「食べて。美味しいわよ」「いただきます」恐る恐るスープを口に運ぶ。「美味しい」「でしょ。最初は不気味って思ったんだけど、美味しくて」「ところで会社の人って、誰」「ほら、貴方の課にいたじゃない。細マッチョなイケメン」「うっ」別の意味で危険を感じる。@23novel #twremix
2013-11-28 23:50:08
#twnovel 寒くて震えていると、親切な人が手袋を貸してくれた。別の人はホッカイロをくれて、別の人はマフラーをぐるぐる首に巻いてくれて、また別の人はカシミアのコートを着せ掛けてくれた。それを物陰から見ていたうさぎが自分の毛皮を差し出そうとしたので、そっと懐に抱きかかえた。
2013-11-28 23:39:58@23novel 寒くて震えていると、彼が手を差し出してくれた。右手は彼が繋いでくれて、左手は彼のしていた手袋を貸してくれた。それでもまだ寒そうだなと心配する彼はマフラーをほどき、私に巻いてくれようとしたので「それはあなたが巻いていて?」と、彼に寄り添った。 #twremix
2013-11-28 23:49:41@23novel 「ごめんねごめんね。俺はお前にあげられるものをひとつだってもってないんだ。」腕の中でうさぎは言いました。「おかえりといってくれないか」私は言いました。どれだけ温かい物をもらっても誰も与えてはくれなかったから。狭く寒い街角は私の家になりました。#twremix
2013-11-29 00:00:45寒くて震えていると、親切な人が手袋をくれた。その人の手はしもやけで真っ赤だった。でも私はその手袋を自分の手にはめた。暖かだった。そして気がついた。手袋をくれた人が自分の代わりに寒さに震えているのにそれを何とも思っていないと言う自分の心の冷たさに。@23novel #twremix
2013-11-29 00:16:30手は暖かくなったけれどまだ体は震えていた。別の人がマフラーをくれた。それをふわりと巻くと首回りは暖かくなった。マフラーをくれた人は襟を立てて去った。そして気がついてしまった。私は寒さに震えていたのではなくて、自分の心の冷たさに震えていたんだと。 @23novel #twremix
2013-11-29 00:34:03
#twnovel おはよう、と白い息で吐き出した言葉がそのまま凍って足元に落ちた。さむい、ねむい、だるい、いきたくない。足元に広がる真っ白な言葉の氷を、街の人たちは無言で踏み潰し、汚していく。でも「おはよう」と「ありがとう」は、なんとなく原型を留め、朝陽の熱で静かに溶けていた。
2013-11-29 08:43:55踏みつぶされた、さむい、ねむい、だるい、いきたくない。粉々になった言葉たちを集める。おはようやありがとうと同じ言葉として生まれてきたのに人ってさ、勝手だよね。僕はそっと並び替える。いいね。いきたい。他にも欠片を連れてきて、「むだなんかない」@Haruki_Non #twremix
2013-11-29 08:58:42@naholograph おはようございます七歩さん!こういうお話が読みたかったです!(o゚▽゚o)ツイリミありがとうございましたー☆
2013-11-29 09:05:57@Haruki_Non 今回ツイリミにしたような話を書こうかなーってなんとなく思ってたんで、ここにいれちゃいました。なので似たような発想のお話が今後どこかでお目見えするかもしれませぬ。おはようございまーす。北海道寒そうぶるぶる。
2013-11-29 09:10:39@naholograph ツイノベ書きながら、言葉の並べ替えをしたいなあ〜と思いつつ、140字×1話じゃ無理!触りだけで書き切ったので、七歩さんにすくい上げてもらえて良かったです(^人^)北海道寒いので冬眠したいです。起きたら春になってて欲しいですよ…ぶるぶる。
2013-11-29 09:22:56
新しいドアを開けた。見えたのは、まっさらな世界。 今日から私はここでやっていくんだよ。後から来る仲間と、これから出逢う仲間と。独りじゃないよ、みんなで進むんだよ。今日よりも素敵な明日を掴むために。 #twnovel 踏み出そうとした私の背中をぽん、と叩いたのは、大好きな君だった。
2013-11-29 18:14:29@h_voice_m 大好きな人が、新しいドアを開けようとしていた。その先に見えるまっさらな世界を僕は知っている。君は独りなんかじゃない、僕たちがいる。みんなで進むんだ。一歩、踏み出すのを戸惑っている君の背中をぽんと叩いた。「ほら、行こう?」みんなが待ってる。 #twremix
2013-11-29 20:16:08@amenote07 わ、ちょ、るきちゃ……!ついりみありがとおおお!嬉しすぎる、ちょ、どうしよう……! あー、もーにやけちゃうじゃないっ!とっても嬉しかったよ!ほんとにありがとう……!(*´ω`*)
2013-11-29 20:20:10@h_voice_m 「ほら、いこう?」書きたいものを、書いてよ。僕は翠ちゃんの書きたいものを読みたいんだ。 こちらこそ、ありがとう!翠ちゃんが、新しい気持ちで進めるように僕のほんの少しだけれど気持ちを。
2013-11-29 20:31:25@amenote07 君が背中を押してくれた。大丈夫、歩いて行ける。そう思った。私は最後に一度、潜り抜けたドアの向こうを振り返った。お礼を言わなきゃいけない。君やみんなと出逢えたあの場所に。「私はもう大丈夫、今までありがとう!」そんな私たちに、優しい風が吹いた。#twremix
2013-11-29 20:59:23
お疲れ様でした。続きはこちらです。