『朝日新聞』(プロメテウスの罠)医師、前線へ:21 まさかの広範囲汚染
- karitoshi2011
- 8904
- 1
- 5
- 8
0(プロメテウスの罠)医師、前線へ:21 まさかの広範囲汚染 2013年11月8日 http://t.co/9Vq7OvRCJl 紹介し、感想等を付してまとめる。 写真は、SPEEDIによる放射性ヨウ素甲状腺等価線量の地図。 (我が家はこれで、避難を最終決断した思い出の地図だ)
2013-11-08 21:48:111(プロメテウスの罠)医師、前線へ:21 まさかの広範囲汚染 2011年3月18日に山下俊一氏が安定ヨウ素剤不要論を展開した後も、熊谷敦史氏はヨウ素剤にこだわり続けた。長崎大の教授と助教という関係だが、熊谷氏には熊谷氏の考えがあった。
2013-11-08 21:49:202(プロメテウスの罠)医師、前線へ:21 まさかの広範囲汚染 長崎大熊谷助教は考えた。 原発はまだまだ不安定だ。安定ヨウ素剤を急に飲ませる必要が出るかもしれない。そのときのために、どう渡し、どう飲ませるかを早急に決め、住民に徹底しておかねばならない――。
2013-11-08 21:55:303(プロメテウスの罠)医師、前線へ:21 まさかの広範囲汚染 2011年3月19日午前。長崎大熊谷助教は福島県立医大で薬剤部長の白坂正良氏、長崎大から福島入りした大津留晶準教授、吉田浩二看護士と話し合う。
2013-11-08 22:06:164(プロメテウスの罠)医師、前線へ:21 まさかの広範囲汚染 討議の結果、骨格を固めていた最寄り薬局利用案を踏襲することにした。 (1)最寄りの薬局で安定ヨウ素剤を渡す (2)大人には錠剤、乳幼児には粉末を分包にして渡す (3)苦いので、乳幼児にはジュースに溶かして飲んでもらう。
2013-11-08 22:07:035(プロメテウスの罠)医師、前線へ:21 まさかの広範囲汚染 長崎大熊谷助教たちは、山下俊一教授の了解が出れば、この案を県に提案する予定だった。県は十分な在庫を持っており、県には服用を指示する権限もある。このときがヨウ素剤が行き渡るチャンスだった。
2013-11-08 22:08:106(プロメテウスの罠)医師、前線へ:21 まさかの広範囲汚染 しかし同日、山下教授はこの案を却下した。理由は以下の通り。(1)原子力安全委員会のマニュアルから逸脱する(2)服用量を誤る危険もあるし、副作用が出た際に対応が困難(3)飲み物と混ぜた場合に効き目があるかどうかわからない
2013-11-08 22:09:157(プロメテウスの罠)医師、前線へ:21 まさかの広範囲汚染 日本甲状腺学会理事長をつとめる長崎大山下俊一教授の意見は絶対だった。 3月12日以降、福島県立医大で話し合われてきた配布案はこれで尻すぼみとなった。
2013-11-08 22:10:298(プロメテウスの罠)医師、前線へ:21 まさかの広範囲汚染 ところが……。 数日後、山下俊一氏は想像を超えた事実に驚いたと明かす。 以下、ことし(2013年)6月に山下俊一氏から(朝日新聞 麻田真衣記者が)取材した内容だ。
2013-11-08 22:12:179(プロメテウスの罠)医師、前線へ:21 まさかの広範囲汚染 山下俊一教授を驚かせたのは、11年3月23日に国が公開したSPEEDI(放射能拡散予測システム)の計算図だった。当時のヨウ素剤服用基準は、甲状腺の被曝(ひばく)線量が100ミリシーベルトになると予測されたとき。
2013-11-08 22:18:46【最重要】10(プロメテウスの罠)医師、前線へ:21 まさかの広範囲汚染 計算図では100ミリシーベルトを超える地域が原発30キロ圏外にも大きく広がっていた。 「ありゃー、と思いました」 放射能汚染は山下俊一氏の予想を大きく上回っていた。
2013-11-08 22:20:1711(プロメテウスの罠)医師、前線へ:21 まさかの広範囲汚染 山下俊一氏は語る。 「日本の原発にはヨウ素とかを取り除くフィルターとかがきちんと付いているものだと思っていた。まさかこんなに広範囲に汚染されているとは思わなかった」
2013-11-08 22:21:3312(プロメテウスの罠)医師、前線へ:21 まさかの広範囲汚染 (記者は)山下俊一氏には面会と電話で(合計?)3回話を聞いた。 一問一答の形で山下俊一氏の記憶をたぐってみる。(麻田真衣記者の署名) (以上、紹介終わり)以下、感想等。
