- uchida_kawasaki
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Jacob らの論文( https://t.co/1wEaoOGdo3 )の有病率やスクリーニング効果の推定で一番引っかかるのは、やはり(1)式。 @miakiza20100906
2014-01-17 18:27:25簡単のため日本とウクライナの検査プロトコルが同じと仮定すると f_sp = 1 となり、(1)式は (P_Fp/λ_Japan,Fp) = (P_UA/λ_Ukraine,U1) と書き変えられる。 @miakiza20100906
2014-01-17 18:28:26ここで、P はスクリーニングによって得られた有病率、λ はスクリーニングを受けた人達と同じ年齢・性別構成の集団の、スクリーニング効果の入っていない標準的な発生率。 @miakiza20100906
2014-01-17 18:29:22日本とウクライナでは調査対象者の年齢が12歳ほども違うので、もしもこの等式が成り立つとすると、第1スクリーニング時の“スクリーニング効果”の大きさは(検査プロトコルが同じなら)年齢によらず一定ということになる。これは本当に正しいのだろうか? @miakiza20100906
2014-01-17 18:30:40@ytkhamaoka ええ、著者自身も自信が無さそうにしている fsp 以外にも、(1)式にはどうも引っかかります。 https://t.co/QzAqTajiuk https://t.co/AVUSmFnfhd https://t.co/eKK6SsraT1
2014-01-17 18:48:00この論文も引用、再分析している Preston et al.2007 http://t.co/fZo79mAID4 では、Throyd CancerのincidentsはAHS(成人健康調査)受診者の方が40%高いp.45。→スクリーニング係数でいうと1.4と高くはない。
2014-01-17 19:02:30多分、高齢化して結節などが大きくなると自覚症状で気付く人が増えるためだと考える。(一方で時代とともに検査機器の精度が向上するはずだが)。ということで年齢、時代で一定というのも無理な仮定。Jacobらはこのデータを再分析しているが、そこまでモデル化はしていない。
2014-01-17 19:06:29この論文は内田さんに以前まとめて頂いたMelodi WS http://t.co/8A3zkUXuTi で報告されたもの。8月投稿改訂して12月accept。他のレビューはすばらしかった。 彼はUNSCEARの最近のレポートに関与し、福島レポートの健康影響調査のリーダーのはず。
2014-01-17 19:12:39P_f = 2.1 * 0.09 * (0.267 / 1.756) ~ 0.027 [%] , f_u = 22.1 / (1.91 * 3.3) ~ 3.6 , F_s = 2.1 * f_u ~ 7.4 . Jacob ら (2014) についてのメモ。
2014-01-18 10:25:03肝心の3つの数字については、このように簡単に再現計算できる。 ただし、これらがどの程度正しいかは、もちろん別問題。 @miakiza20100906
2014-01-18 16:45:32--関連まとめ