131201東大特別シンポジウム「これからの建築理論」
- makawakami
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磯崎先生:ネットワークを組み立てて政治やビジネスの仕組みを考えている人が、アーキテクトじゃないかと考え始めると、建築理論をどう考えたら良いのか、非常に難しいと思う。 #UT_ADS
2013-12-01 17:50:12仕組みを考えているのがアーキテクト。さっきのコントロールルームはアーキテクト事務所。そうすると俺たちは建築理論をどう考えたらよいのか。
2013-12-01 17:50:41原先生:もともと、新しい数学が現れてきているのに、知らなくて建築を作っていいのか、というのがもともとの意識。ただ最近体の調子が悪かったので、ちょっと勉強した。天文学はばんばん新しい知識が増えている。続いて物理学、生物学と見ていくとめちゃくちゃ進化している。#UT_ADS
2013-12-01 17:52:55原さん。体の調子が悪くなったので勉強している。天文学のとんでもない展開。地球外建築もやっていた。宇宙の情報がどんどん送られてくる。もうひとつは量子力学。スイスのCERNなど。もうひとつは生物学の展開。多様性の世界。
2013-12-01 17:53:36原先生:Power of Tenをイームズが作ったのでそれを参照に、オーダー(単位)を図示してみる。オーダーの範囲が広がっている。本「超弦理論入門」に空間が幻想である、と書いてある。物理学者もやっと分かったかと。 http://t.co/yDhpvPYJ1R #UT_ADS
2013-12-01 17:56:37物理学者の大栗博司先生の『超弦理論入門』。「空間は幻想である」という言葉。物理学者もようやく分かったか(笑)。(建築家にとって)空間はつくるもの。アインシュタインの言葉が近い。
2013-12-01 17:57:40原先生:今日と明日では分かっていることが違う。圧倒的な情報量の増加。しかし、物理学の中で質量を生み出すものだと分かっているものは、全部足しても5%しかない。95%はわからない。これがいずれわかる時がくる。近いんじゃないかと思ってる。 #UT_ADS
2013-12-01 18:00:30宇宙の中に質量を持っているもので、分かっているものは5%しかない。95%はダークマターやダークエネルギー。1492年の大発見。95%についても、いずれ分かる時が来る。それでは、僕らの出番はあるのか?
2013-12-01 18:01:51原先生:翻って考えると、そこに僕らの出番があるのかということなんですよね。この先、コペルニクス的転換が起こるはずで、建築家たちはそこについていけるのか。発見されるモノの単位が極小から極大まであるなかで、理論の話なのだから単位は自身で設定できるはずで。 #UT_ADS
2013-12-01 18:03:22原先生:つまり、発見されることへの説明については参加できないかもしれないが、空間に関して、空間の創出に対して、建築家が恥ずかしくないようにしないといけないと、大学の人間として思うわけですね。 #UT_ADS
2013-12-01 18:04:45建築理論は、設定の仕方による。空間に建築が関与しようとするなら、これからくる大変革に対して、ああそうですかといわないためにも、我々も(物理学、天文学、生物学などを、準備・勉強しておくべき?)(多少、文脈から推測)。
2013-12-01 18:04:55隈先生:表面上はいろんな方向を見てそうですが、なかなか共通してそうですね。建築に関わらず理論においてなんでもありになっている世界の中で、建築家としてどうするのか、というように感じました。 #UT_ADS
2013-12-01 18:06:36隈さんまとめ。槇さん。大海原で、すでに一艘の船でなくなった。磯崎さん。建築家がやるのは理論であり、批評ではない。原さん。建築家が何でもありではなくて、空間自信が何でもありの状況になっていて、建築家のほうが遅れているのではないか。
2013-12-01 18:08:32槇先生:(空間統治のシステムというスライド。左に江戸、右にギリシャ)ギリシャも江戸も、空間を使って統治しようとしていて、建築家は既にアーキテクトであったといえる。特に参勤交代のシステムは、島という空間を上手く使ったシステム。空間の概念は捉え方に広がりがあるよ。#UT_ADS
2013-12-01 18:09:03槇さん。空間統治のシステムについて。ギリシャのグリッド/アゴラと対比。江戸名所分布図。江戸は分散していて、武士と商人が接触していても良いとして、300年たった。空間を使ってそれをやろうとした。すでに政治家はアーキテクトであったと言えるのではないか。
2013-12-01 18:09:36寄席見てる気分。全員、異なる歴史と文脈があって、こんな強引なミーティングは初めてだから三者それなりに気持ちも入ってるけど一生懸命インプットするような話じゃないねw
2013-12-01 18:13:44槇さん85歳、磯崎さん82歳、原さん77歳。隈さんは59歳。
後半戦。隈さんより。昔から政治というのは空間的だった。政治家というのは空間的なアーキテクトだった、という槇さんの話を受けて、磯崎さんからどうですかと。
2013-12-01 18:23:38磯崎先生:僕らの学生のころはギーディオンの「空間・時間・建築」くらいしかなかった。時間と空間を繋いで時空間として捉える考え方。1920年くらいにはそうだったということが分かっている。 #UT_ADS
2013-12-01 18:26:48科学は科学で良いとして、僕らが学生の時は、ギーディオンの『時間・空間・建築』しかなかった。1920年代くらいに時空間というのができた。18世紀のカントの時は、時間と空間はクリティークの対象ではなかった。この時の三批判書では除外されている。それが疑われ始めて、アインシュタインへ。
2013-12-01 18:27:04身体は最低限変えられない。これが感知したものが空間と時間でよいのかと。これで建築につながるのでは。原さんの説明は、これから後の理論としては重要。
2013-12-01 18:28:18