個別化・個性化教育はユニバーサル・サービスたりうるか?
- MinoruSawada
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だけど、一連のツイートの中でこの問題に触れたのは、澤田さんの研究会や学会などの縦横の繋がりが大事という指摘くらい。私は理念的にもこのやり方は個別化・個性化教育と合ってると思うけれども、ユニバーサル・サービスへの道はなお遠いと言わざるを得ない。
2010-10-25 00:30:23@mnaoto @ryojikaneko ちょっとだけ復帰。そしたら、またまた議論がしごーく展開。また、トゲしてからレスします。直前の金子さんのトレードユニオンの話も考えさせられます。どこを、そのとっかかりにすべきなんだろ。とにかく、また明日。再度離脱。
2010-10-25 00:46:47ぼくは「個別化」(見ている実践は「単元内自由進度学習」)については広瀬先生&金子さんの指摘(再教育問題とか)はクリアできると踏んでいる。問題は「個性化」(=「自由活動型総合学習」でいいですか?)のほうで,これはぼく自身がまだ納得しきれていないから,他人に対しても納得させられないな
2010-10-25 01:03:00@MinoruSawada いまごろ基本的知識として質問したいのですが,石西の実践でいうと「2教科同時進行単元内自由進度学習」は「○○学習」ですよね。「自由活動型総合学習」は「わくフリ」ですか,それとも「総合」の時間ですか?(おヒマなときでいいです)
2010-10-25 01:05:38前者:その通りです。後者:両方です。つまり、石西は現在、わくフリ=総合です。RT @mnaoto: 石西の実践でいうと「2教科同時進行単元内自由進度学習」は「○○学習」ですよね。「自由活動型総合学習」は「わくフリ」ですか,それとも「総合」の時間ですか?
2010-10-25 20:14:55@MinoruSawada ご教示ありがとうございます。時間割上は「わくフリ」と「総合」が別個に掲げられているかと理解していたのですが,ここは同一ということなんですね。
2010-10-25 20:17:08もしかすると、わくフリ以外のことを総合の残り枠でカウントしている可能性がありますが、わくフリ=総合で間違いないと思います。RT @mnaoto: 時間割上は「わくフリ」と「総合」が別個に掲げられているかと理解していたのですが,ここは同一ということなんですね。
2010-10-25 20:22:46疑問氷解です。だとすると,私の「個別化・個性化」理解が極度に前者に偏っているのがやはりかなり問題ありだと改めて気づかされます。今自分の職場の授業が木曜中心なので「わくフリ」がなかなか観察できない。QT @MinoruSawada *総合の残り枠でカウントしている可能性があります*
2010-10-25 20:28:15@ryojikaneko: 了解。いらん気遣いは止めて、情報確認。石浜西では、ほぼ完全に子どもの自由活動を軸にする時間を、総合学習としてカウントし始めたんです。http://ow.ly/2YNkE これは、個性化発祥の地、緒川小学校でオープンタイムとして始まったものです。
2010-10-25 20:53:00@ryojikaneko 緒川のオープンタイムを外から見た人の印象は、以下(ページ後半)で少しおわかりいただけると思います。お忙しいと思うので何かの折にでも。「第16回オープン・スクール実践研究発表会 平成15年1月24日(金) 」http://ow.ly/2YNrG
2010-10-25 20:58:06総合学習のことで、学問と生活という話をしながら、ずっと思い出していたブルデュー『ディスタンクシンオン』の一節がある。民衆階級を描いた部分。例によって両義的な書き方なんですが、邦訳下巻pp.223-224あたり。
2010-10-25 21:01:14「たとえば、いわゆる生活の知恵、すなわち窮乏生活、苦痛、屈辱などの試練を経て獲得され、祖先から受け継がれて来た言葉、たとえ紋切り型であっても密度の高い言葉のうちに定着されている知恵があり、また、享楽と祭りの感覚、自己表現と日々の生活における他者との連帯の感覚…があり…」(つづく)
2010-10-25 21:04:19(承前)「要するに、与えられた生活条件に適合する一形式とこれらの条件に対する防御手段とを同時に構成する、現実主義的な(そして投げやりではない)快楽主義と懐疑的な(しかしシニカルではない)物質主義のうちに生まれるすべてのものがある。あるいは…」(長いのでこの辺に止める)
2010-10-25 21:07:14私のなかで個別化・個性化教育を問うことと教育の職業的レリバンスを考えることとはつながっています,ということだけは主張しておきたい。だからこそ,移民家庭の子どもが多くを占める小学校に行っているのです。
2010-10-28 23:13:13個性化教育をめぐる議論でしばしば登場する二項対立をどう捉えるべきかという点に関しては、デューイ「子どもとカリキュラム」を再読すべきだったかも。ちなみに、邦訳 http://ow.ly/31QM1 には少し誤訳もあり、論理を丁寧に追うには原書(iBooksで無料入手可)が必須。
2010-10-30 16:10:30