何が「違法」な働き方なのか、弁護士の方からお話を伺って、みえてきたこと
だからこそ、弁護士の方が考える「違法」と、一般の我々が発想する「違法」の乖離の大きさを、我々の側からも埋めていかなければならないと思うのだ。
2013-11-18 08:57:29現状を改善するために、しかるべき人がその仕事をちゃんとやって当たり前、という発想は、ダンダリン第6話で労働基準監督官に「使えないわねえ!」と不満をぶちまける女性の姿で皮肉に描かれていた。 http://t.co/cW2G3xdRvg
2013-11-18 09:02:03ダンダリンは、段田凛が労働基準監督官として孤軍奮闘する、という面が表に出ているが、しかし理不尽な状況に置かれた一人ひとりの葛藤に注目しながら見えていくと、単に水戸黄門的なドラマではないと見えてくる。
2013-11-18 09:08:28そうそう、上記のような問題意識で今野晴貴『日本の「労働」はなぜ違法がまかり通るのか?』 (星海社新書、2013年)を読むと、興味深いと思います。 http://t.co/FfOm8R5Vzy
2013-11-18 09:26:46ブラック企業被害対策弁護団が『ブラック企業被害対策Q&A』を出版
ブラック企業被害対策弁護団『働く人のためのブラック企業被害対策Q&A』http://t.co/qYPHLcf5Jl 【現在、労働法の本は、多数出版されています。ですが、弁護士自身がこの「わかりやすさ」と「実用性」を徹底的に追及した書籍は他にないだろうと、自負しています。】
2013-11-29 17:27:34【Q長時間残業が続いており、このままでは体が持ちません。周りの同僚も、「ウチの業界は仕方がない」という雰囲気ですが、そういうものですか?】といった素朴な、けれどよくある疑問に対して、5ページほどの専門的かつ実践的な解説がついています。
2013-11-29 17:31:31質問項目の選び方を見ても、説明を見ても、【「中学生高校生の兄弟姉妹に読ませるつもりで」を合言葉にして、できるだけわかりやすく読みやすいように執筆しています】というあとがきからうかがわれるように、かなり工夫して編集されていると感じます。
2013-11-29 17:33:11ブラック企業被害対策弁護団[著]『働く人のためのブラック企業被害対策Q&A』(1700円+税)、アマゾンでは一時的に在庫切れのようですが、紀伊國屋書店WEBストアには在庫があるようです。ぜひ。
2013-11-29 17:35:37ブラック企業被害対策弁護団『働く人のためのブラック企業被害対策Q&A』、読み進めているのだが、ほんとに面白い。「こういうこと、気軽に聞ける人が身近にいるといいのに・・」と思っていたことが、親切丁寧に解説されている。まるで「家庭の医学」の労働版。
2013-11-29 20:12:08たとえば「勤務先の就業規則を確認してください」という回答には、こんな補足がついている。→「多くのブラック企業では、見られるようなところに就業規則を置いていません。」(続く)
2013-11-29 20:13:33「このように、就業規則を確認したいがその内容を確認できない場合、まずは勤務先を管轄する労働基準監督署に問い合わせてください。10人以上を雇用している職場の場合、必ず就業規則を労働基準監督署に届けなければならないので、勤務先で内容を確認できなくても、」
2013-11-29 20:14:45「労働基準監督署で確認することができます。もっとも、労働基準監督署は、就業規則の全部は見せてくれません。一般的に、労働基準監督署では、具体的に問題となっている部分しか、見せてくれと言っても見せてくれない運用がなされています。」(続く)
2013-11-29 20:15:50「労働基準監督署に就業規則の確認をする際には、自分の労働条件のどこに疑問があるのかをあらかじめ整理し、その問題にかかわる部分を見せてくれと申し出るようにして下さい。」
2013-11-29 20:16:30こんな感じ。臨床医が、医学に詳しくないが体の不調を抱えている患者に向き合うように、実際に労働問題の解決に取り組んできた弁護士の方たちが、その経験に基づき、相手に伝わる形での解説をされている。
2013-11-29 20:18:14各大学のキャリアセンターの職員さんには、この『働く人のためのブラック企業被害対策Q&A』を一読しておいてほしいなあ。そして、キャリアセンターに職員用と学生用と、常備しておいてほしい。「家庭の医学」のように、各家庭にも、いざという時のために1冊あってもよいと思う。ほんとに。
2013-11-29 20:19:49