テレビ朝日『ザ・スクープ』で振り返る「日米 核の歴史」

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💫T.Katsumi📢 #FreePalestine 🇵🇸 @tkatsumi06j

「ザ・スクープ」第3章視聴後の所感。「原子力の平和利用」がいかに、日米の原発推進勢力により進められてきたかは、これまでNHKなど他局でも扱われてきた。しかしその背景でどれだけ巧妙な作戦が展開されてきたかをここまで克明にした番組もなかったのではないかと思う。続く

2013-08-15 10:07:20
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所感・続き。アメリカが世界における核戦力の優位性を保持するために展開された核戦略の中における原子力平和利用のコンセプトは、まさに広島平和研究所の田中教授が言うように常に「表裏一体」であった。核兵器と原発は常にコインの表と裏。ただしそれは技術的側面ばかりではないのだ。続く

2013-08-15 10:10:53
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所感・続き。近年 #日米原子力協定 を追い続けてきた座間宮ガレイ氏 @zamamiyagarei 氏は、「ザ・スクープ」に「価値はない」 https://t.co/5ly8ZBRByB と断じる。果たしてそうだろうか。メディアを”ありのまま”に評価すればそうかもしれない。続く

2013-08-15 10:16:05
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所感・続き。座間宮氏はさらに「日米原子力協定の改定にむけた準備(プロパガンダ)をテレビ朝日というマスメディアを使ってスタートさせた」https://t.co/zsxYAhKvsL とまで言い切る。私からしてみれば「だからどうした」というのが素直な感想だ。続く

2013-08-15 10:17:25
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所感・続き。正直、この番組は #日米原子力協定 そのものよりも、これまで日本の原発世論や政策を決定付けてきた日米原発推進勢力と、その実質的背景を暴くことについてもっとも力を入れた内容だったと思う。そのため、肝心の日米原子力協定に関する印象が薄いことは拭えない。だが、続く

2013-08-15 10:19:30
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所感・続き。だが、マスメディアが伝えきれないところを補完し強化することこそが、情報権者の務めではないだろうか。これまで座間宮氏が発信してきた内容は確かに凄い。だが、6編の動画とブログは、1つの報告書にまとまっているわけではない。テレ朝はこれを実現した。そこには力の差が表れる。続く

2013-08-15 10:22:08
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所感・結び。だがそれでも、テレ朝の情報は、いまもっとも日本国民が知るべき喫緊の課題としての #日米原子力協定 の改定問題について触れていない。ならば、そこは「知る者が」補完すればよい。そしてその背景を報せる目的として、今回の番組とこのまとめは必ず役に立つだろうと私は信じる。了

2013-08-15 10:24:34
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ここまで、なんとか午前中に終えることができたようだ。だが、肝心の「総括」はこれから。これまでの「ザ・スクープ」の話に、どう日米原子力協定が絡むのか、その位置付けは何なのか。番組が伝えきらなかった部分を、これから俯瞰的かつ大局的観点から補完します。その前に・・・朝食を(^^;)

2013-08-15 10:28:03
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あらたに副題を追加しより見やすくしました。総括はこの後掲載します。 「【視聴メモ】テレ朝『ザ・スクープ』原発と原爆 日本の原子力とアメリカの影 #日米原子力協定http://t.co/LGZIwY0DDz

2013-08-15 11:05:17
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I posted 44 photos on Facebook in the album "2013.08.11テレ朝『ザ・スクープ』「原発と原爆 日本の原子力とアメリカの影」資料画像集" http://t.co/e5rZtrLk3h

2013-08-15 11:17:06
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「ザ・スクープ」総括 ①番組は、主に戦後原爆投下を受けた直後(1945年)から、直近の現在(2013年)に至るまで 、アメリカの壮大な核戦略がいかに日本の原爆・原発政策を支配してきたかを描くことに注進している。アメリカの核戦略は、日本に原爆を投下した直後から始まっていた。

2013-08-15 12:06:47
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「ザ・スクープ」総括 ②まず第1章。米ソ核軍拡競争の黎明期にあって、米側は水爆実験や商業用原子炉の開発においてソ連に遅れをとった。そこでアメリカは、国際社会を巻き込んだ核戦略の大転換を行った。時のアイゼンハワー大統領は国連で「ATOMS FOR PEACE」を訴え支持を集めた。

2013-08-15 12:10:24
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「ザ・スクープ」総括 ③原子力(”核”ではなく)の平和利用を訴えるこの戦略には、ソ連を出し抜くことに意味があった。【番組が触れていない点①】、1957年の国際原子力機関IAEAの設立もその戦略の一環であった。この米主導の核管理体制確立に至る原子力平和利用の広告塔が日本だった訳だ。

