@koji_onoueさんによるJIL全国セミナーでの児玉真美さんの「死の自己決定権のゆくえ-尊厳死法を考える」の記録メモ

JIL全国セミナーでの児玉真美さんの「死の自己決定権のゆくえ-尊厳死法を考える」の記録メモ連続ツイートのまとめです
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Koji Onoue @koji_onoue

JIL全国セミナー(@福岡)に来ています。自分の出番の前のプログラムで、児玉真美さんによる「死の自己決定権のゆくえ-尊厳死法を考える」をテーマにした講演を拝聴しました。中継ツイートしようとしたところ地下の会議室のためかないませんでした。

2013-12-18 08:50:08
Koji Onoue @koji_onoue

JIL全国セミナーでの児玉真美さんの「死の自己決定権のゆくえ-尊厳死法を考える」の記録メモを連続Tweetします。あくまで、その場で、尾上の把握した内容をメモ書きした性格のものなので講師の児玉さんの話の趣旨を正しく伝えられていない可能性を含むものとしてお読みください。

2013-12-18 08:50:12
Koji Onoue @koji_onoue

児玉真美さんの講演。Spitzibaraのペンネーム、Spitzの気の小ささ、口を開くとトゲのあること言うイバラをくっつけました。学者でもジャーナリストでもない。私自身はブロガーというのがしっくりくる。しかし、そう名乗ると、料理とか楽しいですよねーという反応があるので、《続

2013-12-18 08:50:20
Koji Onoue @koji_onoue

続》フリーライターと名乗る時も。これからの話は日本では知られていないこともあり、一定の信憑性が必要。いきなりフリーライターが出てきても…ということで、なぜ、このテーマをおいかけるようになったか?

2013-12-18 08:50:22
Koji Onoue @koji_onoue

ことの起こりは7年前。介護保険の雑誌に書いていた、編集者から英語が読めるならば、それで面白いネタを拾って書いてみたら?と。とりあえず、様子を見させて下さいということで、インターネットをみるととんでもないことが。ニューヨークの葬儀屋が、納棺する際に処置をする。その際に、遺体から《続

2013-12-18 08:50:28
Koji Onoue @koji_onoue

続》人体組織を抜いてはヤミに流していた。警察が、遺体を掘り返してレントゲン写真を公開。その中に、骨を目当てに両足を切った上で柩に入れていた。闇の遺体は、加工されて医療品として世界に広がり重大な感染症が広がる。その直後が、パキスタンで大きな地震。臓器泥棒が逮捕された。生き《続

2013-12-18 08:50:31
Koji Onoue @koji_onoue

続》埋めになった人はいなかったのか?と想像したらぞっとした。被災地の避難所に臓器ブローカーが集まってきていた。被災して困った人が目や内臓を売るというサインが表示されていた。それでブローカーが集まってきた。臓器のヤミ売買は公然の秘密になっていた。そうした国々の一方で、国が《続

2013-12-18 08:50:34
Koji Onoue @koji_onoue

続》音頭をとって医療ツーリズムを提唱。ホテルのような生活の一方、風邪や欠格で亡くなる人がインドには多数いる。いつからこのような社会になったのか?と。

2013-12-18 08:50:35
Koji Onoue @koji_onoue

 連載をはじめて、毎日ネタを拾ってきて半年くらいして出会ったのが、アシュリー事件。子宮と乳房を手術、そして、女性ホルモンを大量に投与して、成長を止めた。得意なのは、親が考案した。医者がやったというより、やらせた。父親がイニシャチブをとって、アシュリー療法として広げようと提唱。《続

2013-12-18 08:50:43
Koji Onoue @koji_onoue

続》2006年に医者が論文、2007年に父が「啓発」のためのブログを立ち上げた。

2013-12-18 08:50:45
Koji Onoue @koji_onoue

 なぜ、アシュリーの父親がこんなことを思いついたか?簡単に言うと、自分の子どもは子どもを生むことはないから、子宮も乳房もいらない、成長もいらない、きわめてシンプル、かつ合理的な考え方。

2013-12-18 08:50:49
Koji Onoue @koji_onoue

 それに対する批判、一つはアシュリーの尊厳を侵すもの、この論争では、この論点は真っ向から否定される。人間の乳児よりも知的レベルが高い犬などに尊厳を我々は認めていない。それよりも知的レベルの高くないアシュリーの尊厳を認める必要はないというピーター・シンガーの意見。これで、《続

