『朝日新聞』(プロメテウスの罠)医師、前線へ:11 原発、何すんねん!

2013年10月29日 『朝日新聞』(プロメテウスの罠)医師、前線へ:11 原発、何すんねん! http://digital.asahi.com/articles/TKY201310280650.html を紹介、感想等を付け加え、まとめました。 この記事の時点である、2011年3月15日夕方が、事態の分かれ目だったと、まとめ主は考えています。
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宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

0『朝日新聞』(プロメテウスの罠)医師、前線へ:11 原発、何すんねん! 2013年10月29日 http://t.co/LUtJLQXGST 紹介し、感想などを付け加え、まとめる。

2013-10-29 23:24:55
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

1(プロメテウスの罠)医師、前線へ:11 原発、何すんねん! 2011年3月15日午後、福島県立医大の学内を見て回った長崎大教授放射線防護学の松田尚樹教授(兵庫県神戸市出身)は、視察中に雨を浴びたことが気にかかった。  「雨でフォールアウトしてるんとちゃうか?」

2013-10-29 23:27:12
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

2(プロメテウスの罠)医師、前線へ:11 原発、何すんねん! フォールアウトとは飛散した放射性物質が地上に落ちることだ。 松田教授は、自分の頭部に測定器をあててみた。放射線の数値は1万カウントを大きく超えた。通常なら除染が必要とされるレベルだ。 頭の中で計算をしてみた。

2013-10-29 23:28:35
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

3(プロメテウスの罠)医師、前線へ:11 原発、何すんねん! 長崎大放射線防護学松田教授は、この量なら、浴び続けてもすぐに影響が出るほどではないと計算した。それでも、強い怒りがこみ上げてきた。「おい原発、何すんねん!」  

2013-10-29 23:30:25
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

4(プロメテウスの罠)医師、前線へ:11 原発、何すんねん! 長崎大松田教授は考えた。 政府や電力会社は今までずっと、原発は安全、安全といい続けてきたではないか。人々が普通に暮らしているところを、こんなふうに汚染させるなんて……。

2013-10-29 23:31:29
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

5(プロメテウスの罠)医師、前線へ:11 原発、何すんねん! 長崎大放射線防護学松田教授は病院の外に出た。各所を測定せずにはいられなかった。 雪だまりの前では、年199・9ミリシーベルトまで測れる線量計が、毎時換算の測定限界値(毎時22・8マイクロシーベルト)を振り切った。

2013-10-29 23:32:58
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

6 (プロメテウスの罠)医師、前線へ:11 原発、何すんねん! 長崎大松田教授は、自然放射線量の高さが世界有数のインド・ケララ州で測定した経験もある。 高線量を見慣れたはずの松田が驚くほど、福島県立医大病院内外の放射線量は高かった。

2013-10-29 23:34:23
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

7(プロメテウスの罠)医師、前線へ:11 原発、何すんねん! 長崎大松田教授は思った。「これは地獄や」 長崎にいる同僚の山下俊一教授に、電話で伝えた。 「どえらいことになってまっせ」  

2013-10-29 23:36:10
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

8(プロメテウスの罠)医師、前線へ:11 原発、何すんねん! このとき、長崎大の熊谷敦史助教も測定値に驚愕した。 やはり山下に電話でこう伝えている。 「雪の近くでは、測定機がガーガーいって鳴りやまないんです」

2013-10-29 23:37:11
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

9(プロメテウスの罠)医師、前線へ:11 原発、何すんねん! 「出番はもっと後だろう」と考えていた山下教授は、意外に思った。特に茨城県東海村で起きたJCO臨界事故の測定経験がある松田教授の動揺は驚きだった。 このとき初めて山下教授は思った。「福島入りすることになるかもしれないな」

2013-10-29 23:38:21
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

10(プロメテウスの罠)医師、前線へ:11 原発、何すんねん!  夕方、熊谷助教ら(長崎大チーム?)は福島県庁近くの自治会館に引き揚げた。 残された県立医大の長谷川有史救急医は、同僚と今後の対応について話しあった。

2013-10-29 23:39:57
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

11(プロメテウスの罠)医師、前線へ:11 原発、何すんねん!  最悪のシナリオを聞いて、(福島県立医大医療スタッフの?)放射能への恐怖はさらに増していた。 被曝患者を受け入れる覚悟は、すぐには決まらなかった。 (以上、紹介終わり)

