『朝日新聞』(プロメテウスの罠)医師、前線へ:6 遅れて来た官僚たち

『朝日新聞』2013年10月24日朝刊 (プロメテウスの罠)医師、前線へ:6 遅れて来た官僚たち http://digital.asahi.com/articles/TKY201310230588.html に関する紹介と感想他の自己ツイートまとめです。
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宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

『朝日新聞』(プロメテウスの罠)医師、前線へ:6 遅れて来た官僚たち 2013年10月24日05時00分 http://t.co/zfrJNSDePX 紹介し、感想等を添えてまとめます。

2013-10-24 23:35:05
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

1(プロメテウスの罠)医師、前線へ:6 遅れて来た官僚たち  今回の記事は、「オフサイトセンターに来るはずだった官僚は、なぜ来なかったのか」にほぼ全部費やされている。 資料によると、東京電力武藤副社長は、2011年3月11日15時30分に東京をヘリで出発している。では、官僚は?

2013-10-25 00:08:24
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

2(プロメテウスの罠)医師、前線へ:6 遅れて来た官僚たち 原発事故(発生)直後、オフサイトセンターには、現地対策本部が設置され、そこに十数人の医療班員が集まる規定になっていた。 この規定は事故対応の訓練で周知されていたはずのもので、2010年秋の訓練でも確認されていたはずだ。

2013-10-25 00:12:24
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

3 (プロメテウスの罠)医師、前線へ:6 遅れて来た官僚たち 実際に来た医療班員は、放医研の7人と東京電力の1人、福島県相双保健所長の笹原賢司氏だけ。人手不足を見かね、放射線班の日本分析センター職員2人が医療班を手伝った。

2013-10-25 00:14:37
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

4(プロメテウスの罠)医師、前線へ:6 遅れて来た官僚たち 厚生労働省、文部科学省は3月15日に現地対策本部が福島県庁に撤退するまで姿を見せなかった。特に重要な役割を果たすはずだったのは、医療班長となる厚労省の官僚。ところが厚労省が医療班に加わったのは、3月28日。

2013-10-25 00:15:58
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

5(プロメテウスの罠)医師、前線へ:6 遅れて来た官僚たち 28日に福島入りし、医療班長となったのは医政局研究開発振興課長の椎葉茂樹氏。大臣官房厚生科学課長の塚原太郎氏が手配。塚原氏は「省内の調整がうまくいかず、派遣が遅れた」と話す。

2013-10-25 00:18:11
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

6(プロメテウスの罠)医師、前線へ:6 遅れて来た官僚たち  塚原氏の記憶では、3月14日か15日に現地対策本部から「厚労省が来ていない」と連絡が。医療班長を務めるはずだった医政局指導課の幹部は、塚原の言葉では「計画停電の準備で忙しかった」ので塚原氏はその人物が行けないと判断した

2013-10-25 00:20:04
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

7(プロメテウスの罠)医師、前線へ:6 遅れて来た官僚たち 厚生労働省から3月28日に派遣された椎葉氏は「塚原氏に現地入りを命じられたのは出発の前日」と話す。派遣要請がきてから10日以上もたっている。理由を問うと、塚原氏は「記憶がはっきりしない」と口を閉ざした。

2013-10-25 00:21:40
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

8(プロメテウスの罠)医師、前線へ:6 遅れて来た官僚たち  同じく医療班員を出すはずだった文科省。省内の対策本部で医療班長を務めた伊藤宗太郎氏は、オフサイトセンターへ「人を送るという意識は全然なかった。あそこは各省庁の出先機関に過ぎないですよ」と明かす。

2013-10-25 00:23:14
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

9 (プロメテウスの罠)医師、前線へ:6 遅れて来た官僚たち 半面、文部科学省伊藤氏は「現地対策本部は大事」と話す。オフサイトセンターに置かれたのが国の現地対策本部。つまり両者は一体だったのだと(朝日新聞記者が)説明しても、最後まで話はかみ合わなかった。

2013-10-25 00:25:44
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

10(プロメテウスの罠)医師、前線へ:6 遅れて来た官僚たち (班長不在で)機能不全のまま国の現地対策本部が福島県庁に撤退し始めていた3月15日午前。県庁近くの自治会館に陣取る文科省の医療調整本部では、長崎大や広島大の医師が住民の除染問題を話し合っていた。  

2013-10-25 00:27:37
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

11(プロメテウスの罠)医師、前線へ:6 遅れて来た官僚たち 3月15日午前、(緊急被ばく医療調整本部で)パソコンを見ていた長崎大の看護師、吉田浩二氏が最新ニュースをキャッチした。瞬間、空気が一変した。(以上、記事の紹介終了)

