発達障害のある子どもたちへのかかわり方~医療-医療連携および医療-教育連携を通して考える~

和歌山大学大学院教育学研究科 教授 小野 次朗 先生
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aikider @sayoarashi

かんしゃくを起こしやすい、すぐ泣いてしまう、予定が変わると起こる、単調な話し方、怒られているのにヘラヘラ笑う、一方的に喋る、質問するけど答えに興味がない、視線が合いにくい、一部の教科にだけ興味を持つ→自閉症スペクトラム障害ASD

2013-11-16 19:56:11
aikider @sayoarashi

注意欠陥多動性障害のこどもたちへの対応

2013-11-16 19:59:45
aikider @sayoarashi

AD/HDの診断基準:6項目以上とされているが、4項目を超えたら疑ってみるべき

2013-11-16 20:01:33
aikider @sayoarashi

性差:多動衝動性優勢型は10:1、不注意優勢型は1:1である。女児のAD/HDは見落とされがち。

2013-11-16 20:02:25
aikider @sayoarashi

有病率は3~7%。全体の男女比は3~5:1

2013-11-16 20:02:54
aikider @sayoarashi

DBDマーチ:破壊的行動障害:AD/HD→反抗挑戦性障害→行為障害→反社会性人格障害

2013-11-16 20:04:11
aikider @sayoarashi

AD/HDに認められる二次障害:反抗、自尊感情の低さ、二次的な学力の低下→不登校

2013-11-16 20:05:09
aikider @sayoarashi

不登校の児童の半数が発達障害があると言われている。

2013-11-16 20:05:27
aikider @sayoarashi

かつての不登校への対応は、カウンセリング的に待つことだった。しかし発達障害がベースにあるならば、積極的な介入が必要となる。

2013-11-16 20:06:05
aikider @sayoarashi

Sonuga-Barke, EJ 2000AD/HDの病態

2013-11-16 20:06:37
aikider @sayoarashi

実行機能回路障害→抑制の障害→実行機能障害

2013-11-16 20:06:55
aikider @sayoarashi

報酬系回路障害→報酬遅延に対して耐えられない傾向→遅延回避

2013-11-16 20:07:25
aikider @sayoarashi

報酬系回路は依存形成に関与している?

2013-11-16 20:07:51
aikider @sayoarashi

前頭前野におけるドパミン作動性神経細胞が年齢に見合った働きをしていない

2013-11-16 20:08:16
aikider @sayoarashi

AD/HDではドパミンの再取り込みが過剰であり、シナプス間隙のドパミン濃度が低下する

2013-11-16 20:09:01
aikider @sayoarashi

MPHでは、ドパミンの再取り込みを阻害

2013-11-16 20:09:17
aikider @sayoarashi

前頭前野(実行機能)と側坐核(報酬系)に作用する。

2013-11-16 20:10:00
aikider @sayoarashi

AD/HDの7~8割に有効。覚醒作用がある。依存症はほとんどないが、資格が必要。

2013-11-16 20:10:47
aikider @sayoarashi

ATX:ノルアドレナリントランスポーターを阻害する。

2013-11-16 20:11:27
aikider @sayoarashi

側坐核にはNAトランスポーターが存在しないため、依存症を形成しない。前頭前野のNAトランスポーターのみに作用する。

2013-11-16 20:12:11
aikider @sayoarashi

持続時間は24時間。効果発現に2~3週間かかる。副作用はMPHより少ない。

2013-11-16 20:12:48
aikider @sayoarashi

有効性は両者ともに7~8割

2013-11-16 20:13:04
aikider @sayoarashi

どちらを選択するべきか。効果を急ぐべき場合:MPH。一日を通じて効果が必要な場合:ATX

2013-11-16 20:14:18
aikider @sayoarashi

薬物治療は補助的な治療である。指導のほうが重要である。

2013-11-16 20:14:33