第3回「アメコミとクトゥルー神話」

森瀬繚先生の連投ツイートをまとめました。 ※「アメコミとクトゥルー神話」総集編 【 http://togetter.com/li/601396
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闇に囁く方の森瀬 @TalkingMolice

コミックの方では、1977年の”CHALLENGERS OF THE UNKNOWN"81~83号にムナガラーが再登場しています。 http://t.co/4EftKQPsEM

2013-12-08 19:47:04
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闇に囁く方の森瀬 @TalkingMolice

ちなみに、チャレンジャー・オブ・ジ・アンノウンは、♂4♀1と5人組のヒーローチームでして、とってもファンタスティックなんとかによく似た(略)。アメコミにはよくあることなので、笑って見逃してあげるといいです。

2013-12-08 19:47:22
闇に囁く方の森瀬 @TalkingMolice

”CHALLENGERS OF THE UNKNOWN"81号のラストで、仲間の一人が謎の病に倒れてしまうところから、この事件は幕を開けます。ちなみに、次回予告みたいなスペースで「マサチューセッツ州のパーディション」とあるのですが--。

2013-12-08 19:49:27
闇に囁く方の森瀬 @TalkingMolice

82号ではあっさりとペンシルベニア州に変更されており、「こないだコンピューターがマサチューセッツ州って吐き出さなかったか?」「バグだよ」みたいな会話であっさりと流されます。すごいぜ。

2013-12-08 19:50:15
闇に囁く方の森瀬 @TalkingMolice

新たなメンバー候補であるゲイロード・クレイバーン(作中だとクレイボーン)の進言により、チャンレジャー・オブ略はペンシルベニア州のパーディションに向かいました。ヒースクリフ・モンロー医師だけが、その病をどうにかできるとコンピューター様が仰ったのです。

2013-12-08 19:51:16
闇に囁く方の森瀬 @TalkingMolice

例によって町の人々から攻撃を受ける彼らでしたが、ヒースクリフ医師のとりなしで事無きを得ます。医師は、かつてスワンプシングによって邪神ムナガラーが退治された顛末を語り、町の人々の警戒心が強くなっていると言うのですが-- http://t.co/SI7yppfHzD

2013-12-08 19:52:44
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闇に囁く方の森瀬 @TalkingMolice

--彼は、かつてムナガラーの宿主とされたジェイソン・モンローの従兄弟でした。邪神に寄生されたジェイソンの治療中、自らもそれに取り込まれた彼は、今ではムナガラー教団の偉い人になりおおせていたのです。(読者の大半の予想通り)

2013-12-08 19:55:05
闇に囁く方の森瀬 @TalkingMolice

このエピソードには、DC版『グラーキの黙示録』とも言うべき『死せる司祭の幻視 VISIONS OF A DEAD PRIEST』が登場します。著者はマルコム・モンロー。モンロー家をみたら、マーシュ家みたいに警戒しろってことですね。 http://t.co/6nHohCMK73

2013-12-08 19:57:28
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闇に囁く方の森瀬 @TalkingMolice

『死せる司祭の幻視』には、ムナガラーの兄弟「風のルースラ RH'THULLA」、姉妹「空のカグナル KAG'NARU」などの名前も書かれていたようです。ところでその頃、クレイバーンの救援要請に応じ-- http://t.co/9M9VbNAeuZ

2013-12-08 19:59:49
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闇に囁く方の森瀬 @TalkingMolice

--スワンプシングがパーディションに迫っていました。実はこの時期、スワンプシングは人間アレック・ホランドに戻り、元の幸福な生活を取り戻していたようです。それが、この事件に関わったばかりに、あんなことに……。(ここから先はネタバレ回避のため伏せます)

2013-12-08 20:01:14
闇に囁く方の森瀬 @TalkingMolice

その後しばらく、ムナガラーの消息は途絶えます。しかし、マブカプでのシュマゴラス(ゲームの話をする場合はこちらの表記に)の活躍に誰かが対抗心でも燃やしたのか、2006年、"THE ALL NEW ATOM"に再登場を果たします。 http://t.co/eLJNeAKh4Y

2013-12-08 20:03:51
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闇に囁く方の森瀬 @TalkingMolice

