大罪戦闘企画

第二二公演《 》
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【邪悪の樹——三ツ牙】企画管理アカウント @treeofevil

宙に浮かぶティーカップ。飛んでは落ちる銀のナイフ。少年は黒いテーブルに肘をつき、窓の向こうを眺めて嗤う。 「甘やかすのは、良くないよねえ」 そう優しく呟いて、鈴を鳴らす。りぃん、りぃん。青い空は途端に色を変え、厚い雲がぐるりと渦巻き、晴天は嵐に変わる。 「僕の玩具なんだし、ね?」

2013-12-10 19:01:58
【邪悪の樹——三ツ牙】企画管理アカウント @treeofevil

ふふふふふ、あっははははははっ! もうそろそろ時間だよねえ! 準備はいいかな?良くなくても知らないけどね! 舞台は既に整ってるんだから! あははははははははははははははは!

2013-12-10 19:02:33
【邪悪の樹——三ツ牙】企画管理アカウント @treeofevil

《演者紹介:第二二公演》 【強欲】ヒュパンセ (@Yukimi_7ds) vs 【憤怒】杜雪梅 (@Tokimine_Seo)

2013-12-10 20:52:03
【邪悪の樹——三ツ牙】企画管理アカウント @treeofevil

《まもなく……12月10日21:00より……第二一公演、第二二公演、第二三公演、第二四公演が同時開演致します…… ご観覧の皆様はお席にお着きくださいますようお願い致します……》

2013-12-10 20:53:09
【邪悪の樹——三ツ牙】企画管理アカウント @treeofevil

あはははははは! それじゃあ時間になったことだし始めようか! 君らの文句は聞かないよ! だって此処では僕が神様なんだから! たとえそれが偽りであろうとね! さあ戦って!殺し合って!そして死んでいってよ! 此処はそのための舞台なんだからさ! あははははははははははははははは!

2013-12-10 21:00:05
ゆきみかなめ@準備中 @Kaname_role

——不意に、風が変わった気がして。 目を開けて身を起こす。花畑は失せて、暗い、夜の青草に覆われた丘陵地帯。まるで何かが引っ掻いたか殴りつけたかのようにまるで秩序も無く奔放に盛り上がり坂になり、ぽつぽつと背の高い立木や下草が黒く見える。 次か、そう呟いて立ち上がる。草を叩き落とし。

2013-12-10 21:16:37
ゆきみかなめ@準備中 @Kaname_role

くるりと、周囲を見渡した。暗いは暗いが、視線の通らないような森林の中ではない。なにかが動けば見える程度、思って空を見上げれば満月。——重畳、そう内心に落として僅かに口の端を吊る。 誰かがいるのだろう。探すように、視線を巡らせる。

2013-12-10 21:16:38
【魔王】 @Tokimine_Seo

複雑に編み込まれたサンダルは、踏みつけられて倒れた草を確と踏みしめていた。 うねる丘陵、そのうちひとつの頂点に女は立っている。黒髪と、対照的な白のロングスカートをなびかせて、瞳はかたく閉じたまま。 ただ、立っている。 女は何も見ていない。何も聞いていない。何も感じて、いない。

2013-12-10 21:21:45
ゆきみかなめ@準備中 @Kaname_role

ひとつ、いた。目が捕えたそれに身体を向けて、足を踏み出した。白い姿にはふむと小さく声を零すだけ、何を構えるでも無くその眼前に立ち。 目線の高さにある頭、閉じられ開かない瞳と風に髪や白い衣装が流されるままの様子に、手を伸ばす。動かないその顔を上向かせようと、指先で顎を掬おうとし。

2013-12-10 21:32:11
【魔王】 @Tokimine_Seo

女には何も聞こえていないし、見えていない。女が見ているのは虚無である。何物にも染まらぬ目に痛い真白の空間、かたく閉じた瞳が見るのはその光景だけ。 だが、その白が、揺らいだ。 「音」。息を零したような、微かな。しかし、確かにそれは、女に向けられたものであり。

2013-12-10 21:45:57
【魔王】 @Tokimine_Seo

――静寂を。 ――静寂を、侵しては、ならない。 閉じた瞳がつよく見開かれる。眼球をこぼれ落としてしまいそうなほど強く、目尻を裂かんばかりに。 指先が顎に触れる前に、大きく後ずさる。そのまま流れるように、瞳は見開いたまま右腕を、前に。

2013-12-10 21:46:08
【魔王】 @Tokimine_Seo

白目と瞳の境界線を丸く灰で彩ったような目は、見ていないのにも関わらず眼前の「音」を観ている。 呼応するように現れるのは大剣。丈は女の背丈ほど、身幅は三寸を越えようか。誰の目にも明らかに鈍重そうなそれを持ち上げ、振りかぶり。 女は、振り下ろした。 ――静寂を侵してはならない、と。