2013-10-25 00:29:29
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

12(プロメテウスの罠)医師、前線へ:6 遅れて来た官僚たち 以下、感想他。 厚生労働省は、当然ながら現地対策本部医療班の中心になるべき部署で、しかるべき官僚を派遣すべきだった。記事中には、医政局指導課の幹部が班長となるはずだったと明記。しかし、計画停電対策でいかなかった 、と。

2013-10-25 00:32:21
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

13(プロメテウスの罠)医師、前線へ:6 遅れて来た官僚たち 原子力緊急事態発令が3月11日なのだから、当然対策本部が大熊町のオフサイトセンターで立ち上がることもまた、その日の内に分かっていたことだ。厚生労働省の言い訳は、まるで要領を得ていない。

2013-10-25 00:35:10
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

14(プロメテウスの罠)医師、前線へ:6 遅れて来た官僚たち 原子炉建屋の外に放射性物質が漏れていることは、実は11日17時のモニタリングカー測定で把握されており、私も19時か21時のNHKラジオの全国ニュースで聴いた記憶がある。その意味が厚生労働省では把握できたのだろう。

2013-10-25 00:37:30
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

15(プロメテウスの罠)医師、前線へ:6 遅れて来た官僚たち その後、28日まで官僚を福島県に派遣せず、派遣されたのは医政局指導課の幹部ではなく、医政局研究開発振興課長だった。前年10月の防災訓練からここまでに人事異動があったのでなければ、これは当該幹部の職務放棄ではないか?

2013-10-25 00:42:22
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

16(プロメテウスの罠)医師、前線へ:6 遅れて来た官僚たち 2011年3月末でも、福島市の空間線量は2μSv/h程度はあったはずだ。そこに「放射線管理区域」の意味と数字を知る者は、できれば来たくは無かっただろう。しかし、そこでは多くの住民が警告も受けずに「普通に」暮らしていた。

2013-10-25 00:44:44
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

17 (プロメテウスの罠)医師、前線へ:6 遅れて来た官僚たち 文部科学省は、もっとややこしい。人をオフサイトセンターに派遣する意識は全く無く、福島市に引き上げた現地対策本部に3月15日に入っている。しかし、それよりも前から、福島市での動きに文部科学省は関与しているのだ。

2013-10-25 00:49:05
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

18(プロメテウスの罠)医師、前線へ:6 遅れて来た官僚たち 連載第3回 http://t.co/CqV1OqaM0d で記述されているように、千葉の放医研から福島市の自治会館に入ったメンバーは、文部科学省が組織した「緊急被ばく医療調整本部」に合流している。文部科学省関連だ。

2013-10-25 00:52:37
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

19(プロメテウスの罠)医師、前線へ:6 遅れて来た官僚たち 放医研のメンバーが到着したのは3月14日。その時に「緊急被ばく医療調整本部」に合流したのだから、自治会館内には既に、文部科学省の命を受けた他の医師がいたことになる。

2013-10-25 00:57:29
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

20(プロメテウスの罠)医師、前線へ:6 遅れて来た官僚たち これは、過去の「プロメテウスの罠」にある記事からの情報だが、3月14日20時に福島県内堀副知事がオフサイトセンターから撤退する際に、他の者に無断でいなくなった要員が多数存在し、15日未明に池田経産副大臣が激怒している。

2013-10-25 00:59:58
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

21(プロメテウスの罠)医師、前線へ:6 遅れて来た官僚たち 首相官邸、オフサイトセンター兼現地対策本部、福島県災害対策本部。これらの法的に位置づけられた正当な対応組織とは別の、文部科学省が組織した「緊急被ばく医療調整本部」。文部科学省は、何を考えていたのだろう?

2013-10-25 01:05:12
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

22 (プロメテウスの罠)医師、前線へ:6 遅れて来た官僚たち 東京電力に関しては、機器に残された計測データをある程度公表させることはできている。しかし、福島県と文部科学省に関しては、まだまだ公表していないデータがあるのではないか?

2013-10-25 01:07:02
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

23(プロメテウスの罠)医師、前線へ:6 遅れて来た官僚たち この連載で当初話題になったのは、浪江町津島地区で住民に避難を呼びかけた全身防護服の男と、南相馬市役所に避難を呼びかけた自衛隊員の話だった。連載当時はデマ扱いまでされたが、少なくとも自衛隊員に関しては、撤退指示は出ていた

2013-10-25 01:20:36
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

24(プロメテウスの罠)医師、前線へ:6 遅れて来た官僚たち さて、この連載はこの後、文部科学省が作った「緊急被ばく医療調整本部」にどこまで切り込めるだろうか?

2013-10-25 01:22:08