2013-11-08 22:23:4313(プロメテウスの罠)医師、前線へ:21 まさかの広範囲汚染 感想等。 一読、まず血液が沸騰するのではないかと思うほどの怒りを感じた。 山下俊一氏は、どんな情報を得た後に福島県立医大に乗り込み、「安定ヨウ素剤不要論を展開したのか確認しておきたい。彼は、深刻な汚染を知っていた。
2013-11-08 22:30:1814(プロメテウスの罠)医師、前線へ:21 まさかの広範囲汚染 感想等続。 3月15日に、松田教授や熊谷助教から、福島県立医大構内のただならぬ放射線量を、山下氏自身が電話で報告を受けていたはずだ。 その日、福島市の公式発表の最高値は、地上1m空間線量で24.24μSv/h。
2013-11-08 22:34:1115(プロメテウスの罠)医師、前線へ:21 まさかの広範囲汚染 感想等続。 この空間線量を知って、「新生児の甲状腺等価線量が100ミリを下回る」と山下俊一氏が計算するとしたら、山下氏は初歩的な計算もできない無能な人物だという事になる。 即刻医学部教授をやめてもらうレベルだ。
2013-11-08 22:36:4216(プロメテウスの罠)医師、前線へ:21 まさかの広範囲汚染 感想等続。 山下氏は「ありゃー」となる報告が出る2日前、3月21日に福島市で開催された講演会で、「100μSv/hまで、子どもの健康のためにも安心して外遊びさせてください」とはっきり言っている。
2013-11-08 22:39:1917(プロメテウスの罠)医師、前線へ:21 まさかの広範囲汚染 感想等続。 空間線量は、放射性セシウムと放射性ヨウ素が主になる放出物の合算。セシウムとヨウ素の比率は、半々というのがチェルノブイリ原発事故の経験。「チェルノブイリの経験」が売り物の山下氏が知らないはずはない。
2013-11-08 22:41:3718(プロメテウスの罠)医師、前線へ:21 まさかの広範囲汚染 感想等続。 「日本の原発にはヨウ素とかを取り除くフィルターとかがきちんと付いているものだと思っていた。」というのは、あまりにも卑劣な言い訳だ。放出は、主に爆発によるものなのだから、フィルターを通る筈がない。
2013-11-08 22:43:4019(プロメテウスの罠)医師、前線へ:21 まさかの広範囲汚染 感想等続。 それとも「事故の様子を把握する努力もせずに福島県に入って、福島県に求められるままに県民を安心させるために講演をした」と言い張るのだろうか? ならば山下俊一氏は無能力者なのだから、公職から降りろ。
2013-11-08 22:46:3420(プロメテウスの罠)医師、前線へ:21 まさかの広範囲汚染 感想等続。 勿論、そんな無能な人間を、福島県民の健康と安全を守るべきアドバイザーに任命した、福島県知事の任命責任も問われる。山下氏を招いた県立医大学長も、山下氏を推薦した人物も責任は重大だ。
2013-11-08 22:48:2221(プロメテウスの罠)医師、前線へ:21 まさかの広範囲汚染 感想等続。 山下俊一氏本人と、山下氏アドバイザー就任に関連した人物は全員、今回の記事が事実に基づくならば、福島県民の健康と安全を守るのには能力不足、認識不足なのだから、全員一斉に職を辞して欲しい。
2013-11-08 22:50:2822(プロメテウスの罠)医師、前線へ:21 まさかの広範囲汚染 感想等続。 今回の記事には説明不足が。使われたマップへの到達方法を示す「文部科学省 緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム(SPEEDI)を活用した試算結果」http://t.co/PIMCFTkNl2
2013-11-08 22:56:3023(プロメテウスの罠)医師、前線へ:21 まさかの広範囲汚染 感想等続。 「(1) SPEEDIによる積算線量の試算結果」の 1) 一歳児甲状腺の内部被ばく等価線量 (3月12日午前6時から3月24日午前0時までの積算線量) http://t.co/9XUnpSoHYD
2013-11-08 22:58:4624(プロメテウスの罠)医師、前線へ:21 まさかの広範囲汚染 感想等続。 これが記事の写真のマップだろう。 内部被ばく臓器 等価線量の積算線量 (3月12日6:00から3月24日0:00 までのSPEEDIによる試算値) http://t.co/9XUnpSoHYD
2013-11-08 23:00:00