音楽史たんまとめ②【中世】編

いつになるかわかりませんが、そのうち音楽史bot化することを目標に日々追記している音楽史たんです。書いた分の時代区分別まとめを作ってみました。 第ニ弾【中世】編です。 これまでの復習にどうぞ♪ (前期・盛期・後期は便宜上の切り方です。参照する本によって違うかも。) 続きを読む
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今週は中世です。ゆっくりがんばりますね。
中世初期(500-1000)
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【中世初期】各地で様々に歌われていた聖歌の整理・統一を試みたのが、教皇グレゴリウス1世(590-604)。その名を残す「グレゴリオ聖歌」は、カール大帝(768-814)による強力な推奨により大帝の勢力圏内の聖歌を統一しました。以降現代に至るまで各教会で重要な地位を占めていますね。
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【中世初期】「グレゴリオ聖歌」の登場をもって狭義での西洋音楽史の始まりと捉える人も多いと思います。初期教会以来の伝統で、グレゴリオ聖歌においても楽器伴奏は禁止、派手な歌唱も禁止。始まりはシンプルな単旋律聖歌です。https://t.co/RWXu6x6Iy3
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【中世初期】中世の音楽は「ネウマ譜」で伝わっています。初期のネウマは、楽譜というよりも…口頭伝承が基本だった時代のいわば"メモ"ですね。「最初の音から、上がって上がって下がって上がって…」。https://t.co/AcfSGDNAmM
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【中世盛期】祈りの言葉自体より音楽が目立ってしまう"過剰"を禁じ、単旋律聖歌にこだわってきた教会ですが、即興的で自然な五度や四度のハモりを経て、ハモるための"作曲"が始まります。9世紀ごろの自由オルガヌムです。http://t.co/CDOzgtIyvw
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【中世盛期】11世紀ごろ、アキテーヌ(南仏)を中心に文芸活動が盛んになります。教会では沢山のオルガヌムが作られ、また宮廷では吟遊詩人トルバトゥールが登場、手写しの写本として残っています。http://t.co/x4zC94PUlx
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【中世盛期】ヒルデガルト・フォン・ビンゲン(1098-1179はドイツの女子修道院長で、"幻視体験"を経て、独特の信仰思想で活動した人物です。聖歌を書き、また聖書に基づいた典礼劇を書きました。西欧初の女性の作曲者として知られています。http://t.co/KO0NlpKhlr
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中世盛期(1000-1300)世俗歌曲編
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【中世世俗】のコーナーです。
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【中世盛期】カルミナ・ブラーナは11・12世紀の世俗曲を集めた写本です(編纂は13世紀)。当時の修道学生たちによって書かれたと考えられており、大半はラテン語で、たまに古いドイツ語で書かれたものもあります。酒場でどんちゃん騒ぎする歌↓http://t.co/U9ZtPhSSqV
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カルミナ・ブラーナはオリジナルよりも、20世紀のオルフさんによるカンタータの方で知られていますね。さっきのの対訳です。http://t.co/Kt2fnl961S
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【中世盛期】封建制が整い騎士階級が台頭してくると、書き言葉のラテン語ではなく自分たちが普段話す言葉を用いて詩が書く宮廷吟遊詩人たちが現れます。トルバトゥールやミンネゼンガーですね。宮廷の高貴な恋愛や十字軍の武勲などが主なテーマでした。
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【中世盛期】オック語(南仏)による宮廷吟遊詩人トルバトゥールはアキテーヌ公ギヨーム9世(1071-1126)により始められたと言います。ヴァンタドゥール(1130-1190頃)の作品は、様々な写本に残っているそうです。http://t.co/uLtM9SwIBp
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こちらは失恋の歌みたいですね。英訳ですが参考までに。http://t.co/UkfqRMoaIw
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【中世盛期】オイル語(仏語の原型、北仏)によるトルヴェールは、オック語のトルバトゥールの影響を受けて広まった宮廷吟遊詩人です。徐々に複雑な詩形が見られます。ギヨ・デ・ディジョン(?-1225?)の作品。http://t.co/KrvW5atGOD
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十字軍に参加した夫の安全を願う女性の歌です。危険な地へといってしまった愛しい人。涙したり、神様に祈ったり、戦地から届いた彼の"シャツ"を抱きしめて寝たり・・・素敵ですね。参考英訳(pdf:p.12)http://t.co/ce45iAW0E6
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【中世盛期】南仏アキテーヌの文化は、教会腐敗を批判したいわゆるカタリ派の弾圧のためのアルビジョア十字軍(1209-1229)により壊滅的な打撃を受けます。皮肉なものですね…。文化の中心はオック語圏の南仏から、王権を固めたオイル語のフランス王国へと移っていきました。
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【中世盛期】ミンネゼンガーは、トルバトゥールの影響を受けて始まった古いドイツ語の吟遊詩人です。騎士と貴婦人の高尚な(とりわけプラトニックな)愛=ミンネが主なテーマでした。ロイエンタール(1190~1250頃?)の作品。http://t.co/NyS9rz2C14
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(実を言うと、「これが宮廷愛かあ」って分かりやすいのを探してたんですが、なかなか見つからなかったんです・・・またもうちょっと調べてみますね。
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というわけで、こちらは野辺の恋を歌った曲です。フォーゲルヴァイデ(1170-1230頃)の作品。(英訳は動画概要にあります) http://t.co/49YDFttAGJ
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菩提樹の下で、二人だけの時間を過ごす…という歌です。「誰かに知られたら恥ずかしくて死んじゃう」ですって!ターンダラーダーイ
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【中世盛期】ワーグナーの作品で有名なタンホイザーもミンネゼンガーですね。ヴァルトブルク城(テューリンゲン)では、歌の腕前を競う歌合戦をやってたらしいです。後の貴族没落に伴って、ミンネゼンガーの文化が手工業の職人たちに受け継がれたのがマイスタージンガーです。
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タンホイザー(1205-1267頃?)の作品が出て来ました!(ちょっと内容はわからないですが、タイトルはおそらく「私は婦人を讃える」かと思います。) http://t.co/iLSd2Tx1gB
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【中世盛期】中世文学では叙事詩も重要ですね。『ロランの歌』(11c)などの十字軍武勲詩に始まり、やがて『トリスタン物語』(12c)など伝承に基づいた騎士道物語の傑作が生まれます。ゲルマン神話による『ニーベルンゲンの歌』がまとめられたのは13c初頭と考えられています。
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