〈シリアスな思考〉嫌悪としての「萌え」――教養と鑑賞の明るくない未来?

新世代の「萌え」礼賛の背後に、旧世代の教養や鑑賞に対するルサンチマンがあるという見立ては、旧世代の被害妄想なのか。
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@odg1967

@tamanoirorg いや、それは彼らが「萌え」を〈シリアスな問い〉と対立するものとして捉えているからでしょう。「せっかく気持ちよく萌えてるんだから、こむずかしいこと言うな」みたいな。

2010-02-10 23:14:29
@tamanoirorg

コメディア・デラルテがそもそも、高度に記号化されたキャラの組み合わせによるシリアスな問いを放棄する作劇法を持っているんですけどね、誰かその辺りのところやっている人はいないのかな。@odg1967

2010-02-10 23:16:40
@odg1967

@tamanoirorg あー、なるほど……。でも、非常に知的な創作と鑑賞の対象ではあるわけですよね。

2010-02-10 23:23:55
@tamanoirorg

基本的には大衆演劇ですし、「セビリアの理髪師」まで消化されても、やはりそういう色彩を色濃く留めている。「フィガロの結婚」では一ひねり入りますが。@odg1967 あー、なるほど……。でも、非常に知的な創作と鑑賞の対象ではあるわけですよね。

2010-02-10 23:29:32
@odg1967

@tamanoirorg ううむ、そうなんですか。喜劇と萌えというのは歴史研究の対象となる可能性がありそうですね。

2010-02-10 23:35:28
@odg1967

道徳に過剰に固執することで価値観の奴隷一揆(貴族道徳の解体)を企てるのがニーチェのいうルサンチマンですが、萌えに過剰に固執することで価値観の奴隷一揆(教養と鑑賞の殲滅)を企てる新たなルサンチマンが発生しつつある……というような単純な話ではないですね。萌えの両義性を考えないと。

2010-02-11 04:46:04
@odg1967

はてブのコメントで教えてもらいました。千野帽子「「下から目線」と「負の教養主義」」 http://j.mp/2IWiS2 http://j.mp/7IvKxj

2010-02-12 08:07:56