「原発事故と科学的方法」読んだ人の感想等の続きその2

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Taky @taky5566

「原発事故と科学的方法」を読了。 原発について、如何に、 不都合な事実を意図的に見過ごし、危機を過小評価したかが、事実に基づいて述べられている。良書だ。マスコミなどが伝えることに疑問を持ち、自分で検証することが重要と再認識

2013-11-13 21:38:00
よしこラッキー @yoshicolucky

国は地震や低い津波でも原発が耐えられないこと電源喪失やメルトダウン想定してわかってたのに対策講じないばかり事故後は想定してなかったと言ってた。牧野さん。原発事故と科学的方法より

2013-11-18 22:03:30
イージスの楯 @associater

牧野教授の反撃は、さまざまな個人的不利益をも恐れぬ、長く、厳しい戦いの始まりであった。

2013-11-18 22:29:21
イージスの楯 @associater

天文学が専門である牧野淳一郎教授は、311から福島第1原発事故の発生後まで、フェルミ推定(実際に調査するのが難しい量を、いくつかの手掛かりから論理的に推論し、短時間に概算する手法)を駆使して、独り、事故の分析とネット上への情報発信を開始する。

2013-11-18 22:29:32
イージスの楯 @associater

牧野教授の語った『三重の悪夢』とは、次のとおり。 ①起こってほしくなかった原発の重大事故。 ②東京電力と政府の発表、マスコミでの報道や解説が事態をまったく過小評価。 ③知人の物理系などの研究者を含めて、ネット上での論調のほとんどがこの過小評価を支持し、客観的な現実認識を拒否する。

2013-11-18 22:30:12
イージスの楯 @associater

牧野教授の推論する様子は、まるで『怪奇大作戦』の牧史郎や『シャーロック・ホームズ』の推理を見ているかのようである。

2013-11-18 22:31:11
イージスの楯 @associater

そのような悪夢的状況下にあっても、牧野教授が、わずかな断片的手掛かりから、事故当初から核燃料がメルトダウンしていたことや、事故の規模がINESレベル7に達すること、深刻な汚染の範囲がどこまで及ぶか等を、公式発表に先駆けていち早く推定する。

2013-11-18 22:31:22
イージスの楯 @associater

それが、オーダーとしては実に的確であったことが後日判明するこれらの推定は、微分積分や確率統計すら必要としない、高校生にも可能な計算であった。

2013-11-18 22:32:14
イージスの楯 @associater

たとえば、『原発事故と科学的方法』に書かれているように、牧野淳一郎教授の並外れた知性は、311以降、政府や原子力産業ではなく、国民を守る側に立ってくれたことで、『事実で組み上げられた嘘』や『正しいデータによる過小評価』の、本当の正体を見破って行った。

2013-11-18 22:33:52
イージスの楯 @associater

このように、事実はつねに特定のパラダイムの中で意味をもつ理論負荷的な知識であり、裸の「事実」が理論を倒したことはないのだ。

2013-11-18 22:34:19
イージスの楯 @associater

311の東京電力原発事故初期の放射性物質拡散期には、少なからぬ一部の科学者たちがネットで安全論を世間に拡散した。 メディアの報道や行政機関の公表情報を、資本や政治と切り離して信頼する事は出来ないという現実の経過を、私たちは目の当たりにした。

2013-11-18 22:35:30
イージスの楯 @associater

また、住民が行政庁に問い合わせをしても、行政官は「国が安全だと認めたのです。だから安全なのです」とか、また議会で国会議員が質問をしても、行政の長は「デフレだから賃金が下がる(デフレがデフレを生み出す?)」とか、論理も筋道もないトートロジー(同じ言葉の繰り返し)の答弁に終始する。

2013-11-18 22:35:53
イージスの楯 @associater

このニホンでも「事実による反証では、仮説を打ち倒せない」。 しかし、たとえ政府・専門家集団・会社を相手にしても、私たちが真摯な科学的探究を忘れることがなければ、当時代に日本社会を覆い尽くしている「すでに失効した支配的理論の概念枠組み」を打ち破るための橋頭堡を得ることは可能である。

