写真展の感想リスト[2014年版]

ぼくが観た展覧会(主に写真展)の感想ツイートのまとめです。
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emotonoritaka @emotonoritaka

名古屋・東山公園。ON READING。熊谷聖司「あかるいほうへ」。カラー。故郷、函館・大森公園を撮った作品。冬の光景を中心に、店内に散りばめられた季節の断片。冬の冷気、秋の紅葉、水面に反射する木々の、吸い込まれるような奥行きと透明感が好き。光溢れる静かな箱庭を巡っている気分。続

2014-04-13 13:47:05
emotonoritaka @emotonoritaka

ティルマンス展続き。展示作品の中に、印画紙が誤って感光したような、何も写っていない抽象的なイメージのプリントがあった。この世を細かく刻んで解体していくと、最終的にすべては色と形になっていくんだろうか。色だけのプリントに、世界をすり潰した粉が入っているような妄想を楽しむ。

2014-03-19 01:44:37
emotonoritaka @emotonoritaka

六本木。WAKO。ヴォルフガング・ティルマンス「Affinity」。カラー。ギャラリーを彩る大小入り乱れたプリント群。被写体は植木鉢や星空などで、森羅万象ながら“決定的瞬間”とはかけ離れたものばかり。人もモノもプリントになれば“等価”だな、と壁に直貼りされた作品を観ながら思う。続

2014-03-19 01:44:35
emotonoritaka @emotonoritaka

石川真生展続き。モデルの森花さんのインパクトが強くて引き込まれる。この夢の再現作品、ずっと続けてほしいな。森花さんが大人になっていくにつれて、夢の世界は変わっていくかもしれないし、長く積み重ねた夢の記録を観てみたい。

2014-03-19 00:11:21
emotonoritaka @emotonoritaka

六本木。ZEN FOTO。石川真生「森花ー夢の世界」。カラー。森花という若い女性アーティストが見た夢を写真で再現した作品。生と性と死にまつわる夢が多く、裸体に生肉をまとったり、独特の生々しさ。石川さんと言えば沖縄のモノクロ作品というイメージが強かったから、振れ幅の大きさに驚く。続

2014-03-19 00:11:18
emotonoritaka @emotonoritaka

伊丹豪展続き。写っているモノの意味が解体されて、被写体を見ているというより、写真の光学的な特質を見ている感じ。物語はなく、写真家の存在も感じない。ひたすら写真的な写真だと思った。“study”とは習作という意味も含まれるそう。写真って何だろう、と考え込むひとときだった。よかった。

2014-03-18 22:38:19
emotonoritaka @emotonoritaka

中目黒。POETIC SCAPE。伊丹豪「study」。カラー。砂利の中央に咲く花、星空(ようなもの)、拡大された印刷物のドット…。互いにまったく連関しない写真が並ぶ。マクロ、ミクロ、反射、レイヤー。写真の様々な特性の連なりに、視覚が弄ばれているような感覚。すごく面白い。続

2014-03-18 22:38:18
emotonoritaka @emotonoritaka

名古屋ON READING。長崎訓子「COLLAGES」原画展。便箋やアルミホイル、包装紙などを使ったコラージュ作品の数々。身の回りの品を切貼りし、イラストを描いて生まれる新しい世界に、長崎さんの目にはモノがこう見えるのか!と新鮮な驚き。封筒の開口部の△を山に見立てた作品が好き。

2014-03-09 23:18:47
emotonoritaka @emotonoritaka

熊谷聖司展続き。20年はあらゆるものを変えうる年月だと思う。熱き「もりと〜」から20年後の熊谷作品には、静けさを感じた。月日が写真を変えるかはわからない。変わりながら、全く変わらず撮り続ける熊谷さんと話しつつ、自分のこれからの20年を考える。熊谷さんはひたすら撮り続けている。

2014-02-09 00:14:48
emotonoritaka @emotonoritaka

四谷。ルーニィ247。熊谷聖司「『もりとでじゃねいろ』から20年」。海辺に集った若者たちのはち切れるようなエネルギーが充満したスナップで、1994年に写真新世紀グランプリとなった作品と、2014年に同じ森戸海岸を撮影した写真が会場に並ぶ。作品と今との間に横たわる20年を思う。続

2014-02-09 00:14:42
emotonoritaka @emotonoritaka

榎本展続き。運転手が客を撮る、という行為がギリギリセーフかアウトかは置いといて、撮りたい欲望がこんなにもあっけらかんと実現してる写真にのけぞる。見てはいけないものを見たい欲望に、目が勝てない。作家の榎本さん、どんなイカつい兄ちゃんかと思ったら、意外すぎるほど飄々とした方だった。

2014-02-07 10:39:48
emotonoritaka @emotonoritaka

四谷三丁目。SHUHARI。榎本一穂「タクシードライバー乗務日記#1 月と明星」。カラー。タクシー運転手である作家が、深夜の乗務中に乗客を撮影したという衝撃の作品。眠りこけたり、スマホ見てたり、誰しも経験ある無防備なさまが高感度のザラザラした闇に浮かび上がる。こんな写真初めて。続

2014-02-07 10:39:41
emotonoritaka @emotonoritaka

外苑前。ワタリウム美術館。齋藤陽道「宝物」。カラー。すごくよかった。3フロアに展示された作品群と向かい合うと、太陽の柔らかな光に包まれた世界の全てが愛おしくなるし、自分もこの世界で生きてることを実感する。“無音楽団”と題された作品が一番好き。無音から聞こえる音に耳を澄ませる。

2014-01-23 01:10:23
emotonoritaka @emotonoritaka

中目黒。POETIC SCAPE「photo marché」。これまで開催された展示からのコレクション展。熊谷聖司、野村浩、野村恵子などなど、色とりどりの作品が一覧できてお祭り的な華やかさが楽しかった。ちょうど展示作家の佐久間里美さんがいらして、柿島さんを交えていろいろお話聞く。

2014-01-20 01:35:17
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