2013-12-18 08:50:55
Koji Onoue @koji_onoue

続》パーソン論を知る。生物学的な人として生まれるだけでは不十分で、一定の知的能力が必要、それによって、パーソン、ノン・パーソンを分けるという考え方

2013-12-18 08:50:57
Koji Onoue @koji_onoue

 それ以外に、障害者権利条約批判という意見。2006年12月に採択された後だった。障害者の生を価値なきものと考えているのでは?人をかえるな、社会を変えよ

2013-12-18 08:51:01
Koji Onoue @koji_onoue

 強制不妊など、障害者の人権を侵してきた医療の誤りを繰り返そうとしている。障害者運動からも、生命倫理学からも出てきた意見。

2013-12-18 08:51:06
Koji Onoue @koji_onoue

 自分の娘の障害像がアシュリーと同じなので、なぜ、こんなことが認められるのかと、なぜだろうと追いかけていった。追いかけないと気がすまなくなった。以来、ブログを通じてアシュリー事件とその周辺をおいかけてきた。そこから、世界をのぞき見る窓をえたことになった。2年前にアシュリー《続

2013-12-18 08:51:12
Koji Onoue @koji_onoue

続》事件の本を発刊。さらに、死の自己決定権の行方という本を今年8月にまとめた。

2013-12-18 08:51:14
Koji Onoue @koji_onoue

 世界は一体どういう場所になろうとしているか、科学とテクノで簡単解決バンザイ文化と市場原理-いとこ11人が胃を全摘して「ガン予防」。このニュースを見たときに、なんて「バンザイ」な人だろう…と。乳ガンは遺伝子が早くわかっていたことから、切除する人がいた。英語圏では2007年には《続

2013-12-18 08:51:19
Koji Onoue @koji_onoue

続》話題になっていた。乳ガン遺伝子ゼロ保証つき赤ちゃんがイギリスで2009年。同じ技術をつくって臓器ドナーとして生まれてくる子ども、救済兄弟。ドナーになれる弟や妹を生んでしまおうと。映画「私の中のあなた」(2009)、白血病の少女のドナーとして生まれてきた子どものストーリー。《続

2013-12-18 08:51:22
Koji Onoue @koji_onoue

続》SFだと思われたかと思うが、れっきとした現実。アダルナッシュ君、30個の胚から選ばれた。

2013-12-18 08:51:24
Koji Onoue @koji_onoue

 この延長に貧しい人たちを犠牲にする形でひろがってきているのが、代理ツーリズム。問題を指摘されてきたが、地球上のどこかに禁止していない国があり、「やりたい」という母があり、それを斡旋する事業者があり、代理母を求めている人がいる限りは「自己選択」とされてしまう。追い込まれての《続

2013-12-18 08:51:31
Koji Onoue @koji_onoue

続》状況でも、最終的には女性が手を上げているから「自己選択」と。金持ちは子どもをもつことができ、代理母にも金銭が得られるからウィンウィンでは。アメリカの1パーセントのスーパー立地が5分の1の富を所有。そうした格差が世界中に広がる。SFのようなことが現実になり、広がっていく。《続

2013-12-18 08:51:33
Koji Onoue @koji_onoue

続》新薬や医療技術への期待を煽り、新たな欲望が喚起され、マーケットが創出され、消費されていく循環がつくられていくように。あたかも、身体も能力も命もいかようにも操作可能という「コントロール幻想」。市場原理正当化のツールとしての「自己選択・自己決定」、元々の意味と違う、いかがわしさ。

2013-12-18 08:51:35
Koji Onoue @koji_onoue

 新型出生前診断が,今年春から日本でも導入。妊婦の血液検査で染色体異常が分かると言われていて問題になっている。英語圏では2008年に議論されてきた。ずっと先にいっている、新型着床前全ゲノム診断、一人の子どもを生むために、体外受精で多くの胚を使って、全ゲノム診断で、非常に微細な《続

2013-12-18 08:51:42
Koji Onoue @koji_onoue

続》異常をみつけ、高い「スペック」の胚だけを残していこうと。世界の200の国があり、199の国で禁止しても、一つの国にとって大きなビジネスチャンス。市場原理の暴走を制御できない時代になったのかなと。そうした検査がある限りは、受ける受けないは個人の選択といわれるが、《続

2013-12-18 08:51:44