つぶやき推薦図書その1 <東浩紀>
東浩紀 Hiroki Azuma
@hazuma
ちなみに、明治国家の特質と限界といえばそれこそ純文学/文芸批評がそれを体現するジャンルだったわけですが、それゆえに、明治的な(キャッチアップ型?)モデルが高度経済成長とともに限界を迎えた1970年代に文学は終わり、それを体現したのが柄谷行人だった、というのがぼくの文学史観です。
2010-10-07 01:58:38
東浩紀 Hiroki Azuma
@hazuma
だから、柄谷行人の「日本近代文学の起源」(日本近代文学の無根拠性を暴く本)の出版が、村上春樹および新井素子のデビューとほぼ同時期だったことは、日本文学史にとってきわめて重要なことなのです。水村美苗は要は「明治すごかった、明治に戻りたい」と言っているだけにすぎない。
2010-10-07 02:01:19
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