日本のアート業界の堕落及びビジネスという視点
村上隆氏の警告「日本の美術業界(A.D.2010)には投資しない方がいい」 2010年10月11日-13日 Tweetsまとめ http://togetter.com/li/59033
2010-10-15 22:40:49RT @takashipom 美術館、不勉強。美術評論家、層が薄い。画商、楽しようと躍起。国、芸術は事業仕分け対象。そしてアーティスト、そういう業界みて、反対の賛成と騒いで、公共の金をせしめて、巧い事楽して暮らそうと手ぐすね引いてる。これが現状の日本現代美術業界である!
2010-10-15 22:50:34RT @takashipom 、、、と、こうして、マーケットの話をすると、芸術は金だけじゃない、と言う輩が湧いてくる。で、言わしてもらってるのが、「作品は良くて当たり前なんだよ!ボケ!」「世界はそんなにあまくねぇ〜んだよ!」ですよ。舐めんなよ!日本の同業者諸君!
2010-10-15 22:55:37たまにはこーゆー話もリツイートしとかなきゃね。正直、村上氏の言っていることは全く正しい。彼の作品云々を言う以前に、僕は彼よりも圧倒的に不勉強だ。だから盲信しろと言っているワケではなく、もっと勉強しろよ、とこうやって自分に言い聞かせるのである。
2010-10-15 23:02:52そりゃ、好きか嫌いか、認めたいか認めたくないか、を聞かれれば答えは決まっている。ただ、それは僕が勝手に思う主観的で個人的なものであって、そんなものと美術のマーケットの話を混同してはいけない。「結果を出してる奴」は好き嫌いに関わらず、リスペクトすべきだと思う。
2010-10-15 23:06:32この不勉強な僕ですら、美術館や画廊の不勉強さというか無知さというか受身加減というかに、かなりイラついている。前も少し書いたかもしれないけど、僕の見た限り95%の画廊は「売る気あんの?」というようなHPの作りをしてるし、美術館のワークショップも採算度外視し過ぎ。
2010-10-15 23:10:41画廊は「金がない」よりも、明らかに「売る気がない」。そりゃほとんどの画廊は売れなくてもアーティスト側が出展料出してくれるから、そこさえ保てば経営は成り立つ。でもそれって、アーティストを食い潰してるだけじゃないの?これって、美術品を買わない一般庶民よりよっぽど罪だと思う。
2010-10-15 23:14:40美術館もそう。彼らの場合は「稼ぐ気がない」もしくは「黒字を出す気がない」という感じ。具体名は避けるけど(分かる人には分かっちゃうけど)、たった1000円のワークショップなんかで、黒字なんて出せるワケないでしょ?と。単純に計算しただけでも、材料費でそれ超えちゃうし。
2010-10-15 23:19:32@pesu1028 僕の両親は画廊を経営してましたが、売ることに一辺倒で「美術家を育てる」という気持ちが抜けていて失敗したと思ってるみたいです。画廊が儲からないと、そこまで気が回らないのは事実ですが。
2010-10-15 23:19:57というか、美術館は表面的にはアーティスト保護を謳いながら、裏ではこういう意味不明な経営によってアーティストを潰していることに気付いているんだろうか?いや、むしろこんなのは「経営」とすら呼べない。民間ならとっくに破綻だ。あぁ、お役所仕事バンザイ。
2010-10-15 23:22:52@Lobkowitz なるほど、貴重な意見をありがとうございます。育てることと稼ぐこととは両輪だと思うんです。どっちが欠けてもいけない。ただ、「育つ」のは生きていることが前提ですから、「稼ぐ」の方が先にくるのは仕方ないと思います。僕の見た画廊は、悉く「稼ぐ」すら足りてません。
2010-10-15 23:26:26だからって経営コンサルを雇えとか言うつもりは全くない。そうじゃなくて、「もっと自分達でやれることあんだろ?」ということが言いたいだけだ。「いい絵なのに、何で売れないんだろ」。こーゆー論理的破綻にいい加減気付くべき。「商品が良いこと」と「売れること」とは別問題なんだから。
2010-10-15 23:30:18@pesu1028 僕も村上隆作品は好きでも良いとも思わないけど、あの立ち位置にいることの凄さや言動に時おり襟を正す思いです、もっと絵を掛け勉強しろと自分に言い聞かせるよなぁやっぱり。
2010-10-15 23:31:15村上氏の言うことに従うならば、「いい絵というのは当然のこと」であって、そこで勝負してたんじゃ、いつまでも勝てない。そんなのは東大に行って「賢いのに、なんで就職できないんだろ」とかぼやいてるようなもんだ。
2010-10-15 23:38:08前提を堂々と主張したところで、そんなもんは何のウリにもならない。大事なのはいつだってプラスアルファでしょ?ヴィトンやグッチが質の良い商品を作ってるだけであの地位を築いたと思ってるなら、そんなの勘違いもいいところ。いいもの、良い商品は、ビジネスやるなら当たり前。
2010-10-15 23:41:04これも前にどっかで書いたけど、魅力ってのは誰かに発見されてこそ魅力なワケよ。誰にも気付かれないない魅力なんてのは無いのと一緒。つまり酷い表現になるけど「売れないアーティスト」=「魅力のないアーティスト」ということになる。これはシビアな現実として受け止めるべきだと思う。
2010-10-15 23:48:28こういう話をすると「売れること」と「魅力」は別だという声も出てくるかもしれない。でも本当にそうなんだろうか?ユニクロに魅力はないんだろうか?山奥の誰にも知られていない陶芸家はカッコイイのだろうか?
2010-10-15 23:51:49「質が良い」それ自体は魅力ではない。「質が良い」と認める客がいて、それは初めて魅力になるのだ。こうやって言うと今度は「良いも悪いも客次第かよ」と思うかもしれないけど、ビジネスにおいてはそう。だって売れなきゃビジネスなんて成り立たないんだし。
2010-10-15 23:56:42ただ1つ言えるのは、「質が良い」と分かる客は限られている、ということ。だからこそ自分が本当にいい作品を作ってると思うなら、自分を見つけてもらう努力を怠ってはならないと思う。それこそがアーティストとしてのビジネス活動なんじゃないだろうか。
2010-10-16 00:03:47つまりこうだ。現代におけるビジネスは、何事も『見つけてもらうこと』が最優先。それなくして売れることはほぼ有り得ないし、そうじゃない売れ方はすぐに破綻する。キーワードは「コミュニティ」と「関係性」だ。
2010-10-16 00:06:57コミュニティというのはミクシィのそれと一緒でファンクラブみたいなものだと思って欲しい。言い方は悪いけど要は、それを好きである集団をいかに牛耳れるか、が1つのキーになるということ。その牛耳り方の話はまた機会があれば。
2010-10-16 00:12:11んで、関係性というのは、そのコミュニティとの繋がりのこと。言い方を変えれば演出とかブランディングとか色々言えるけど、要するに信用とか信頼をどうやって築いていくのか。それです。例によって、その築き方も今は割愛。ってか今度セミナーやるから今喋っちゃうと意味がないw
2010-10-16 00:17:04もし本当に売る気があるなら、この2つは自分なりに勉強(分析?)してみた方がいいと思う。自分で勉強するのが手間なら、わずかな身銭を切ってセミナーに来ればいいw
2010-10-16 00:21:07久々にこれだけまともなことツイートしたんだから「結局宣伝かよ!」みたいな苦情は一切受け付けませんw だったら読まなきゃいいじゃない、って話だし。
2010-10-16 00:24:51