機動戦士ガンダム第08MS小隊感想

08MS小隊全12話+ミラーズ・リポート、ラスト・リゾートの感想を予定しています。10年ほど前の中学時代に一度視聴済み。ガンダムシリーズの知識はさほどありませんのであしからず。
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七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

あとアイナがヒロインのはずなのにこれまで殆ど彼女に関して呟いていない(大汗)シローとの絡みが再発する辺りからが多分本領発揮なんだ……!と思う。

2013-09-19 00:17:52
七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

さて、08MS小隊の視聴感想。後半戦として6~8話の感想をまず書こうかと思う。飯田さん、後は任せた……!ということで。

2013-09-19 19:24:01
七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

この後半戦では作風の変化が見られた点をまず述べなければならない。僕が特に感じたバトル、連邦、そしてシローの描き方の3点を中心にして述べようかと思う。

2013-09-19 19:25:29
七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

【ロボットバトル描写について】……08小隊の前半はシローとその周辺の人間ドラマとサクセスストーリーがメインを占めていたと感じていたが、第6話「熱砂戦線」はそれまでの08小隊とは異なりロボットバトルをアピールするかのようなエピソード。飯田監督初登板の勢いを感じずにはいられない。

2013-09-19 19:27:16
七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

全体的にメカニック描写が細かいの何の。冒頭の脚部可動部に砂が入って機体が動かなくなる小ネタから始まり、アプサラスの接近に備えたシミュレーション描写、実戦時のバルーンやネットランチャー、遂にビームライフルの初登板などなど……。

2013-09-19 19:29:04
七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

それだけにとどまらず、泥臭いロボットバトルを表現する姿勢も感じられる。第6話のアプサラスの巨体へ体当たりを敢行したり、押しつぶされそうになったりする陸戦型の姿がその良い例ではないかと感じる。 http://t.co/y56VqMVfid

2013-09-19 19:31:40
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七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

こだわったメカ描写や作戦だけではなく、メカの動かし方にパイロットの感情がより強く込められているように感じられるのが飯田監督の持ち味かもしれない。シローの仲間を、そしてアイナを守ろうとする姿が陸戦型のがむしゃらな動きから伝わってしまう。

2013-09-19 19:33:44
七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

お二人の作風の違いでは神田監督が"チーム戦を得意分野、手作り、ローテクの温もりが漂う装備の描き方"を得意とし、飯田監督が"1対多、1対1などでの個の描写を得意分野、用意された装備を元にダイナミックな描き方"を得意とする方……なのかなと。

2013-09-19 19:36:32
七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

前者のチーム戦か個人戦かでは対照的な方かもしれないが、後者に関しては作る神田さん、使う飯田さんと何か良いコンビだったのかもしれない。

2013-09-19 19:37:46
七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

また人間描写の前半からロボットバトルの後半に転じていく事は、話の展開としては必然的にテンションが上がる訳であり、バトル描写の点ではこのバトンタッチが怪我の功名となったかもしれない。

2013-09-19 19:39:47
七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

【組織描写について】……神田監督の前半は"隊員の自由気ままでさっぱりした組織"だった連邦軍だが、飯田監督の後半は"神経質な面々によるギスギスとした組織"として描かれる感じ。連邦という組織としては嫌な組織になってきており、そこはある意味宇宙世紀の連邦らしいステレオタイプ。

2013-09-19 19:42:21
七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

この点に関しては、極東方面軍内での物語から、上官たちを含む組織全体の描写に連邦の描き方が変わり、シローの物語が小隊内のサクセスストーリーから、アイナとのロミオとジュリエットへと変化していき、連邦という組織が一種の憩いの場から立ちはだかる壁となったというべきだろうか。

2013-09-19 19:44:41
七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

個人的にジダンさんが第8話で退場してしまう件に関しては永井一郎さんのイーサンによる一人二役の件が原因ではなく……多分物語における居場所がなくなってしまった事によるんじゃないかとふと感じる。 http://t.co/DPkm52THSE

2013-09-19 19:46:35
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七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

前半は「自由気ままな極東方面軍の姿」を描く作風であり、年長者でありながらちょいワルなジダンさんはそんな前半の連邦を象徴する人であり、後半で用なしになってしまったのかも。シローとの絡みも少なかった事も災いしていたかもしれない。

2013-09-19 19:48:07
七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

組織の描写はミクロからマクロへと後半では変わったかもしれないが、物語の焦点はマクロからミクロに変わったような後半の世界かもしれない。

2013-09-19 19:49:12
七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

【シローの描写】……前半は兵士として成長していくシローの姿を描いたと感じたが、後半は人間として成長していくシローの姿なのかもしれない。隊長として連邦の仲間達を全員死なせない姿勢から、人として敵味方問わず誰も死なせないへと変化していく。

2013-09-19 19:51:44
七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

特に第8話においてジダンから「良い兵隊になれないぞ」とその甘さを指摘されたり、敵味方を救う姿勢での行動において命令を送らず自分一人で先行してしまう姿からシローが兵士から人として戦って行く姿勢の変化を感じた。

2013-09-19 19:53:23
七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

果たしてこの変化についてだが、もしかすれば隊長失格かもしれない。ただシローが地球に来る事に関して自分の可能性を探っていたような事が第1話で語っていた事に気づき、いわば自分の生き方を捜す事がシローの物語ではないだろうかと感じる。生き方を変えるきっかけに出会えた訳かもしれない。

2013-09-19 19:55:23
七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

ただ、惜しむらくはアイナとシローの接点が前半で希薄となってしまった為、第6、7話での急接近と、ジオンに家族を殺害された過去が追加されてしまい第7話でのモノローグが不自然と思えてしまう点だと思う。

2013-09-19 19:56:52
七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

前者については人としてか隊長としての成長劇のどちらに重点を置くかでバランスを取りきれなかった点が原因かもしれない。後者については飯田監督の漫画作品を見る限り、多分シローは「ジオンに相当な恨みを持っている」点がどうしても譲れないものだったのかもしれない。

2013-09-19 19:58:40
七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

ただこの後半のシローの描き方については前半で培った人間関係を踏まえて軌道を変えようとしている姿勢は確か。アイナとの関係やシローの過去に急な感じはしたもののそれ以外は違和感がさほどないのが正直なところである。

2013-09-19 20:00:12
七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

そういう意味では前半で作られた人間関係の土台を元にして、組織の変化とシローの変化(これは当初からの予定だったと思うが)へと繋げていったともいえそうかも。

2013-09-19 20:01:04
七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

【描き方の変化とか】……個人的に注目したい点ではキャラクターの外面での描き方、要は作風や動かし方についても後半で変化が確かに見られる点ではないかと思う。

2013-09-19 20:04:41
七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

昨日"さっぱりした画風と適度なデフォルメ"が前半の作風にマッチしていたものと述べたが、後半では"太い輪郭とデフォルメの抑制"が絵柄で感じられる。同じ作品の前半と後半でも画面から与えるイメージが違ってくる。

2013-09-19 20:06:17
七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

いわば08における"ゆるい画風"を担当とされる方が杉浦幸次さん(第1、4、7話)で、一方"締める画風"を担当される方が横山彰利さん(第2、6~8話)という印象。お二人のキャラの描き方についてはいわば塩山紀生さんと谷口守泰さんの例のような異なる味わいを楽しめる。

2013-09-19 20:08:33
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