2013-08-15 12:16:16
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「ザ・スクープ」総括 ④アメリカの対ソ冷戦下の核戦略として原子力平和利用を世界に普及するために、アメリカにはその「成功事例」が必要だった。そこで目をつけられたのが、敗戦国であり、GHQの影響下にあり、そして原爆投下国という3つの好条件を備えた戦後の日本だった。

2013-08-15 12:19:46
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「ザ・スクープ」総括 ⑤まずアメリカはどこよりも先に原爆投下の効果を確かめまた情報を占有するためにABCCを派遣した。これにより当時占領されていた日本における原爆情報は外に漏れることがなくなった。そのような政策の中で犠牲となったのがウェラー氏のようなジャーナリストだった。

2013-08-15 12:22:58
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「ザ・スクープ」総括 ⑥当初、この時点(1945年)時点で、アメリカに「核戦略」等という大仰なものがあったかは疑問だ。したがって、情報占有のために行われたABCCの情報統制は、あくまで原爆投下の効果と、その後の核開発に繋げるための戦略だったと思われる。ただし、

2013-08-15 12:24:37
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「ザ・スクープ」総括 ⑦ただし、さらなる原爆開発を行う上では、#残留放射能 による放射能症や原爆症についての情報を米国内で知られてはまずかった。巨費を投じて行われたマンハッタン計画のような計画を量産レベルで維持するだけの財力はさすがにアメリカにもなかったからだ。つまり、

2013-08-15 12:27:06
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「ザ・スクープ」総括 ⑦【番組が触れていない点②】つまり、原爆投下当初、ABCCが徹底的な情報統制を敷いた背景には、1950年代に始まる壮大な核戦略の前段として、まず国内で核兵器を量産する体制を確立するために、 #残留放射能 の情報が邪魔だったという視点が必要である。

2013-08-15 12:29:22
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「ザ・スクープ」総括 ⑧アルバレス元米エネルギー省顧問が言うように米科学者たちが #残留放射線 の危険性を指摘し「キャリアを失うことを恐れた」背景には、核兵器量産体制に移行するために議会などでの突き上げを避けるために軍・政府がこれを覆い隠す必要性があったのだ。

2013-08-15 12:32:29
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「ザ・スクープ」総括 ⑨そうして順調に核兵器の量産体制へと移行していた時期、(まさにだからこそ「ブラボー」の水爆実験が行われた)、1950年代に、あの第五福龍丸事件(1954年)が起きたのだ。原爆投下から10年が経とうとしていたアメリカの核戦略は新たなるステージに入っていた。

2013-08-15 12:36:58
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「ザ・スクープ」総括 ⑩アメリカの核戦略は、同盟国への核兵器配備に移行していた。そのため「原子力が建設的に利用されれば、核兵器も受け入れやすくなるだろう。」(1952年10月の国防総省機密文書)という考えのもと、1953年12月の「原子力平和利用」演説が大々的に行われたのである。

2013-08-15 12:40:33
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「ザ・スクープ」総括 ⑪この「核兵器受け入れ」のための原子力平和利用戦略に、国家安全保障会議の計画に基づいて組み込まれたのが、被爆国である日本だった。まさに悪魔のような計画である。この時に偶発的に起き、計画の障害となったのが1954年の第五福龍丸事件という位置づけになる。

2013-08-15 12:44:12
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「ザ・スクープ」総括 ⑫【番組が触れていない点③】番組では米NSCの計画は「核兵器を使用できない」がための情報工作という位置付けになっていたが違う。「使用できない」のではなく「配備できない」からだ。つまりアメリカの核戦略における日本の位置付けは、将来の核兵器配備国なのである。

2013-08-15 12:47:25
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「ザ・スクープ」総括⑬西側友好国への核配備を考え核戦略の次の段階に入ったアメリカにとって、第五福龍丸事件は目の上のたんこぶ以外の何物でもなかった。だから完全に否定しダメージを最小限に抑えようとした。そして、その後日本で再び核ヒステリアが起きないよう情報工作の強化に乗り出したのだ。

2013-08-15 12:50:47
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「ザ・スクープ」総括⑭「核兵器に対する日本人の過剰反応は核実験の続行や原子力の平和利用に支障を来す。日本への情報工作の強化が必要だ」とする、1954年10月の国家安全保障会議報告書に基づき、日米原発推進勢力による大規模な宣伝工作が展開されるようになる。ここから第三章に突入する。

2013-08-15 12:53:03