第48回生物物理学会年会・３日目

横山　雅俊 @yokodon001

@yokodon001 #bpS10 3P183「分子モーターのモデル系としての情報熱エンジン」　中央理工・鳥谷部君（→、若手の会経由の知り合い）　彼も分子モーターの専門家の１人。ただ、時間の都合で今回の話は聞けずorz

横山　雅俊 @yokodon001

@yokodon001 #bpS10 3P195「粘菌の集団振動における転写パルスの単一細胞レベルの解析」　東大総文研・正木君（→、若手の会経由の知り合い）　彼は元々アメーバ運動の専門家で理論家。現在の職場で実験にも進出。細胞内での代謝反応は本質的に確率過程で（続く）

横山　雅俊 @yokodon001

@yokodon001 #bpS10 （3P195の続き）その様子を特定の遺伝子の転写課程に関して調べたというもの。実験材料は粘菌（去年のイグノーベル賞でネタ http://bit.ly/d7UAbE になったあれ）。いろいろ話は盛り上がったが、字数制限超過確実ｗ

横山　雅俊 @yokodon001

@yokodon001 #bpS10 さて、時間の都合で今日はここまで。最終日のポスターのメモの残りは、明晩必ず終わらせますｗ

横山　雅俊 @yokodon001

@yokodon001 #bpS10 さて、昨晩中断した生物物理学会年会３日目のポスターのメモ、最後の続きを今から連続で発言します。毎度の如く、演題番号、題名、内容や演者に関するコメント等の順で書きます。

横山　雅俊 @yokodon001

@yokodon001 #bpS10 3P203「画像相関法を用いた糖質コルチコイド受容体(GR)の核内動態解析」　北大・金城さん（→、昨年度は学会誌編集委員でご一緒）のグループ。GRはステロイドの受容体で、医学・薬学方面の方々なら抗炎症ステロイドの作用点としてお馴染み。（続く）

横山　雅俊 @yokodon001

@yokodon001 #bpS10 （3P203の続き）で、GR（糖質コルチコイド受容体）は、生化学的に云うと、細胞質から核内に移動し転写因子として働く。その移動の様子を蛍光相関撮像法（FCS）で調べたというもの。ただ、…詳しい話は聞けずorz

横山　雅俊 @yokodon001

@yokodon001 #bpS10 3P227「シナプトタグミンによる肥満細胞開口放出に関与するSNAREの膜融合制御」　名市大・平嶋さん（→、大学時代の恩師の一人）　肥満細胞はシナプス後部におけるシナプス小胞からの伝達物質放出のモデルとされ、他方でそれ自身が（続く）

横山　雅俊 @yokodon001

@yokodon001 #bpS10 （3P227の続き）生理的な意義を持つ。仕組みとしては大同小異で、Caイオン依存的に複数の蛋白質（関与する一群の一部がSNAREと呼ばれる）が協同的に作用して膜融合が起こり、小胞内部の物質が吐き出される。（更に続く）

横山　雅俊 @yokodon001

@yokodon001 #bpS10 （3P227のさらに続き）SNAREに関して詳細は http://bit.ly/aIRqrg を（pdf 形式）。研究の話も色々聞いたが、世間話でも盛り上がってしまったｗ　背景と話が結構複雑なので、詳細は機を改めて。

横山　雅俊 @yokodon001

@yokodon001 #bpS10 3P249「シナプス小胞分極におけるミトコンドリアの役割」　ミトコンドリアの神経終末（シナプス前部）の機能における関与を検討したという話。で、シナプス小胞自体が分極（負に帯電）していることが重要らしく、それにミトコンドリアが関係するらしい。

横山　雅俊 @yokodon001

@yokodon001 #bpS10 （3P249の続き）ただ、話の詳細は聞けずorz

横山　雅俊 @yokodon001

@yokodon001 #bpS10 3P252「記憶・学習中枢の海馬に性差はあるか？」　東大・川戸さんのグループ。脳内ステロイドの話で毎年一群の研究発表をしている。で、今回も性ステロイドが脳内で合成され、脳機能に関与するという話。特に機能的な性差との関連示唆は興味深い。