【修正】以後、便宜上、〈彼〉のことはムナガラーさんと呼ぶことにします。"THE ALL NEW ATOM"の主人公であるアトムは、腰に巻いたベルトの力で体の大きさを自在に小さくすることができるヒーローです。2代目のレイ・パーマーが有名ですが--

2013-12-08 20:37:48
闇に囁く方の森瀬 @TalkingMolice

この作品ではその弟子である中国人、リャン・チョイ Ryan Choiが4代目アトムとして活躍します。ちなみに、邦訳の文献では「ライアン」となっているようですが、リャンの方がそれっぽいので勝手にそう表記します。

2013-12-08 20:07:00
闇に囁く方の森瀬 @TalkingMolice

"THE ALL NEW ATOM"の舞台はニューイングランド地方のどこかにあるアイビー・タウン。レイ・パーマーはアイビー大学の教授で、彼の要請により渡米したリャンもまた同校の講師となります。パーマーよりベルトを託され、新たなアトムとなったリャン。その彼を待ち受けていたのは--

2013-12-08 20:08:21
闇に囁く方の森瀬 @TalkingMolice

'The Waiting'と呼ばれる昆虫サイズの異星人(リャンの飼い犬の背中に都市がある)と、そしてアイビー・タウンの下水道に棲みついている--

2013-12-08 20:09:12
闇に囁く方の森瀬 @TalkingMolice

【修正】--ムナガラーさんの戦いだったのでした。〈ようこそ、旅人(トラベラー)よ。私は永劫の刻の中、お前を待っていた〉〈長きに渡り、ムナガラーはお前のような者を待っていた。リャン・チョイ。お前は必要とされている〉とか何とか言ってますが、要するに--

2013-12-08 22:03:50
闇に囁く方の森瀬 @TalkingMolice

--ニュアンス的には「ねえリャン君、私と一つになりたい? 心も体も一つになりたい? それは、とてもとても気持ちいいことなのよ」という話で、一緒になってスーパーパワーの一部になろうぜ!というお話です。以前、アレック・ホランドを同じ手口で口説き、手酷くやられたのに懲りてないようです。

2013-12-08 20:14:54
闇に囁く方の森瀬 @TalkingMolice

あっと、画像をあげていませんでしたね。21世紀のムナガラー、その第一形態です。 http://t.co/NrNeyEUZqO

2013-12-08 20:15:23
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闇に囁く方の森瀬 @TalkingMolice

とりあえず、リャンはその有り難い申し出を遠慮します。だけど、中には遠慮しなかった方もいらっしゃったようです。後日、彼は同僚のナイスバデーなお姉さんにセクシーなサービスを一方的に押し付けられそうになったりするのですが--

2013-12-08 20:16:43
闇に囁く方の森瀬 @TalkingMolice

実は、彼女の正体はムナガラーに取り込まれ済みの、DCコミックスの巨女ヴィラン、ギガンタさんなのでした。野外映画劇場で巨大化した彼女は、リャン(アトム)を透明なボールの中に閉じ込め、ぱくりと飲み込んでしまいます。 http://t.co/LpFLv5ex0A

2013-12-08 20:18:10
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闇に囁く方の森瀬 @TalkingMolice

ちなみに、この劇場そのものにムナガラー教団の息がかかっていたらしく、上映作品がスワンプシングのパロディになっているのが笑いどころでした。ムナガラーさんもご満悦--ところで、ムナガラーさんの目が星印になっているのがこの作品の特徴です。妙に愛嬌たっぷり。(右の方を参照)

2013-12-08 20:20:12
闇に囁く方の森瀬 @TalkingMolice

あの手この手で口説いてもなかなかうまくいかないので、だんだんと業を煮やしてきたムナガラーさん。故郷から訪ねてきた父親の相手に忙しいリャンが、異星人の襲来に泡を食っている真っ最中に--

2013-12-08 20:22:37
闇に囁く方の森瀬 @TalkingMolice

--風呂場の排水口から自宅に押しかけ、〈リャン・チョイよ。戦争が始まったのだ。どちらの側に立つか、選ばねばならぬ・旅人よ〉とかギガンタの顔で話しかけるのですが、あっち行ってろとばかりにつまりとりスポイトでスッポンされてしまいます。 http://t.co/idyUuqD77U

2013-12-08 20:24:31
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