孫泰蔵さん 「王貞治に学ぶ日本人の生き方」を読んで考えたまとめ

孫泰蔵さん( @taizoson )が、「王貞治に学ぶ日本人の生き方」を読んで考えたツイートのまとめ 斉藤孝著「王貞治に学ぶ日本人の生き方」(NHK出版生活人新書)  http://amzn.to/aCcur5
3
taizoson.eth @TaizoSon

今朝は「超一流」という言葉の意味がわかったような気がしたのでここに記述しておこうと思う。

2010-10-01 08:31:33
taizoson.eth @TaizoSon

通算本塁打数868本の世界記録を持つ王貞治氏や10年連続200本安打のイチロー氏など偉大な記録を残す選手は「一本足打法」や「振り子打法」 などと名前がつけられるようなその人独特の「型」を持っている。

2010-10-01 08:32:08
taizoson.eth @TaizoSon

明治大学文学部教授の斉藤孝氏はこの「型」というもの、しいては「心技体」の考え方は、ヨガに始まり中国の道教も加わり、さらに日本の禅の伝統と重なり、今日の能や茶道をはじめとする様々な芸道など日本文化の水に共通する哲学として日本に定着した、と述べている。

2010-10-01 08:32:55
taizoson.eth @TaizoSon

たしかに剣道や柔道などの武道や日本の伝統技能などおよそ「道」とつくものは、ふだんの癖を矯正して合理的な動きを身につけるため、まず徹底的に 「型」の練習をする。その「型」に自分の感覚をはめていくことによって、ムダのない動きができるようになるからだという。

2010-10-01 08:33:52
taizoson.eth @TaizoSon

斉藤孝「ふだんの私たちの自然な動きはムダが非常に多く、戦いやパフォーマンスには向いていない。したがって東洋、とくに日本では、まず自然に任せればうまくいくという考え方はしない。」

2010-10-01 08:35:00
taizoson.eth @TaizoSon

斉藤孝「ムダを排除し、徹底的に合理的な動きに組み替えていくために「型」をマスターする。そのうえで「型」を通して得た身体感覚をよりどころにしつつ、応用を利かせていくという順番になるのである。」

2010-10-01 08:35:36
taizoson.eth @TaizoSon

斉藤孝「『型』をマスターしたといっても、型どおりに仕事やプレーをするわけではない。『型』の感覚を根づかせることで、状況の変化にも臨機応変に対応できるようになるのだ。つまり『型』を身につけることは、感性を鍛えることにもなるのである。」

2010-10-01 08:36:15
taizoson.eth @TaizoSon

王貞治氏の有名なエピソードに、1961年から巨人の荒川コーチのもとで一本足打法の習得のために鬼神のような練習をしたというものがある。実際、あまりの猛練習で畳が擦れて減り、足の形のところだけへこんだ畳や、まさに真剣な面持ちで日本刀を振る写真などが王貞治ミュージアムに展示されている。

2010-10-01 08:37:00
taizoson.eth @TaizoSon

このすさまじい猛練習は、ベストなスイングのイメージ記憶を体全体にしみこませるという、まさに「型」を生み出すための猛練習だったのだろう。その意味で王貞治氏やイチロー氏は、「型」に習熟して一流のバッターになるどころではなく、自分で「型」を編み出すというレベルの選手だったことがわかる。

2010-10-01 08:37:29
taizoson.eth @TaizoSon

彼らはまさに「超一流」の選手たちだ。この「型」という日本伝統の身体文化は、私たちがなにかに習熟し上達するために非常に役立つ重要な考え方なのではないかと思った。「孫泰蔵流仕事法」のようなものが作れないだろうか。僕も仕事において「型」を作ることを意識しよう。そのために猛特訓だ。

2010-10-01 08:38:14
taizoson.eth @TaizoSon

斉藤孝著「王貞治に学ぶ日本人の生き方」(NHK出版生活人新書)を読んで、今朝はそんなことを考えた。

2010-10-01 08:38:36