2013-10-02 第27回原子力発電所の新規制基準適合性に係る審査会合 ~ 大飯・高浜3連動地震ほか
- 島崎委員 「これで議論するのは本当に辛い。ほとんど何も見えない」 4:23:24〜
関電 岩森氏:p.91、ブーマーをみるとチャープA層と同じところに(歪んだ反射面)が見え、その下も礫でもある程度通って反射面が見えている…。 島崎委員:すみません。もう少し、クオリティのいいものを出してください。これで議論するのは本当に辛い。ほとんど何も見えない。
2013-10-12 00:10:18岡村信行氏:これは多重反射の下。本当に見えているのかと言いたくなる。 岩森氏:あ、あの…その…多重反射の下とはいえ反射面は… 岡村信行氏:絶対にそうだというのは難しい。p.92、橙(B-C境界)もこの解釈では曲がっている。 岩森氏:曲がりはマウンドの反射面の方が強い。
2013-10-12 00:10:56岡村信行氏:強いというほどの定量的な議論ができる断面ではない。 大体、時間断面ではないか?深度断面に変換されているのか?時間断面で落差を議論するのは無理な話。 p.94…マーカー10で(B-C境界が)落ちている。…(これで)議論できるものではないかもしれないが、解釈はそう見える。
2013-10-12 00:13:05岩森氏:(基盤の)根っこは無しで、堆積層、後期更新統以降の地層だけで動くような断層があるということか? 岡村信行氏:話をちゃんと聞いてもらいたい。(隆起部の)東縁が断層に関連していると言っている。(西)が上がっていて、侵食しているものがある。それでややこしい形となっている。…
2013-10-12 00:14:15岩森氏:基盤は関係ないということだが、根っこがないのに更新統の上だけでこんなややこしい形をしているというのも…。 岡村信行氏:根っこがないとは言っていない。基盤の形で判断はできないと言っている。 反射断面の解釈として当たり前のこと。特別なことは何も言っていない。
2013-10-12 00:15:07- 関電 大石氏 「熊川断層が延びているとは想像できない」 4:28:05〜
関電 大石氏:我々の考え方もわかって頂いたかと思う。 下部と上部は違い、河川からの流入・海浜の流れによってマウンドができた、と、地質構造と微地形から考えられる、というふうに我々にはみえる、という考え方もあるのでは?
2013-10-12 00:16:55岡村信行氏:あるかというと答えに困るが、言論の自由といえば自由。私は違うのではないかと言っている。構造運動があることを否定できない。
2013-10-12 00:17:30大石氏:マウンドの形や方向が(熊川・Fo-A,Bと)違う。 岡村信行氏:南北隆起帯は熊川と方向は違う。それは認める。素直に熊川が延びているということはないだろう。…横ずれ断層の端に、ずれに関連した全く方向の違うものができているのではないかということ。…
2013-10-12 00:18:07大石氏:陸上で反射法を行い(熊川西端とした西に)断層らしきものは見つからない。(小浜湾まで)延びているとは想像できない。 岡村信行氏:陸上反射断面は分解能が全く違う。基盤上の地層の反射面が連続的にきれいに見えているわけではない。 …「横ずれ」断層の存在を否定できるのか。
2013-10-12 00:19:02関電 岩森氏:原子力安全委員会のときもどれ位の分解能があるかという指摘があった。検討したが、海岸から2kmの測線(p.9)で反射面の幅が10ms、理論的な分解能は5m程度。 基盤上面の深度は場所によってかなり違い、凹凸がある。横ずれがあったら、それなりの鉛直落差がつかめるはず。
2013-10-12 00:19:48岡村信行氏:見えないことは認めるが、否定できるのかということだ。電力側には不利な戦いだということは、お互いわかっている。 …(反射面が)つながらないところがある。反射は重合処理、つながるような処理をし、見え方に変化ができる。 断言できるのか私は懐疑的だ。…
2013-10-12 00:20:43- 佐々木氏 「マウンドだ」 岡村信行氏 「谷だ」 4:33:57〜
電力中央研 佐々木氏:資料3-4p.32、(説明中のスライドを撮影していないが、マウンドの対称性の指摘のよう) p.12、(マウンドの)縁の(曲がった)形状が(両側)に見える。こうした形で盛り上がった、あるいは隆起してできあがったという考えか?
2013-10-17 23:56:04岡村信行氏:p.32は侵食性のものだ。(谷)のゾーンは東西に延びると確認した。それは自然で、海水準が下がったときに川の道筋でこういう形になるのはどこでもある。ところが(p.12)東の端もよく似ているというが、…ここより東にはもうマウンドは無い。…(東端が境の隆起ではないか)
2013-10-17 23:56:27佐々木氏:音波散乱層の中は無いというより見えない。 岡村信行氏:(マウンドと)同じものは無いと思う。音波散乱層にも見えるところがある。 佐々木氏:具体的にどこか? 岡村信行氏:p.8(中央は)無い。(右は)絶対無いとは言えないかもしれないが…(反射面が)ぽつぽつ見えている。
2013-10-17 23:57:51佐々木氏:見えないですよね。 岡村信行氏:見解の相違かもしれないが、都合の悪いところだけは見えないのは不思議に思う。 佐々木氏:マウンドがあるかどうかは、わからないが正確なところ。 岡村信行氏:だとしても、(中央部分は広い)幅で(マウンドが)無い。
2013-10-17 23:59:03佐々木氏:話を戻すと、p.11、左右対称な(マウンドの)構造が侵食でできるのか? 岡村信行氏:(西は)谷が斜めに入る。 佐々木氏:谷ではなく礫と砂の境界だ。 岡村信行氏:谷になっているので(谷以外は)浅いところに礫が残り、削られた(谷)は礫がない。堆積物が変わって当たり前。
2013-10-18 00:01:10佐々木氏:谷には(凹地状に?)礫層が構成していると? 岡村信行氏:そうは言っていない。マウンド(上面の礫)がなくなっているのは侵食された。それがつながっており、谷が自然だ。 佐々木氏:侵食されたのではなく、平坦な面にマウンド状に(礫が)乗り、下が見えないと考えるのが普通だ。
2013-10-18 00:03:51岡村信行氏:それは都合のいい考えだ。(礫のないところが)つながる。 佐々木氏:マウンドがその形状をしている。 岡村信行氏:それは谷の形状だ。 佐々木氏:マウンドの形状だ。 岡村信行氏:谷の形状だ。
2013-10-18 00:06:26- 岡村信行氏 「小浜湾海底の決着が着かなければ先へは進めない」 4:41:15〜
島崎委員:結局、このデータでは決着がつかないと思うがどうか? 関電 大石氏:海上でも(断層の)連続性がないと証明しようと思っているが、それ以外にも、中位段丘の高さ…濃尾断層の不連動…、いくつかの切り口で説明した。 断面については岡村先生が言われたことをどう解釈できるか考えたい。
2013-10-18 00:09:12岡村信行氏:ただ、ここ(小浜湾)の解釈が重要だ。これが決着つかなければ(Fo-A,B断層と熊川断層が)15km離れているのか7kmになるかが変わり、先には進めない。 大石氏:(断層の)可能性があるのは1地点だけだ。… 岡村信行氏:断層なのだから深部にはあるに決まっている。
2013-10-18 00:13:22大石氏:(断層が)あればだ。 岡村信行氏:少なくとも上がずれていれば、下もずれている。 大石氏:我々は(断層が)あるかどうかわからないという前提で…。
2013-10-18 00:14:07