「世界最高齢の動物」のまとめに関する訂正と続報

先日まとめた「『「地球最古の生物」誕生と同時に死亡』という記事の不正確さについて」(http://togetter.com/li/590510)に関して、私自身の責任も含め間違いがあり、更に続報も加わったため、ここに謝罪して訂正いたします。 ちなみに日本語版Wikipediaの「アイスランドガイ」の記事(https://ja.wikipedia.org/wiki/%e3%82%a2%e3%82%a4%e3%82%b9%e3%83%a9%e3%83%b3%e3%83%89%e3%82%ac%e3%82%a4)にも、私が主執筆者としてほぼ同じ事を書いておきました。ただしWikipediaとtogetterはルールが違うので混同されないようご注意願います。
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エビフライ@宇宙の人 @kiruria281

しかし、今回のように必ずしも正しくない情報に基づき非難を行うのはどうだろう?糾弾されるような研究を行っていたのならいざ知らず、そんなつもりは毛頭ない研究者を委縮させるのではないだろうか?しかも今回のケースのように、一般に関連性が薄いどころか、大いに問題のある研究ならば尚更である。

2013-11-18 20:40:35

おまけ

エビフライ@宇宙の人 @kiruria281

【おまけ】 世界最高齢の動物と言っても、今回の明のケースとは異なる例がいくつか報告されている。これは定義の仕方によって異なる。

2013-11-18 20:43:10
エビフライ@宇宙の人 @kiruria281

まず大きく誤解されがちだが、単細胞生物の寿命は無限ではない。そもそも、生物の分類における動物界にすら含まれない。たとえばゾウリムシは決まった回数の分裂を繰り返すと死亡する。ただし、回数は決まっているが1回の分裂にかかる時間は環境によって左右されるため、寿命が何年とは言えない。

2013-11-18 20:48:53
エビフライ@宇宙の人 @kiruria281

いわゆる不老不死のクラゲとして知られる「ベニクラゲ」は、成体になった後幼体に戻る事があることが知られており、ある意味ではこれが最長の寿命を持つ動物かもしれない。しかし、厳密には老化を防いでいるわけではなく、若返りを起こしているため、通常の意味での年齢を測るのは無理かもしれない。

2013-11-18 20:52:17
エビフライ@宇宙の人 @kiruria281

いくつかのサンゴとクセノフィオフォラは、数千年生きた事が炭素年代測定法によって推定されている。最大は4265歳である。ただし、これはどちらも本体を包む殻を分析した結果であり、貝とは異なり殻の持ち主が永久に一緒とは限らない。またクセノフィオフォラは動物界には属さない。

2013-11-18 20:57:14