2013-11-18 22:36:39
イージスの楯 @associater

特に、奪われ、踏み躙られたのにもかかわらず、そんなことは最初からなかったのだと言い聞かされ、概念や理論の言葉も封じられたディストピアにいる人間たちや、今後、若者たちに降りかかる、さまざまな個人的不利益・長く厳しい戦いの始まりを支えとなるもののひとつは、科学という懐疑的態度だろう。

2013-11-18 22:38:02
イージスの楯 @associater

H.アーレントという哲学者が「嘘というのは何らかの偶然で政治に紛れ込んだのではない」と言っている。 どういうことかというと、「嘘」は政治に付き物で、政治は必ず嘘をつく事があるということ。 だから、遺憾ながらそれを前提にして、私たちはものを考えなきゃいけない。

2013-11-18 22:39:35
イージスの楯 @associater

それは差し当たり、悪い出発点かも分からないが、とにかく出発点なのである。 だから、議会制民主主義・近代民主主義というものは、「公開性」を原理にしてる訳である。 つまり公開で、物事を原則としては決めるという事だ。

2013-11-18 22:40:24
イージスの楯 @associater

それだからこそ、なおのこと余計に、「公開性の原則」が重要だと思われる。 つまり、公開性の原則と、秘密ということは、常に政治においてせめぎ合っていて、それが政府に、「自分達は何でも好き勝手に出来る訳じゃない」という緊張感を与える訳である。

2013-11-18 22:41:12
よしこラッキー @yoshicolucky

原発事故と科学的方法 (岩波科学ライブラリー) 牧野 淳一郎 http://t.co/PyjBBeOhdf @AmazonJPさんから

2013-11-18 22:53:33
よしこラッキー @yoshicolucky

推進派も反対派も事故時の予測やシュミレーションは正確にしていたのに推進派は科学的でないと偽っていた。原発事故と科学的方法牧野さん

2013-11-18 23:27:16
墨人 @bokujinsei

牧野さんの「原発事故と科学的方法」。原発事故の時、まともなことを言っていた極めて稀な物理屋さんだ。他はほんとに酷かった。科学者は数学や物理ができても、その他は幼稚で話にならんのが多い。

2013-11-24 14:23:43
レイジ @sinwanohate

牧野さん著「原発事故と科学的方法」読んだ。数字は全然わからない私が感想書いても恥ずかしいだけだが、とりあえず思ったのは、「ああ、これが科学だよな」。データと論理で答えを導く。もし間違ってもあとから検証可能だ。「科学」を標榜しながら適当な直感で発言する学者たちに見習ってほしい。

2013-11-24 15:42:02
レイジ @sinwanohate

【原発事故と科学的方法 (岩波科学ライブラリー)/牧野 淳一郎】データから論理的に結論を導く過程に、「これが科学だ」と感じた。科学科学といいながら直感でいいかげんなことをいう学者との違いは明らか。 →http://t.co/doFzeQxrxz #bookmeter

2013-11-26 22:34:04
Kunio Koshigiri @koshix

原発事故と科学的方法(@jun_makino)を読了 付録の2011.3.19-21が自分のtwilogにも記録されている。 @koshix 牧野さんの考え: http://t.co/QHSicPuXn9 9:30 AM Mar 21st, 2011

2013-11-26 22:35:04
flurry @flurry

@flurry さらに言うなら「原発事故と科学的方法」についても。あの本で示された推計を見て「後から見たら簡単そうに見えるけど、じゃあ『次に』同じようなことが自分で出来るかというと……」みたいな枠組みには問題があるかもしれず。「次」とかじゃなくてもっと過去へ!みたいな。

2013-11-27 12:05:18
Kaz Sugi @WILEE921

「原発事故と科学的方法」「科学者に委ねてはいけないこと」、岩波書店から出た2冊読了。これらの本の中に書かれていることを一番知って欲しい人たちは、多分、読まない本なんだよなあ。

2013-11-30 20:07:37