ソマリア沖に出没する海賊の概況

dragoner@2日目東イ14b @dragoner_JP

君津港出港が積荷がスチールコインときたら、新日鐵か。なんにせよ無事に解決すれば良いのだけど　→　日本関係船、海賊が乗っ取り＝ケニア沖、ソマリアに向かう―国交省　http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101011-00000042-jij-soci

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スチールは換金製高そうだなあ……。一昔前の東南アジアで中国シンジケートが絡んでいたシンジケート型海賊なら積荷奪われていただろうにゃあ。ソマリア海賊は身代金目的なので、人質の身はそれなりの待遇受けるけど……

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良い機会だから、現代海賊について呟こうかにゃあ

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以前、この動画でソマリア海賊についての概略はやったけど、現代海賊の分類についてはあまり手を着けてませんでした　→　『ゆっくりで学ぶ軍事　「ソマリア海賊編」』 http://nico.ms/sm7281249 #nicovideo #sm7281249

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ちょっと昔までの現代海賊のメッカはご存知マラッカ海峡。ここは交通の要衝の上、海峡は浅くて浅いので船は低速で航行さざるを得ません。ここで活動していた海賊は、地元漁民が大勢だったと言われています。元々、ここいらの漁民は漁業の傍らで海賊行為をしていたという、ある意味伝統的な海賊です

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90年代後半にテンユウ号事件が起きる。これは代表的な国際シンジケートによるシンジケート型海賊。航行中のテンユウ号が行方不明となり、のちに中国港湾で別の船として発見される。積荷の換金が主目的の犯罪であり、乗員15名は今に至るも行方不明

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なお、テンユウ号事件では中国港湾で発見されたが、中国港湾当局の関与がないと成立できない船名書換や当局の捜査妨害が行われていた。

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ここで留意すべきは海賊の狙いは積荷の換金にあったということ。だけど、現在のソマリアでは事情が異なる

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ソマリア沖の海賊の特徴は、積荷狙いではなく船員を人質にとった身代金目的。シンジケート型と違い、船員は海賊の元で生かされている。人質経験者によれば、扱いはわりと丁重だという。ここでシンジケート型みたいな船員皆殺しやったら、本気で各国に潰されかねないので極めて賢明

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そういう意味で誘拐産業である。お金を払えば返しますよという。ちなみに100万ドル／人が相場とされます。

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ところがこれも複雑で、ソマリア海賊組織の裏に何があるかは諸説あります。アルカイダを疑う声はずっとあるし、シンジケート説もある。実際、海運情報が集まるロンドンで、ターゲットの情報を漁っている人員がいたとされる報道もある

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ソマリア海賊の逮捕者を見ると、国籍がインド洋全般に及んでおり、インド系も逮捕されている。余談だが、インドのムンバイ同時多発テロも海路からテロリストが侵入したとされる

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シンジケート型、ロビンフッド型（村ぐるみで海賊、成果は村で分配）、テロリスト型と様々な累計がある海賊だけど、ソマリアはこれらの複合的要因が強く、ウリが知る限りでは特定の分類はまだされていないと思う

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アフリカは固定電話よりも携帯電話が主流ですしね　RT: @nanayoh: @dragoner_JP 犯人の要求は携帯からの通話またはSMSで来るそうですね。 海賊で成り立ってる港もあるとか。

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てなことで、いずれまとめて記事にする。つもり（完）