20130928 #ETV 特集「海の放射能に立ち向かった日本人~ビキニ事件と俊鶻丸~」

1954年3月1日、アメリカが太平洋ビキニ環礁で行った水爆実験で、日本のマグロはえ縄漁船・第五福竜丸が被ばくしました。被害は水産物にも及び、日本各地の港では放射性物質に汚染されたマグロが相次いで水揚げされます。しかし、核実験を行ったアメリカは、放射性物質は海水で薄まるためすぐに無害になる、と主張しました。 このとき、日本独自に海の放射能汚染の実態を解明しようという一大プロジェクトが始動します。水産庁が呼びかけて、海洋や大気、放射線の分野で活躍する第一線の専門家が結集、「顧問団」と呼ばれる科学者たちのチームが作られました。 続きを読む
震災 原発
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nhk_Etoku @nhk_Etoku
まもなくOA。ETV特集「海の放射能に立ちむかった日本人~ビキニ事件と俊鶻丸(しゅんこつまる)」。59年前、アメリカの水爆実験による海の放射能汚染の実態を世界に先駆けて明らかにした俊鶻丸。現地を調査した日本人科学者たちの知られざる物語。Eテレ23時です。
ほんのこ @shbttsy74
#ETV 特集「海の放射能に立ち向かった日本人〜ビキニ事件と俊鶻丸〜」7月22日、東電会見。福島第一原発の汚染水が今も海に流出していることを認めた。8月には、高濃度の汚染水がタンクから漏れ出したことも。一部が海に流れ出た恐れがある。
ほんのこ @shbttsy74
#ETV 特集。1954年、ビキニ事件。爆心地から160kmで操業していた第五福竜丸が被爆。大量の死の灰を浴びた乗組員ら。核実験を行ったアメリカは、放射能は水で薄まるので無害になると主張。事件から2ヶ月後、22人の若き科学者を載せた俊鶻丸が、ビキニの実験場へ出向。
ほんのこ @shbttsy74
#ETV 特集。調査の結果、海の汚染は容易に薄まらず、放射性物質が食物連鎖を通じてマグロの体内に蓄積されることが明らかになった。
ほんのこ @shbttsy74
#ETV 特集。静岡県焼津港。全国有数のマグロの水揚げを誇る。年間5万トン。59年前、太平洋でとれたマグロから、強い放射能が検出された。港ではガイガーカウンターを使って検査。表面の汚染を測る。1分間に100カウント以下なら出荷。基準を超えたマグロは廃棄義務付け。
ほんのこ @shbttsy74
#ETV 特集。焼津市の市場で働いていた北原さん。「勝手にしやがれ、好きにしやがれってもんでな。情けないと思ったと思うよ。ちくしょうこれもダメかって。自分の財産を削られるようなもんだ」人々はマグロを買い控えた。放射能の十分な情報がないまま、人々は怯えていた。
ほんのこ @shbttsy74
#ETV 特集。アメリカは、放射性物質は海水で薄まり、5kmも離れれば無害になると主張。アメリカは、海の汚染を否定する一方、東京の米大使館から本国に報告書で「マグロの輸出について日本の当局と話し合った。放射能が検出されないマグと以外は米への輸出を認めないことで合意」
ほんのこ @shbttsy74
#ETV 特集。日本政府、アメリカの責任を追求しようとせず。岡崎勝男外相「国際司法裁判所まで行かずに決着するものと…」駐日大使を前に「我々は米国に核実験を停止するように求めません。核実験は日本を含む自由主義諸国の安全に必要と認識しているからです」
ほんのこ @shbttsy74
#ETV 特集。マグロを廃棄する漁船の数は増え続け、被害は拡大。汚染の原因として疑われたのは「死の灰」。しかしそのメカニズムはまだわかっていなかった。水産庁長官が外務省へ「生物学、海洋学、気象学など異なる分野から究明すべく調査船を派遣する」と文書。
ほんのこ @shbttsy74
#ETV 特集。科学者らによる「顧問団」組織。生物学者、海洋学者、水産学者たち。そして物理、科学の分野からも。中心となったのが、気象研究所の三宅泰雄さん。放射性物質の分析にも通じていた。物理学者の川崎昭一郎さん「核兵器を作ったのも科学者であるし、努力する責任があると」
ほんのこ @shbttsy74
#ETV 特集。川崎さん「社会的に悪い影響を与えないように、という。科学者の社会的責任というか、その点は最初から強調しておられた」派遣する船は、俊鶻丸(しゅんこつまる)。588トン。練習船として使われていた。乗り込む若手科学者22人。20代〜30代が中心。
ほんのこ @shbttsy74
#ETV 特集。その一人、岡野眞治さん。放射能測定の専門家として、放射線防護の役目を担った。第五福竜丸の展示館に、岡野さんが使った放射能測定器がある。「当時としては最先端の測定器ですね」乗組員の被曝線量を知る。部品を一つ一つ集めて、岡野さんが作った。
ほんのこ @shbttsy74
#ETV 特集。岡野さん「あの頃は秋葉原にジャンク屋があってね、アメリカが放出した部品があったんですね。それを集めて作ったんです」1946年以来、アメリカが核実験を繰り返してきた海域へ。「みんなが添え書きしてくれた。これが傑作ですよ。『実験動物になるな』と」
ほんのこ @shbttsy74
#ETV 特集。岡野さん「ヘタすると俊鶻丸が沈められちゃうんじゃないかって噂もありましたからね。証拠隠滅ですよ。あれがいっぱい証拠を持ってるわけですからね」第五福竜丸の被爆から2か月あまり、1954年5月15日、俊鶻丸出発。その2日前、米はこの年の核実験終了を宣言。
ほんのこ @shbttsy74
