福島中通りの放射能死リスクと交通事故死リスクの比較

・いま計算した今後50年リスクが2年前に計算したリスクの1/20になるのはなぜか検討した。 ・半減期で0.26倍、実効線量で0.21倍、合計0.05倍になるからだった。 ・福島中通りの放射能死リスクを見積る。これから50年平均は交通事故死リスクの0.5倍だが、放射能が強かった2011-2012年は2.5倍だった。
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早川由紀夫 @HayakawaYukio

福島中通りに住む81万人は、私の地図で1マイクロ線の中にはいります。この地域の放射能リスクを交通事故リスクと比較します。交通事故で死亡するリスクは、毎年1/2万だとします。

2013-10-14 10:27:39
早川由紀夫 @HayakawaYukio

毎時1マイクロは、年10ミリです。致死量を20シーベルトだと仮定すると、放射能死リスクは1/2000です。交通事故死リスクの10倍になります。これは室内遮へいを考えていないし、半減期による減衰も考えていないですが、2011年と2012年におけるリスク防衛として妥当だった思います。

2013-10-14 10:30:32
早川由紀夫 @HayakawaYukio

半減期を考慮した50年間積算を計算すると114ミリになります。半減期を考慮しない積算438ミリの0.26倍です。さらに、風雨で0.5倍、室内遮へいで0.6倍、人体模型モデルで0.7倍になりますから、50年間の放射能死リスクは、先の0.05倍になります。交通事故死の0.5倍です。

2013-10-14 10:36:13
早川由紀夫 @HayakawaYukio

つまり、こういうことです。福島中通りの放射能死リスクは、事故直後の2011年は情報不足で防衛のために交通事故死リスクの10倍だと思っていたが、その後おちついて、今後50年間のリスクを計算しなおすと0.5倍だということがわかった。

2013-10-14 10:38:41
早川由紀夫 @HayakawaYukio

当初の見積もりが、20倍過大だった原因は、半減期を考慮しなかった分が1/4、実効線量分が1/5です。ただし、まだ放射能がほとんど減ってない2011-2012年は平均の5倍のリスクでしたから、交通事故死リスクの2.5倍だったいうことです。

2013-10-14 10:42:35
早川由紀夫 @HayakawaYukio

交通事故死リスクの2.5倍リスクを容認できないとして、これまで2年間、福島中通りから避難していたのは合理的で説得力のあるリスク管理だったと私は評価します。

2013-10-14 10:47:29
早川由紀夫 @HayakawaYukio

首都圏東部を含む0.25マイクロ線の内側のひとは、上記考察をすべて1/4にしてください。

2013-10-14 10:47:47
早川由紀夫 @HayakawaYukio

@drsteppenwolf 喫煙者にも、毎日1本の人から毎日40本のひとがいるでしょう。毎日1本あたりの死亡率がわからないものでしょうかね。(私は、たしか、福島中通りの放射能リスクはタバコ毎日4-5本のリスクと同じだと2011年5月に計算した)

2013-10-14 10:54:03
早川由紀夫 @HayakawaYukio

「毎日2~5本相当ですね」と福島市のリスクを2011年4月25日に見積もった。「このままだと福島県がつぶれる。命か生活か。 http://t.co/ZTysL1yWlQ

2013-10-14 10:57:02
早川由紀夫 @HayakawaYukio

あのとき、福島市は2マイクロだった。1マイクロ毎時がタバコ毎日2本に相当すると思ったと理解できる。喫煙者が毎日20本吸うとすると、福島市の放射能死リスクは喫煙死リスクの1/10と見積もったということだ。交通事故死の2.5倍だったから、喫煙は交通事故の25倍だ。まあ、あってるかな。

2013-10-14 11:02:22
道草クー太郎 @KutaroMichikusa

↓ 2011年時点での空間線量の積算によるリスク評価を実際に被曝するであろう線量に基づく長期的なリスク評価に変更するとその値は1/20になるという計算。

2013-10-15 06:04:35
道草クー太郎 @KutaroMichikusa

「潜在リスクの上限」から「より現実的な実際の被曝値」にフォーカスされたと考えるが、前者は緊急時における評価として間違っていたとは思わない。リスクを上限で把握しつつ(算定の条件がそうなっている)、「分かり易さ」もあって人々の迅速な理解に益があったと思う。

2013-10-15 06:16:37