2013-12-10 21:46:13
ゆきみかなめ@準備中 @Kaname_role

「——へぇ」 手が触れる瞬間、それよりも刹那早く動いたそれに思わず呼気と声が落ちる。 空ろな目、視線などというものなど知らないと言わんばかりのそれを見やる、その此方の視線を遮るように伸ばされた手。見やり、呼応するように、伸ばしかけた左手をそのまま、横へ。 ——面白そうだ、これは。

2013-12-10 22:06:44
ゆきみかなめ@準備中 @Kaname_role

女が喚ばわる長大な刀身、それには僅かに目を細め、僅かに遅れて表情は緩い笑みを象る。 激する事については一つ、覚えがある。自分はまだ、——今までは、見えなかったもの。 左手には、女の剣に応じるように、片刃を。僅かに反り、磨かれた鈍色、楕円の鍔に革の柄。紫の織り紐の垂れる太刀一振り。

2013-12-10 22:06:44
ゆきみかなめ@準備中 @Kaname_role

振り落とされる大剣は素直に足を退き、避ける。空を切った切っ先が目線より落ちると同時片足を上げ——落ちて行く刃に躊躇いも無く踵を落とし勢いのまま土を食ませ。 ——ひゅ、と。口笛をひとつ。 鬼を囃す逃亡者のように、己はここだと示してみせる。まるで、どこを狙っているのかと、嗤うように。

2013-12-10 22:06:45
【魔王】 @Tokimine_Seo

音が、する。白色の風景が揺らいでいる。刃を振り下ろしはしたが、静寂は未だ乱されている。 ――静寂を、侵しては 文言が脳裏を駆け巡る。女が望むはただひとつ。 地に落とされた大剣が如何なるものか。刃に足がかかっていることなど、女には見えていない。

2013-12-10 22:21:52
【魔王】 @Tokimine_Seo

破壊せよ。音鳴るものを。静寂を揺らがせるものを。女のすべてはそのためにある。 尋常ならざる力で、草と土に埋もれた刃を再び、持ち上げんと。そこに「音」の足があることなど、意に介することはなく。

2013-12-10 22:21:57
ゆきみかなめ@準備中 @Kaname_role

此方が見えているわけではないらしいと、無理矢理にでも再び大剣を振り上げようとする、その様子を見て思う。自分の身体の重さが傾くより前に刃を落としたそこに体重を掛け踏み込むようにして蹴り、軽く跳び後退、左の片刃を肩に担いで更に数歩後に退く。身を翻すだけの距離を取って、口笛をもう一つ。

2013-12-11 22:46:08
ゆきみかなめ@準備中 @Kaname_role

耳くらいは聞こえているだろう。でなければあの反応も分からない。大罪である以上人間の理屈が通用するような生半可なものでもないだろうが、常識の幾つかくらいは適応されてくれても良い筈だ。 ——斬れば死ぬとかな。それは口に出さないまま、挙動を観察する。こちらに来るか、それともそのままか。

2013-12-11 22:46:09
ゆきみかなめ@準備中 @Kaname_role

——どこか、何かが近くにあるような、そんな気配を感じ取った事には、何も見るでもなく。 ただ楽しむように、顔だけは笑う。

2013-12-11 22:46:10
華夏の勇者 @battle_atom

(……つき、だ) ぽっかりと浮かぶ、まんまるの月。 なんだか美味しそうだな、なんて思いながら入って来た扉を閉めた。 辺りは丘の様になってて、少し先の、丘の一番てっぺん辺りに二つの影が見えた。

2013-12-11 22:51:31
【邪悪の樹——三ツ牙】企画管理アカウント @treeofevil

ふふふふふふふふ! もう一人、君たちの仲間に入りたい子がいるんだって! ほら、みんなで仲良くしてね? あはははははははははははははは!

2013-12-11 22:22:48
【邪悪の樹——三ツ牙】企画管理アカウント @treeofevil

《ご来場の皆様に……演者の変更をお知らせ致します……》

2013-12-11 22:22:57
【邪悪の樹——三ツ牙】企画管理アカウント @treeofevil

《演者紹介:第二二公演》 【強欲】ヒュパンセ (@Yukimi_7ds) vs 【憤怒】杜雪梅 (@Tokimine_Seo) vs 【暴食】パォシー (@battle_atom)

2013-12-11 22:23:06
華夏の勇者 @battle_atom

美味しそうなのが、二人。 喧嘩でもしているのだろうか。 そのうちの片方が振るっているのは、多分だけど、刃物だ。 (【舞台】って、軍人君、言ってたけど…)

2013-12-11 22:52:34
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