「狂人の論理」と「異世界本格」

京極夏彦の話題から派生した議論。 本格ミステリにおける「狂人の論理」と「異世界本格」について。
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トロ@Mcs @McsToro

@smith996 ですです。詰まる所、ミステリ作家と言うのはネタを一度拡げると言う過程に慣れているため拡散が主であるSFにも親和性があるのです。それ故、SFミステリなんてのが生まれるのです。

2013-08-14 03:24:57
スミス(ガチャピンみたいなの) @smith996

@Tomatsu_A_Tick (ちなみにサイコパスっていっちゃうと個人の世界に限定された動機かつ、一貫した論理も成り立つかが微妙って思ってたり)

2013-08-14 03:28:29
Tomatsu Aquinas @Tomatsu_A_Tick

@smith996 松井さんが引いてた八百屋お七のエピソードからの連想(有名なサイコパステスト)で使っちゃったんですよね。サイコパスは実在する症例ですけど、狂人の論理は虚構の産物(云ってしまえば密室やトリックと同じ)なので両者を等式で結ぶのは確かにナンセンスかもしれません。

2013-08-14 03:39:25
壁野紙魚 @simisou815

太陽が眩しかったから人を殺したあの異邦人も、ひとつの狂人の理論かもしれないのねん。

2013-08-14 03:50:56
壁野紙魚 @simisou815

突き詰めたら、「狂人の論理」って言うのは、記述者、犯人、世界ではじき出される関数計算みたいなものなんちゃいますCAR

2013-08-14 03:53:55
壁野紙魚 @simisou815

宇宙人とか、犬とか、イスとか、地図とか、幽霊とか、ミステリなんて気楽に視点として据えてしまいますやん

2013-08-14 04:00:30
壁野紙魚 @simisou815

まあ当たり前に社会規範っていう範囲制限も関係するんでしょうけどね。愛憎関係、金銭トラブルはだいたいアブノーマルな回答にはなりにくいですしー。メンツとかプライドは場合によりそー。

2013-08-14 04:07:27
たたら @tatara_ka

異世界本格と狂人の論理について誰かまとめはよ。参加者把握できてない。発端と思しきものについては「アプローチは違うけど意外性のタイプは共通だよね」という論旨だと受け取ったのだけど、ちょっと分からない。意外性を感じる段階でも「理解」と「納得」の度合いが別物じゃない?

2013-08-14 07:24:48
たたら @tatara_ka

たとえば『折れた竜骨』は異世界本格と呼ばれるだろうけど、解釈の引き出しは我々の現実にかなり近いところにベースを置いてると思う。その例によらず、舞台が変わってるだけで「意想外の解釈」を引き出そうとする点では、異世界本格も通常の?本格も志向は同じ。しかし、狂人の論理は方向から違う。

2013-08-14 07:29:45
たたら @tatara_ka

言語ゲームになっちゃうほど個人の定義にズレがあるとも思えないけど、完全に感覚なので分からんぜいによ。議論全体の価値なんざ知らないが面白そうに騒いでたから端っこで手を上げてみた。

2013-08-14 07:35:21
たたら @tatara_ka

読むときは「異世界本格すげー!」「狂人の論理すげー!」としか思ってないし。たぶん。

2013-08-14 07:39:31
積木鏡介 @tumikikyousuke

異世界本格と狂人の視線、それにSFとミステリーなど… 昨夜は熱帯夜をも吹き飛ばすような、熱い議論が飛び交ってたんですね、ツイッター上で

2013-08-14 11:13:59
琴瀬美沙 @K_misa_maguro

なんと言いますか、昨日の話、皆さんの話が理解できないわけじゃないのになんで噛み合わないんだろうと思ってたんですが、どうも私、前提がずれてたようです。「異世界本格」で想定していた作品が。

2013-08-14 11:55:30
琴瀬美沙 @K_misa_maguro

狂人の論理、狂人の論理と言い出した人間の感覚がずれてたというのは我ながら笑えない……

2013-08-14 11:57:42
琴瀬美沙 @K_misa_maguro

『生ける屍の死』は異世界本格の中でも更に特殊な部類なのか……。ブブミツさんがはっきり説明なさってたツイートは読んでたのに、分かってなかった。

2013-08-14 12:04:25
琴瀬美沙 @K_misa_maguro

北山猛邦とか石持浅海を想定してれば混乱しなかったかも。

2013-08-14 12:05:40
琴瀬美沙 @K_misa_maguro

異世界本格かつ狂人の論理だけど、その狂人の論理は異世界が舞台であることと何ら関わりがない作品、というのもあるなあ。

2013-08-14 12:11:06
ないとー @schizophonic

異世界本格は最初に狂人の論理(常識的でない世界観)を共有することから始まるアクロバットだと考えます。読者も狂人の論理を共有する―みんなが狂っているのなら、狂人の論理こそは、その世界の正しい論理になる。それが僕の異世界本格のイメージです。

2013-08-14 12:19:02
渋江照彦 @shibue827

異世界本格という呼び名は何だかワクワクしますね……。この場合、面白いと思われるのは、多分異世界の判定方法が作者や作者が想定しているだろう読者の現実に照らし合わせた上で異世界と考えられる世界で、どれだけ所謂ミステリ的な手法・理論による謎の開拓・解明が出来るのかなのでしょう。

2013-08-14 12:25:40
小森健太朗@相撲ミステリの人 @komorikentarou

チェスタトンとか泡坂妻男の亜愛一郎シリーズのいくつかの作品を「狂人の論理」とか「狂人の論理」とか形容されることがあって、私も評論で用いたことのある表現だが、本来論理に狂ったものなどない。論理と狂気は相容れない。

2013-08-14 12:31:35
風のハルキゲニア @hkazano

いや狂気には狂気の論理があると思うんだけどな。フォン・ドマールスとかアリエッティとか、それが果たして妥当なのかはともかくとして、狂気の中に論理を見出そうと苦闘した精神科医はいたわけで。そういう狂気の論理に基づいたミステリがあったら読んでみたい。

2013-08-14 12:48:38
くるぱ @kurupha

深い意味は分からないが狂気に論理はあると思う。解体しても、論理の破片はあると思う。うまく言えん。

2013-08-14 12:51:56
くるぱ @kurupha

狂気の論理は前提が一般とはずれてるけど論理自体は一般的に見える。

2013-08-14 12:52:40
小森健太朗@相撲ミステリの人 @komorikentarou

私が思うに狂った論理といわれるものは、狂った因果連結とか、狂った連想的結び付けであって、論理ではないと思うんですよ。@hkazano

2013-08-14 12:54:00
ぐってぃ @goody_13

なるほど。昨日の熱いTLは京極作品の感想から始まっていたのか。そして狂人の論理や異世界ミステリなどに発展した、と。

2013-08-14 12:56:49
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