津田大介さん『新生ふくしまを創り出すための情報発信力』&津田さん×東浩紀さん『ふくしまの記憶を風化させないためには』@ふくしま復興情報化フェア

melon@あばよ、相棒 @melonmelodys

22 津田｢自分もこの研究会に参加し、現地の人と話しながら進めながらも、福島の人がどう思うのか不安が常にあった。それからウクライナでのツアー、富岡町や浪江町の人が行っているツアーに参加してみると、両者のガイドは同じことを話す。これには勇気づけられた｣。 #ふくしま復興情報化フェア

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23 東｢チェルノブイリにいったもう一つの動機。災害は国境を越えると思う。東日本大震災は日本では1000年に一度と言われるが、世界でみれば最近スマトラでも地震や津波があった。インドネシアに津波ミュージアムがある、そこには神戸の経験が活かされている｣、 #ふくしま復興情報化フェア

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24 東｢チェルノブイリの事故の際には、広島での経験から放射線の技術が進んでいたので、日本からたくさんの医師が現地へ。それもありチェルノブイリの人も福島を助けたい。でも自分たちの経験を福島に伝えたくとも、国交があまりないのもあり、うまく伝えられない｣、 #ふくしま復興情報化フェア

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25 東｢似たような災害経験がある地域は、世界中にあるのかもしれない。チェルノブイリの人のほうが東京の人よりわかってくれるかもしれない。広島がグローバルな反核兵器運動の中心地のように、福島も世界的な津波に関する中心地になる可能性もある｣。 #ふくしま復興情報化フェア

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26 津田｢チェルノブイリと福島でツアーをしている人に、”原発の今後”を問うと、”気持ちとしては脱原発なのだけど、現実としては難しい。原発の地域への貢献もある”といった複雑な感情をもっていた。福島の人は原発について考えるといっても、生活と直結している部分もある｣、

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27 東｢いつも”あなたは原発についてどっち？”ときかれる。これは多くの人が原発や福島の問題から離れてしまう。風化につながる。そのため、福島原発や避難地域の状況をなるべく多くの人がみれるようにする、さまざまな考えを持つ人を話し合わせるプラットフォームをつくるべき｣。

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28 津田｢東さんが考える残しておくべき福島の記憶は？｣、東｢事故そのものに関して言えば、1・2・4号機が爆発して鉄骨がむき出しとなった状態、その写真動画などデジタルデータがある。それをその場に復元する。遠くからでもいいので見れるようにする｣。 #ふくしま復興情報化フェア

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29 東｢実際に現場に行くということが、経験を深くする。行き来する課程でのハプニングも大切。放射能の問題があるので難しいかもしれないが、子どもたちにも修学旅行などある程度教育の段階で福島を訪れ、”日本は豊かな発展をしたけど、失敗もある”と学べるように｣。

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30 津田｢福島ならではの今後育つ可能性がある観光は？｣、東｢話は大きくなるが、日本自体がユーラシア大陸のはじ、福島はさらにそのはじ。プレート・日本海溝も横にある。文明が災害と出会う場所に福島第一原発がある。そのため日本は豊ながらも、災害リスクも高い｣、

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31 東｢災害と文明を共存させていくことに関して、日本は欧米とは全く異なる状況にある。福島は場所的にも先端(突端)、地理的なものをシンボルに。福島は今やグローバルな場所、同時に大きな責任も背負う、それをうまく果たせば事故前よりも人を集めることができる｣。