What's 「どるばこ！」？

なめくじ たべぞう @namekuji_tabezo

ＰＣがプロデューサーというのはファッションモンスターの時からの流れだった。可愛いモデル（のちにアイドル）を皆でプロデュースして、時にＰＬのフェチズムがあらぬ暴走を引き起こす。それ、きっと楽しいよね。そういうゲームがコンセプトでありそこはブレなかった。

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サイコロフィクションの中でも構造的にマギカロギアが近いかなー、となんとなく思ったので、まずはこれをベースにすることにした。とはいえ、そのまんまパクるのも芸がない。アレンジを考えるにあたって、まずはこのゲームの問題点を挙げてみた。

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まずＰＣはプロデューサーでアイドルがＮＰＣとして大量に生まれるとキャラが埋没しやすい。それと、ＰＬのアイドルへの愛は肯定される仕組みが欲しい。あとは、サイクル制でさらに育成などを行う構造上、ボドゲ色が強くなる。ここらを解決するためにカオスフレアのフレアシステムに注目した。

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フレアシステムはそもそも常に良くできている。それにＮＰＣが沢山いるとそのキャラのロールプレイでも札を獲得できるという構造は、他のＰＣのサイクルでも楽しくプレイできる。ＰＬは承認欲求が満たされて気持ち良くなるし、ロールプレイが促進されてキャラの埋没も解消できそうだ。そう思った。

なめくじ たべぞう @namekuji_tabezo

フレアはトランプを使うので、特技表もそれに合わせてトランプ対応に。軽くチューンしてまずテストプレイをしてみたら想像以上に面白かった。アイドル作ったり育成するだけで楽しい。なるほど、これキャラメイクとか成長の面白さだ。というかクライマックスの「フェス」が蛇足にしか思えない。

なめくじ たべぞう @namekuji_tabezo

そんな感想を抱き、手応えと共にクライマックスの構造に相当な不安を持った。これはのちにＰＣが持つ「余命」というアイドルに命を捧げるというリソースの登場で払拭されるのだが。いま思い直すと初期のフェスルールはクソゲーだったな。良かった直って。

なめくじ たべぞう @namekuji_tabezo

他にはアイドル作成は面白いが、とにかく書き込むのが面倒だ、となったので色々ユーザーインターフェースを改良した。名前表は苗字を削除し、更に「ひらがな」の名前にしたり。とはいえプレイして思うのは多少の手間はアイドルへの愛へと変わるらしい。新たな発見だった。

なめくじ たべぞう @namekuji_tabezo

色々あって出来上がったものは、なんというか実にプレイ中の密度が濃い、不思議なゲームになったと思う。ボードゲーム的ではあるんだけど、アイドルのキャラクターが立ってくると妙な愛着が湧く。具体的には余命を削る気になる。ＴＲＰＧなのかイマイチ不明だけど（笑）

なめくじ たべぞう @namekuji_tabezo

それとこれはゲーム作成には関係ないけどゲームの魅力に大きく関わるので外せない話題。今回ツイッターでイラストを募集してみたら本当に素敵な絵を絵師様が提供して下さいました。感謝してもしきれません。絵付でセッションやると本当に楽しいのですよ。改めてイラストの威力を思い知りました。

なめくじ たべぞう @namekuji_tabezo

なんか長くなってしまった。以上です。他にも「猿の惑星」誕生秘話とか追加ルールのとんちき世界とか成長パターンの話とか面白そうな話題もあるんだけど、僕が作った部分ではないので辞めときますｗ