mixi/Ameba 「朝の歳時記風日記」 10月9日(水) 夏川りみさん誕生日
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(序文1.) おはようございます。木下藤吉郎です。 1986年(昭和61年)の今日、イギリス・ロンドンのウエストエンドで、アンドリュー・ロイド=ウェバー(Andrew Lloyd Webber)作のミュージカル「オペラ座の怪人」が初演されました。
2013-10-09 07:02:03(序文2.) また、今から40年前の1973年(昭和48年)の今日は、歌手の夏川りみ(なつかわ --)さんの生まれた日です。
2013-10-09 07:03:19(本文1.) 10月9日 水曜日 今日は、石垣島(沖縄県)出身の歌手、夏川りみさんの誕生日です。
2013-10-09 07:04:16(本文2.) 夏川さんと言えば「涙(なだ)そうそう」を連想しがちだと思います。それもそのはずで、「涙そうそう」は2002年(平成14年)から紅白歌合戦で4年連続で歌われるほどの、彼女の代表曲であります。
2013-10-09 07:04:57(本文3.) しかしながら、夏川さんのデビュー曲はこれではありません。「涙そうそう」にたどり着くまでは、波瀾万丈あったようです。
2013-10-09 07:05:47(本文4.) 夏川さんは幼少の頃から歌が好きで、歌手になりたいというのも幼少の頃から既にあったそうです。そのためか親も歌の練習に協力し、地元石垣島ではもちろん、全国各地のちびっこのど自慢大会で賞を総なめするほどの歌唱力を獲得します。
2013-10-09 07:08:10(本文5.) 当時の国民的大歌手だった藤山一郎さん(1911~1993)からも「40年に一人出るか出ないかの歌手」とお墨を賜り、1989年(平成元年)12月に星 美里(ほし みさと)の名前で演歌歌手としてデビューを果たします。
2013-10-09 07:08:55(本文6.) しかしこの当時はバブル経済の真っ只中で、音楽業界は専ら光GENJIやサザンオールスターズ、プリンセス・プリンセスといったJポップが支配している状況にあったためか、演歌歌手として出したデビュー曲はヒットしませんでした。
2013-10-09 07:09:40(本文7.) その後2枚のシングルを発売するも奮わず、1993年(平成5年)に第3回NHK新人歌謡コンテストに出場し、ここで予選にカップリング曲を歌い3枚目シングルのA面「港雨情」を決勝で歌う作戦に出ますが、結果は予選落ち、A面曲を披露する事さえ叶わなかったのです。
2013-10-09 07:10:27(本文8.) 低迷したまま1996年(平成8年)にとうとう引退し、その後は那覇で飲食店(カラオケ喫茶?)を営むお姉さんのもとに移ります。
2013-10-09 07:11:17(本文9.) しかし、お姉さんの飲食店を手伝いつつ歌っていると、夏川さんの歌を目当てに店へ訪れる客が増えたそうです。やはり夏川さんの歌声は人々を魅了したのです。
2013-10-09 07:12:04(本文10.) 1999年(平成11年)5月、星美里時代にディレクターを務めていた方がわざわざ音楽事務所を立ち上げ、遂に彼女は夏川りみとして歌手に復帰します。それでも再デビュー時はなかなかヒットに恵まれませんでしたが、しばらくして運命の出会いが訪れます。
2013-10-09 07:13:01(本文11.) 同じ石垣島出身のバンド、BEGIN(ビギン)の曲に森山良子さんが詞をつけた「涙そうそう」、夏川さんはこれを是非歌いたいとBEGINに依頼し、カバーが実現します。
2013-10-09 07:13:56(本文12.) 夏川さんのカバーで「涙そうそう」が発売されたのは2001年(平成13年)3月23日のことで、この日はBEGINがマキシシングルとして涙そうそうを発売してから丁度1年の記念日でした。
2013-10-09 07:18:31(本文13.) YouTube 夏川りみ‐涙そうそう http://t.co/6VbkQBP9ke YouTube 『涙そうそう』★ 森山良子 ★ BEGIN ★ 夏川りみ http://t.co/CHJwfiBW6W 歌詞 http://t.co/8kuxLCtJIV
2013-10-09 07:19:14(本文14.) 夏川さんの「涙そうそう」はじわじわとヒットし、2002年(平成14年)には日本レコード大賞金賞(大賞ノミネート)を果たし、夏川さんの紅白歌合戦初出場も成し遂げます。
2013-10-09 07:19:52(本文15.) この年はBEGINも「島人ぬ宝(しまんちゅぬたから)」で紅白歌合戦初出場を遂げており、石垣島中が出場を祝う雰囲気に包まれ大騒ぎになったそうです。
2013-10-09 07:20:36(本文16.) 「涙そうそう」は、いわゆる大物アーティストのように「初登場1位」や「●週連続1位」を果たしませんでしたが、2001年の発売から長きにわたり人気を誇りました。
2013-10-09 07:21:18(本文17.) オリコンチャートの最上位(8位)を記録したのは発売から3年後の2004年であり、まさに涙そうそうは「爆発的」ではなく「中火ながら継続的」な人気の作品となりました。
2013-10-09 07:21:58(本文18.) 思えば、歌謡曲やフォークソングなどは、チャートで1位を取る事はなかなかありませんが、100位以内のランキング自体には出続けるものが多く、長らく心の中に残るものです。
2013-10-09 07:22:38(本文19.) よく「演歌は日本の心」とか「近頃の若いモンの歌はようわからん」とか聞きますが、これらはそういうところから出て来ているのかもしれません。 例えば、今週のヒットチャートで1位を取った曲が、1年後も広く歌い続けられていると断言できますでしょうか?
2013-10-09 07:23:28(本文20.) 時々そういった作品も出て来る事はありますが、当時は1位でも1年、2年と経つと、特番期の「過去に流行った曲をもう一度」なる番組で流れた際に「そういやあの年はこんなのが売れてたんだっけ」という感触になっている曲は少なくないのではございませんか?
2013-10-09 07:24:21(本文21.) BEGINはトーク番組で「知名度の割にCDがあまり売れない」と自虐的に笑いを誘うシーンがあったそうですが、爆発的に売れなくとも、長い期間に渡って売れ続ける事は決して悪くはない、寧ろ短期間でドバッと売れたら後はポイ、よりもずっとましだと私は思いますね。(了
2013-10-09 07:24:43