#ETV 特集。しかし、周辺は危険地域とされたまま。船は汚染の度合いを調べながら南へ。異なる分野の科学者らが日替わりで講師となり、毎晩のように勉強会。科学者たちは、マグロが船の上で汚染したと考えており、海水の汚染は重視していなかったという。
ほんのこ @shbttsy74
#ETV 特集。解剖などを担当していた水産学者の本間操さん。「海水の汚染なんてのは、日本の有名な学者が『琵琶湖にインクを1滴落としたようなものだ。あまり考えなくていい』と。調査員もそう思っていた」出発の8日目、危険区域を解除。よりビキニ環礁へ近づく。
ほんのこ @shbttsy74
#ETV 特集。5月31日、乗組員に緊張が走る。それまで0カウントだった汚染レベルが450カウントに。爆心地から800km地点。実験から2か月以上たっての測定。乗組員の被爆が問題になった。本間さん「甲板にあまり出るなと。外に出る時は鉛の入った雨合羽を着ろと」
ほんのこ @shbttsy74
#ETV 特集。6月12日。1分間に5000カウントを超えた。1207ベクレル/リットル。海の汚染は簡単には薄まらなかった。岡野さん「あんなに汚れるとは誰も思ってなかった。ビキニから流れた海水が広範囲に流れて存在していたのが大きな驚きですね」マグロも捕獲し調べる。
ほんのこ @shbttsy74
#ETV 特集。マグロを解体し、部位ごとに汚染の程度を調べる。本間さん「内蔵、胃内容物、肝臓、腎臓、膵臓、脾臓が放射能が高いんですが、肉にはあまりないんですね」皮や筋肉ではなく、なぜ内臓から高いレベルの放射能が検出されるのか。科学者たちはエサに注目。
ほんのこ @shbttsy74
#ETV 特集。結果、海水中の放射性物質がプランクトンに取り込まれる段階で濃縮され、それがイカ→マグロに移行していったことがわかった。濃縮された主な物質は亜鉛。水爆を覆う金属に含まれていた。亜鉛が放射能を帯び、プランクトンやイカに取り込まれたと考えられる。
ほんのこ @shbttsy74
#ETV 特集。7月、俊鶻丸帰港。日本で水揚げされるマグロの汚染はいまだ深刻。郷土史家の枝村三郎さん。焼津港に水揚げされたマグロを調べた。3月・4月、汚染されたマグロはビキニ環礁に近いところでとれた。秋になると日本に近づく。12月、汚染の数と広がりが最大に。
ほんのこ @shbttsy74
#ETV 特集。1954年11月、日米の科学者が会議。放射線の情報を交換する目的。日本は俊鶻丸メンバーが中心。米は原子力委員会の科学者。ウィリス・ボス博士、ホワイト・オーク・レイクの汚染の実態を発表。その後、三宅泰雄さん、俊鶻丸の調査結果を示す。
ほんのこ @shbttsy74
#ETV 特集。米側からは、放射性物質の人体への影響をどう考えているのか説明。最大許容量=核兵器関連施設の労働者や付近住民についてどこまで許容できるか。空気や水の中に含まれる放射性物質について、どこまでならリスクを無視できるか。安全性はこれに基づいて議論を、と米側。
ほんのこ @shbttsy74
#ETV 特集。12月、厚生省は突然、港でのマグロの放射能汚染の検査を中止する通達を出す。会議で出た最大許容量の考え方から。筋肉の汚染を分析したところ、最大許容量を超えないので、リスクを気にしなくていいという判断。日本の科学者27人が公開質問状を厚生省に出す。
ほんのこ @shbttsy74
#ETV 特集。一般市民にははるかに厳しい安全基準を考えるべきだ、と。さらに、限界はいまだに明らかになっていないと主張。物理学者の武谷三男さん。許容量ではなく「がまん量」と呼ぶべきだと主張。「放射能の汚染というものは、自分が必要としたものでも好んだものでもない」
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コメント

北岡修二:S.KITAOKA @regedry33 2013年9月29日
「やがて、日本の放射能汚染海水の分析は、一括して気象研究所に委託されることになった」(岩波科学ライブラリー『猿橋勝子という生き方』p27第二章海水の放射能汚染)。猿橋は日本の地球化学の創始者・三宅泰雄の愛弟子で、微量分析の達人だが、こうした人材を輩出し、1954年のビキニ水爆実験以降、1957年からは大気と海洋の環境放射能測定を一貫して継続していた気象研の青山道夫氏に圧力が掛かったのである。
北岡修二:S.KITAOKA @regedry33 2013年9月29日
それは2011.3.31.モナコのIAEA会議に出席していた青山氏へ「放射能観測の予算停止」のメールが届いたのである。気象研に蓄積された優れたデータと青山氏の見識を、何が何でも押さえ込もうとする圧力が働いたことは疑い得ない。が、これこそまさに政府・東電の自殺行為以外の何物でもない!カタストローフの発端はこういう形で始まるのかもしれない。目先の利益と自己保身にかられた一部の権力者が、真実を覆い隠すことから破局が始まるのだ。
S_Shimizu @cao58020 2013年9月29日
えっ、青山さんて、最後の方に
S_Shimizu @cao58020 2013年9月29日
えっ、青山さんて、番組の最後の方に出ていた気象研の青山さんの事ですか。そんな目に遭わされてたんだ。露骨な嫌がらせでしかないじゃないですか。 三宅泰雄氏の愛弟子ては猿橋勝子博士が居ますが、その系譜を絶つことに成りますよ。今後に繋ぐべき研究やデータを残すより政府や原子力村を、一部の人間の権益を、守ろうとしているとしか思えない。誰の目にも明らかだけど、この事は広く知られることはない、と政府は思ったんでしょうね。
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