまり、俺のロック感とずれてる。けれど、これはそれだけ裾野が広いことを意味してる。
2010-02-09 22:48:28しかし、趣旨はそこじゃないはず。たとえば、ScorpionsとかジミおじさんとかDeepPurpleとかを聞かせるためにはどうすればよいか?になると話は違うのよね
2010-02-09 22:49:12いや大変に面白い。が、噛む隙すら見当たらないのでただ食むばかりだ。 RT @tricken: .@TV_DECKHEAD さんのロック論が面白い。
2010-02-09 22:53:56@tricken ロック論て。。。そんなつもりはなかったんですけどねw ただ、以前は○○はソウルとか××はR&Bってガチガチだったんだけど、最近は「アーティスト=ジャンル」と言う風になってきたので。ついでにと言う感じ。
2010-02-09 22:55:47自分は〈ファンク〉というジャンル名から面白い音楽を聴ける世界に連れていってもらった、という感覚があるので、けっこうジャンル名は“感受概念”としては有用だと思っている。が、〈ロック〉となるとさすがに話は違うだろうなあ。ロックを語るって相当難しい。生きて、変容し続けるジャンルだし。
2010-02-09 22:57:35.@TV_DECKHEAD 正しく言い直すと、「いかに〈ロック〉は素朴に語りえないか」の論だと思って読んでました。ファンク&ソウルは、見巧者にとっては「70年代に一度“死んだ(=終わった)”ジャンルだ」という断言から話ができるのですが……でも、完全に死んだわけでもないという。
2010-02-09 23:00:00話を戻して。意外に多いのが洋楽であると言うことで食わず嫌いをしている方。これは「歌詞が意味わからんから」というところに根ざしてる部分がある。これはすごくよくわかる。実際私もこのパターンだったし。
2010-02-09 23:02:33.@ivnin ジャミロクワイは、音楽史の文脈では英国の〈アシッドジャズ〉というムーヴメントの文脈から出てきたんですが、僕はファンキーだと思ってます。本当の起源は60年代のアメリカ東西両海岸まで遡ります。
2010-02-09 23:03:05ファンクとテクノについて調べた結果、ジャンルってのは「歴史的ダイナミズムを大づかみに把握するための概念」であって、一人一人のミュージシャンを一つのジャンルに縛りつけるものではない。一人のミュージシャンは、ロックもソウルもジャズもテクノも、平気で利用できる。
2010-02-09 23:06:37これを治療する方法はほぼない。聞き方を変えるしかない。ボーカルを“唄い手”としてではなく“楽器”としてみる。ただし、非常にセンシティブな楽器としてみなす必要がある(まぁ、ここまでする必要はないけど)。楽曲でボーカルラインがあることで曲が成立していると感じることができれば問題ない
2010-02-09 23:06:43洋楽が聴けるようになったのはSly & The Family Stoneに出会ったからだけれど、それはあるミュージシャンとの間の影響関係を、言葉のレベルでなく、音のレベルで比較する必要が出てきたからだった。Slyは色んな人のルーツミュージックで、そのルーツとは音それ自体だった。
2010-02-09 23:09:13次に問題となるのは曲調。これは問題だ。年代によってさまざまな訳だし。ここで最初にもどってジミおじさんやDeepPupleを聞くためには、どうすればよいかなのだが、この年代の曲調を分析するしかない。
2010-02-09 23:09:20『歴史的ダイナミズム』なるほどー。ロックとかサンバとかはもうちょっと重心っぽい言葉の気がしていますけれど、でも納得です。 QT @tricken: ジャンルってのは「歴史的ダイナミズムを大づかみに把握するための概念」であって… http://bit.ly/aMYOkq
2010-02-09 23:10:2270’sを表現するならばチープかなと。あとはモコモコしてる。「何言ってんだ?」となるかもしれんので、注記しておくと、デジタルリマスターとかじゃないCDだとクォリティがあまりよろしくないため音の太さが細かったり、補うためにBassを上げすぎて音が丸くなってしまうためこうなる
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