横山　雅俊 @yokodon001

@yokodon001 #bpS10 今夜中に終わらせるつもりだったが、諸事情ｗと通信環境不良ｗにより、またやむなく中断orz

横山　雅俊 @yokodon001

@yokodon001 #bpS10 残念ながら昨晩中に終えられなかった分の、生物物理学会年会＠仙台の３日目ポスター発表の模様を今から可能な限り上梓します。毎度の如く、演題番号、表題、内容や演者に関するコメント等の順です。

横山　雅俊 @yokodon001

@yokodon001 #bpS10 3P254「PS2遺伝子変異導入マウスにおける瞬目反射条件付けの解析」　徳島文理大・岸本君（→、大学時代の研究室の後輩）　大学在学中から彼は瞬目反射条件付けの研究を続けている。vol. 50-4 の生物物理学会誌にも記事あり。（続く）

横山　雅俊 @yokodon001

@yokodon001 #bpS10 （3P254の続き）今回は、アルツハイマー病のモデルとなる遺伝子変異マウスを作製し（というか作ってもらいｗ）、その学習能力への影響を調べたというもの。まだ予備段階＋α程度の結果らしい。因みに、PS-1, PS-2という２種の酵素の（続く）

横山　雅俊 @yokodon001

@yokodon001 #bpS10 （3P254のさらに続き）変異が、βアミロイド形成を促し、アルツハイマー病の病態に結び付くという話がある。ところで、彼の「生物物理」掲載論文はこれ： http://bit.ly/dwzlBe

横山　雅俊 @yokodon001

@yokodon001 #bpS10 3P257「モノアラガイの中枢神経系においてインスリン用ペプチドにより誘引される長期増強(LTP)」　徳島文理大・伊藤さん他　ヨーロッパモノアラガイやナメクジを材料にした学習と記憶の機序に関する研究は、伊藤さんのライフワークで、（続く）

本間善夫 - サイエンスアゴラ2023出展（11/18-19） @ecochem

医。 RT @yokodon001: @yokodon001 #bpS10 （3P254のさらに続き）変異が、βアミロイド形成を促し、アルツハイマー病の病態に結び付くという話がある。ところで、彼の「生物物理」掲載論文はこれ： http://bit.ly/dwzlBe

横山　雅俊 @yokodon001

@yokodon001 #bpS10 （3P257の続き）北大時代から続いている仕事。モノアラガイは味覚忌避学習の材料として用いられ、長期記憶を形成することが知られる。その過程を調べるため、伝達物質の一つインスリン用ペプチド（MIPⅡ）の分布と効果を調べたとのこと。（続く）

横山　雅俊 @yokodon001

@yokodon001 #bpS10 （3P257のさらに続き）ただ、今回は詳しく話聞けずorz　実は前回の年会の実行委員でもあり、学会会場から徳島駅までタクシーに乗る時、タクシー乗り場まで見送ってくれたのが件の伊藤先生だった。

横山　雅俊 @yokodon001

@yokodon001 #bpS10 3P263「視覚連合野の視覚情報表現は階層的である」　理研・谷藤さんのグループ　題名は長いので後略。デビッド・マーの「Vision」以降、脳内での視覚情報処理の研究はいわゆる不良設定問題の一つとして知られてきた。本研究もその系譜上にある。

横山　雅俊 @yokodon001

@yokodon001 #bpS10 （3P263の続き）ただ、今回は詳しく話聞けずorz

横山　雅俊 @yokodon001

@yokodon001 #bpS10 3P310「エネルギー代謝機構を持つプロトセルモデル」　東大総文研・近藤君（→、生物物理若手の会の後輩；2P302の富樫君の「大学の後輩」）　「プロトセル」とは脂質２重膜の小胞内に酵素反応のネットワークを持つ細胞の原型モデル。（続く）