すっごいもののそとっつら

素晴らしいものとは,真理とはなにか。 そのちょっとした皮の一部みたいなもんが昨日わかりました。 なあんて。だから何って話だけどw。
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難題の預言者、悉若無@いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

人間もまた、非人間的でさえある(言い換えれば、人間が其は人なるものなりと言わんものはちっぽけなことなのだろう)。人は人ならざるものによりたときに、人を脱することがある。人を脱した人が、人に非人間的な、美しいものを与えるのである。

2013-09-23 18:05:27
難題の預言者、悉若無@いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

ときとしてそのようなひとは、偉大なひと、および崇高なひと、等と言われる。名人、棟梁、チャンピオン、言い方は国や世界によってさまざまだが―――ともかく、そうしたひとは、すがたかたちこそひとでありながら、それをこえ、超越的(超越「論」的ではないだろう)であり、

2013-09-23 18:07:06
難題の預言者、悉若無@いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

さながらこの世にいないなんらかの、別世界の現象であるかのようなのである。(身もふたもなく言い換えてしまえば”オーラが違う”的なナニカである。)

2013-09-23 18:07:59
難題の預言者、悉若無@いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

難しい事は、これを「評価」するひとは、そのようなひとではないということだ。だから、英雄も名人も偉人も、歴史の中ではとても限定的である。大抵そんなものは、多数決で決まっているからだ。評価されるポイントをひっぺがして、人はそれをフラットに評価したと言う。だがそれは意思の集合に過ぎぬ。

2013-09-23 18:09:19
難題の預言者、悉若無@いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

彼が歴史の偉人である理由、偉人である理由など、多数の意思が雑多に選んだものとたがわない。人ならざるもの、になった多くの者のすべてが、歴史に名を残しているわけではないことから、このことは確実に裏付けられている。

2013-09-23 18:10:28
難題の預言者、悉若無@いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

これはゲームの話の用語だが、決して侮れない考えである。アラヤの抑止力、自然がその種を滅ぼさんとするとき、その力よりも強い力を持つ者がその種のなかから誕生する。それは集合的な無意識のようで、しかしそれゆえに非人間的な人が生まれる。その意味では偉人はいくらでもいるのだと。

2013-09-23 18:12:54
難題の預言者、悉若無@いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

とても正鵠を得た世界表現だったものだ、これはタイプムーン社の創作における言葉であった。

2013-09-23 18:13:23
難題の預言者、悉若無@いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

すばらしいひと、ひとをこえたひと、超人。それはいつでも、だれにでもおとずれる。ときとして、なんでもないような、社会からは頽落者同然であるものが、かくあるものになるときさえ、存在してしかるべし。それほどに、すばらしいものとは人と全く持って無関係なのである。

2013-09-23 18:15:14
難題の預言者、悉若無@いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

そう、その経験は例えば、エロスの中に現れる。人は人と交わるとき、本当に求め合う時が訪れる。その時は、互いに嫌がるような感情で、快感を表現しているのだ。このようなパラドクシカルな状況では、人間に人間から脱してしまう瞬間が前後している。

2013-09-23 18:16:17
難題の預言者、悉若無@いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

故にそれは恐怖の感情であるのだ。おぞましい、母なる、怪奇なる回帰の欲望が、破壊的な欲望がおりなす、恐怖、畏怖、それそのものが織りなす快楽なのである。何に対してのソレか。言うまでもない。人としてあったわれが、人ならざるものになりかわる瞬間にだ。

2013-09-23 18:18:02
難題の預言者、悉若無@いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

セックスのあいだで、人は誰しもそれを超えかかる。 そういうことだ。

2013-09-23 18:18:26
難題の預言者、悉若無@いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

麗しいセックスは、そのような交わりによって美しく成立する。故に、これが純粋に破壊のために用いられた、人間的に用いられたときに「穢れて」見えるのだ。穢れの交流ではない。全く美しいからこそ、非人間的だからこそ、人間的に扱うときに穢れて映るのである。

2013-09-23 18:19:26
難題の預言者、悉若無@いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

姫と殿が交わる、その時姫は悲鳴をあげる(これはダジャレではないよ)。それは、彼女もまた我が人であった時を忘れ、人ではないなにかになってしまう、偉人になってしまうことへの恐ろしさであり、同時に殿がそうあらんとすることへの恐ろしさへの敬礼であり、畏怖であり恐怖である。

2013-09-23 18:20:47
難題の預言者、悉若無@いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

言うまでも無く、同様に殿にもこれは当て嵌まる。 麗しく交わった時、偉人同等の事態となるのだ、そしてその様子を互いに畏れあう。フロイトさえも言う、本当の快楽とはセックスの直後であると。事後であると。 それ以前は苦痛なのだ。気持ちよさとは裏返しである。

2013-09-23 18:22:03
難題の預言者、悉若無@いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

ひとが、名作たる作品のごとく美しくなる。そのときはいつも、ひとはべつのいきものになるのである。

2013-09-23 18:22:55
難題の預言者、悉若無@いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

人は人によりて人となる。故に、人は「人間」と呼ばれる。 人のあいだにあるあいだは、いつまでたっても人間なのだ。 そこを忘れてみた時、人はひとによらずして、ひとをこえてしまう。

2013-09-23 18:23:59
難題の預言者、悉若無@いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

此処まで来て、私はかの幻想種の言葉を引かざるを得ない。 『死は誰にでも平等に訪れるだなんて誰が言ったのだろう?少なくとも人間は生き方次第で別の生き物になる気がする。』 (上海アリス幻樂団総取締役、ZUN:幺楽団の歴史5 ブックレットより)

2013-09-23 18:26:00
難題の預言者、悉若無@いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

じゃあ素晴らしいもの=非人間的なもの=具体的にWhat?っていう話はここではしてないですよーだ。

2013-09-23 18:32:56