- uchida_kawasaki
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LNGについては、2009年頃は約9$/100万BTUで買えた。問題は石油価格連動と調達方法のまずさ(まとめ買いしない等)。12$/100万BTUになれば追加燃料費は+1.9兆円。18$/100万BTUは高すぎるし、ずっとこのままということはないだろう。
2014-01-13 04:13:49また『化石燃料購入=国富流出=経済出血=国力衰退論』がそもそもおかしい。バックエンドコスト、事故処理コスト、税金で肩代わりしているコスト等をトータルで含めれば、原発は最新火力よりもコスト高。
2014-01-13 04:14:34当たり前だが、日本製品の国際競争力を上げるのに必要なのは、電力の調達コスト低減であって、発電用燃料の輸入コスト低減ではない。企業や自治体が、最新火力で発電する料金の安い新電力に乗り換えるのは、合理的な判断。
2014-01-13 04:15:00例えば、外食産業で、安い輸入食材を使って、安価なメニューを提供すると、食材の輸入費で日本経済の失血死に手を貸すことになるのだろうか?そんな理屈はおかしい。
2014-01-13 04:15:44あるいは、石炭火力の燃料についても、輸入炭ではなく、割高でも国産炭に切り替えないと、日本経済の失血死に手を貸すことになるのだろうか?そんな理屈はおかしい。
2014-01-13 04:16:052兆円程度の燃料輸入コスト低減のために原発を無理に維持するよりも、ガス会社、石油会社、鉄鋼会社等の、他業界からの発電事業への参入を一層促進し、競争性を高めることによって、電力の調達コストの低減を図ることが有益だろう。
2014-01-13 04:16:45そもそも、経常収支と経済成長は連動していない。当たり前だが世界全体では貿易収支も経常収支もゼロサム。だが世界全体では経済成長している。
2014-01-13 04:17:04(参考)経常収支と経済成長率の関係:現代ビジネスコラム:高橋洋一「ニュースの深層」2012年02月13日(月)(http://t.co/1Tljlq64ar)
2014-01-13 04:17:32また、化石燃料の輸入については、原油が大きな割合を占める。原油の輸入額は現在のところ『毎月』約1兆円。(http://t.co/bwAlat9PTR)
2014-01-13 04:18:09(原油輸入量)2009年:21,009万kl、2010年:21,132万kl、2011年:20,701万kl、2012年:21,248万kl。まあ、あんまり変わっていない。
2014-01-13 04:18:50(原油輸入額)2009年:7.46兆円、2010年:9.26兆円、2011年:11.32兆円、2012年:12.22兆円。輸入量があんまり変わってないのに、輸入額はすごく増えている。2012年と2009年とを比べると、4.75兆円も増えている。
2014-01-13 04:19:06(原油CIF価格の12か月単純平均)2009年:35,530円/kl、2010年:43,899円/kl、2011年:54,847円/kl、2012年:57,458円/kl。輸入額が増えている原因として、原油のCIF価格が、すごく値上がりしていることが分かる。
2014-01-13 04:19:39つまり、原油価格の上昇。これが、昨今のわが国で、化石燃料の輸入額が増えた主な要因である。もし(国富が流出する!)と悲憤慷慨したいのならば、原発停止よりも、原油価格の上昇に対して悲憤慷慨すべきじゃないかな?
2014-01-13 04:20:09(原発代替の火力の燃料代で、貴重な国富ガー!)論が、とても一面的で不正確なものであることを論証するにあたって、僕よりも上手な方はたくさんたくさん、山のようにおられると思うので、本当に、お恥ずかしい限りです。
2014-01-13 04:26:17とはいえ、人とかぶっても、間違っても、2番煎じになっても、しょぼくなっても、いいと思うんだ。そういうのを恥ずかしがらないで、大勢の人が(これっておかしいよな?)と言い続けることで、傾いたシーソーの反対側に、砂が一粒積まれる。
2014-01-13 04:29:35そのシーソーは、何をやっても全然動かないように思えても、反対側にコツコツ砂を積み続けることで、ある日、ある時、ある瞬間、ひっくり返ると思うんだ。その砂が、ちゃんと(嘘でない本当の)重さを持っていれば、いつか必ずね。
2014-01-13 04:32:04