2013-10-29 23:41:24
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

12(プロメテウスの罠)医師、前線へ:11 原発、何すんねん! 以後、感想等。 福島県立医大敷地で、2011年3月15日に松田教授が計測して、山下俊一氏に報告した空間線量は50μSv/hだった、という報道が以前からある。この記事の数字は、その半分以下の数字以上、という曖昧なもの。

2013-10-29 23:45:08
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

13(プロメテウスの罠)医師、前線へ:11 原発、何すんねん! 感想等続 しばらく経過した後は、「雨や雪が降ればそれで遮蔽される」という話があちこちでされたが。 2011年3月15日から月末までの雨や雪は、フォールアウトが混じった危険なものだった。しかし、住民に警告はなかった。

2013-10-29 23:47:17
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

14(プロメテウスの罠)医師、前線へ:11 原発、何すんねん! 感想等続 大学の校地を見回っただけの松田教授の頭から1万cpmが計測されたというなら、このとき給水の為に列に並んでいた母親や子どもにはどれだけの放射性物質が降下したのか? 私(達)は、以来ずっとそれを問い続けている。

2013-10-29 23:49:35
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

15(プロメテウスの罠)医師、前線へ:11 原発、何すんねん! 感想等続 松田教授が山下俊一教授に電話し、山下教授が松田教授の様子を「動揺している」と感じたほどの状態だ。 本来、「責任者」がすぐにでも住民に警告しなければならなかったはずだ。「雨や雪に触れるな!外出するな!」と。

2013-10-29 23:52:08
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

16(プロメテウスの罠)医師、前線へ:11 原発、何すんねん! 感想等続 フォールアウトの中を住民に警告もしないで、何が「放射線防護」だ?何が「緊急被ばく対策」だ? 長崎大のメンバーは、明らかに住民が大量に被曝していることをこの日察知したはずだ。しかし、彼らは警告を発しなかった。

2013-10-29 23:54:17
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

17(プロメテウスの罠)医師、前線へ:11 原発、何すんねん! 感想等続 福島県立医大から、県自治会館に長崎大のメンバーは帰ったわけだし、自治会館には広島大や放医研のメンバーもいたはずだ。 しかし、誰も県民に向けて、被曝を避けるようなアナウンスメントをしていない。

2013-10-29 23:56:04
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

18(プロメテウスの罠)医師、前線へ:11 原発、何すんねん! 感想等続 2011年3月15日夕方、福島県自治会館には、多くのマスコミ記者がいたはずだ。15日16時頃には、そこで県知事の会見もあった。(『福島民友』で確認した) なぜ、そこで記者に防護を呼びかけなかった!

2013-10-29 23:58:50
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

19(プロメテウスの罠)医師、前線へ:11 原発、何すんねん! 感想等続 「2011年3月15日が、被曝防護のターニングポイントだった」というのが私のかねてからの持論だ。 「専門家」が福島市に多数入り、通信インフラもある程度回復し、県知事の記者会見もあった。 警告するならこの日だ

2013-10-30 00:01:01
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

20(プロメテウスの罠)医師、前線へ:11 原発、何すんねん! 感想等続 あえて、「たられば」を書かせてもらう。 県自治会館に残った広島大と放医研のメンバーが、福島県幹部とマスコミに防護と避難を訴えたならば、どうなった? 長崎大メンバーが県立医大に宿直したらどうなった?

2013-10-30 00:03:24
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

21(プロメテウスの罠)医師、前線へ:11 原発、何すんねん! 感想等続 ここで、重要な問題が再び浮かび上がる。 千葉の放医研経由で来たメンバーは、福島県災害対策本部に所属したわけではない。国の本部に所属したわけでもない。 文部科学省の裏組織「緊急被曝医療調整本部」所属だ。

2013-10-30 00:06:01
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

22(プロメテウスの罠)医師、前線へ:11 原発、何すんねん! 感想等続 文部科学省と言えば、3月12日早朝(1号機爆発前)から放射性物質の広域漏洩を察知していた。15日には飯舘村長泥にモニタリングカーを送り、住民には内密に線量を測定していた。そういう組織だ。

2013-10-30 00:08:37
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

23(プロメテウスの罠)医師、前線へ:11 原発、何すんねん! 感想等続 今日の確認。 文部科学省は、国民の健康も安全も守らない。 しかし、学校教育を仕切っている。 したがって、学校は子どもの健康も安全も守れない。 現状の文部科学省とは、そういう組織だ。

2013-10-30 00:10:36