キュレーション 「現代アート」をつくったキュレーターたち [単行本] について
『キュレーション』ハンス・ウルリッヒ・オブリスト、発売になりました。私はまだ実物見てないですが、注文した人はもう届きつつあるらしいです。 http://t.co/CPZ7u8xn3l
2013-08-25 22:15:50キュ1 まあ宣伝なのですが、『キュレーション』がどんな本なのか連ツイ形式で簡単に紹介したいと思います。現代アート界の重鎮、ハンス・ウルリッヒ・オブリストが1960年代頃から活躍しているキュレーションの先駆者11人にインタビューをするという本です。
2013-08-25 22:41:46キュ2 その11人の名前をここに列挙しても、たぶん日本ではほとんど知られていないというか、無名といってもいいのですが、このところ日本でも広まっているビエンナーレとかトリエンナーレとか、美術館外での野外展示などの形式をつくった人たち、と言うと「ああ、あれか」となると思います。
2013-08-25 22:56:27キュ3 ポンピドゥーセンターを創ったポントゥス・フルテン、ドクメンタを現在の形にしたハラルド・ゼーマン、南米で現代アートの基盤をつくったヴァウテル・ザニーニ、フェミニズムとアートをつなげたルーシー・リパード…
2013-08-25 23:06:02キュ4 素人の作品でも36時間だけなら展示したウォルター・ホップス、デュシャンのアパートから「遺作」を運び出したアン・ダノンコート、ゼロックスのコピー機で立派なカタログを作ってしまったセス・ジーゲローブ…
2013-08-25 23:10:58キュ5 ピカソの絵を公費で購入するのに住民投票までもっていったフランツ・マイヤー、ドイツの片田舎から先鋭的な展覧会を発信しつづけたヨハネス・クラダース、1960年代にオランダの現代美術シーンを盛り上げたジャン・レーリング…
2013-08-25 23:21:22キュ6 あとは学者出身でキュレーターへと華麗な転身を遂げたヴェルナー・ホフマン…。でてくるエピソードがいちいち面白いのでつい細部に目が行ってしまいますが、現代アートというものがまだ存在しなかった頃の彼らの奮闘が今日のアートの基盤を作っていると思うとわりと感慨深いものがあります。
2013-08-25 23:33:52キュ7 と、ここまで書くとみんな外人ばっかりじゃないか、どうせ現代アートの歴史に日本は関係ないじゃないか、となりそうですが、ここでミソなのは取り上げられている人々が、スイス人であるオブリストが何かしらの形で影響を受けたキュレーターだ、ということです。
2013-08-25 23:42:57キュ8 印象的な展覧会があっても、それがどのようにキュレーションされたものなのかは、なかなか記録に残りません。そのキュレーターについて知りたくても、あまり資料がない…ということででは存命なうちにお話をききに行こう、といって行われたインタビューを集めたのがこの本なわけです。
2013-08-26 00:06:11キュ9 どうして、もうおじいさんおばあさんになっているキュレーターに話をききに行くのか、といったら、それは今後の自分の仕事に参考になるからです。誰も無から有を生み出すということはできないわけで、先人の仕事にインスパイアされたり(パクったり)、しながら前に進むわけです。
2013-08-26 00:13:32キュ10 というわけでこの本はキュレーターにとって良質のネタ本になるのではないかと考えています。無論アーティストにとってもそうです。最近はキュレーターがアーティストのように振る舞ったり、その逆も然り、というボーダーレス化?が見られますが、その源流も本書の内容に見られます。
2013-08-26 00:21:45キュ11 ネタ本、というと聞こえが悪いかもしれませんが、一つ言えるのは、ここに登場するキュレーター達も、天才であるように見えて実は猛然と過去の美術をよく勉強しているということです。知ることを恐れずにどんどん吸収すればいいのです。
2013-08-26 00:41:09ハンス・ウルリッヒ・オブリストがキュレーターに行ったインタビュー集。読みたい。『キュレーション 「現代アート」をつくったキュレーターたち』 http://t.co/TWMp1LCkkb
2013-08-26 12:14:41【アート・建築・デザイン > 美術館・博物館のベストセラー】第2位 キュレーション 「現代アート」をつくったキュレーターたち http://t.co/MveJW84zPf
2013-08-27 04:39:49きのう久しぶりにのぞいた紀伊國屋でオブリストの『キュレーション』あったので、買いました。日本の書店で本買うのは久しぶりです。やっぱ本屋っていいですね。
2013-08-27 10:21:28ハンス・ウルリッヒ・オブリスト『キュレーション 「現代アート」をつくったキュレーターたち』 http://t.co/T2noO2WXAe 『独身者の機械』展キュレーターのハラルド・ゼーマンのインタビューも掲載されているんですね。これは面白そう。
2013-08-27 12:04:51三省堂なう。オブリストの「キュレーション」も面白そうだけど、保坂さん監修の「アール・ブリュット アート 日本」も面白そう!二冊とも買うか…。 http://t.co/woleu4T1K1
2013-08-27 19:45:29都現美のショップには、長谷川祐子さんの『キュレーション』、難波祐子さんの『現代美術キュレーターという仕事』、CCAの『キュレーター・ミーティング no. 2』はありましたが、ハンス・ウルリッヒ・オブリスト『キュレーション』は未入荷(8/27時点)。本日amazonで注文しました。
2013-08-28 05:48:17オブリスト『キュレーション』。制度や社会を引き受けながらやり合ったり、歴史が定まらない時相のキュレーションの「リアリティ」が知れる、全体に面白い本。僕はとりわけセス・ジーゲローブのところから刺激を。美術館という制度の構造、アートの本質、それを実現するためにいかに「ふるまう」か。
2013-08-29 16:02:20気になってたオブリストによるキュレーターインタビュー集<キュレーション>(フィルムアート社)ブックデザインに三宅ねえさんの名を発見
2013-08-31 13:41:24オブリスト『キュレーション』どくりょう。ポントゥス・フルテンのとこで「ユートピア&ヴィジョン」の話がでていたので久しぶりにタージ・マハル旅行団 『旅について』みる。DVD買ったときもらった粟津潔のレプリカ・ポスターはどこいったかな。http://t.co/KBUpFnPCiM
2013-09-02 00:37:51