個別化・個性化教育はユニバーサル・サービスたりうるか?

一部、Q&Aが見やすくなるように、時間順でない順番で並べ替えたところがあります。あしからず。修正必要なところがあれば、お知らせてください。
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NM @mnaoto

(承前)大学内の特別の学部・学科・課程のなかで教員養成はなされるべきであり,そのような機関を存続させておく必要がある」

2010-10-24 23:27:29
金子良事 @ryojikaneko

なんか、あんまり横からこういう風に言うのは失礼かと思うんですけど、森班長はちょっと混乱されている、というか、疲れているような気がしますので、私が勝手に少し整理したいと思います。あ、班長は班長で続けてくださいな。

2010-10-24 23:27:57
澤田 稔 @MinoruSawada

はいはい、思い出しました。この引用。が、申し訳ないですが、事情(時間のかかりそうなメールかき)により離脱。RT @mnaoto: …大田堯(編)『戦後日本教育史』157~158頁の記述メモが手元にあるので,そこから引用です。

2010-10-24 23:31:36
金子良事 @ryojikaneko

森さんがRTされた方の話と森さん自身がその後、総合学習とか、博士課程を経験した人とかを通じて語られたこととは、私から見ると、距離があると思います。でも、それが森さんの中ではまったく距離がないことも分かっているつもりです。

2010-10-24 23:32:00
NM @mnaoto

乱暴に現在の教員養成カリキュラムに対応させると,師範系の言っていることは「教職」に関する科目が(大学のリベラルアーツの機能や学問それ自体の実践とは別個に)独自に必要であり,かつ,それこそが教員養成固有の領域を形づくる,ということかと。

2010-10-24 23:32:30
NM @mnaoto

その教員養成固有の領域のすべてが「子どもの発達段階への理解」によって構成されるわけではないが,しかし,その中核はやはり「発達段階」の違いをどう把握し,それに応じてどのような実践が要請されるかを究明することになるのではないかと考えています。

2010-10-24 23:34:04
金子良事 @ryojikaneko

で、この澤田さんのツイートに戻ってきます。 QT @MinoruSawada: @mnaoto (承前)が、やはり、「明確に考える」ことではなく、むしろ「どうにか(できれば、よく)生きる」ことが主眼になるのだと思います。

2010-10-24 23:34:40
NM @mnaoto

はい,そうです。ここが私が「総合」の理念を十分理解できていないポイントであることが浮き彫りになってきました。 QT @MinoruSawada:@mnaoto *やはり、「明確に考える」ことではなく、むしろ「どうにか(できれば、よく)生きる」ことが主眼になるのだと思います。.

2010-10-24 23:38:23
金子良事 @ryojikaneko

すみません、先走りました。班長は別に混乱してませんでした。混同してたのは私です。

2010-10-24 23:38:43
金子良事 @ryojikaneko

え? QT @mnaoto: はい,そうです。ここが私が「総合」の理念を十分理解できていないポイントであることが浮き彫りになってきました。 QT @MinoruSawada: *「明確に考える」ことではなく、むしろ「どうにか(できれば、よく)生きる」ことが主眼になる

2010-10-24 23:40:16
金子良事 @ryojikaneko

多分、私の理解では「学習権」という考え方の転換の話が重要になってくるんだと思うんですよ。学ぶ側に主体性があるという意味で。

2010-10-24 23:41:43
金子良事 @ryojikaneko

(承前)そういう風に考えたとき、本当に大学院での教育が重要であり得るならば、ポイントは「総合性」よりも「学ぶ」という姿勢そのものだと思います。そこでは、子どもと大人を分ける必要がない。

2010-10-24 23:43:40
金子良事 @ryojikaneko

(承前)先ほど、私が発達心理学はもう子どもだけじゃないんですよ、と書いたのはそういう意味です。だから、教育学も「子ども」で留まっていないで、そういうところまで視野を広げる必要がある。

2010-10-24 23:45:46
金子良事 @ryojikaneko

(承前)でも、自己実現ってだけじゃね、あんまり指針にならんよなというのが正直なところです。訓練論やキャリア教育論もそういうところがあるでしょ?

2010-10-24 23:47:01
NM @mnaoto

そのうえで,ここにやってくるわけです。 QT @MinoruSawada:mnaoto こういう自分の問題提起には、学問と生活という二項対立への批判が差し向けられる蓋然性が高い|しかし、力点の置き方、バランスの取り方を考えるときには、やはりこの二項対立は不可避である気がします。

2010-10-24 23:50:16
金子良事 @ryojikaneko

あえて「生きることは学ぶこと」の一言で乗り越えられると言ってみたい。 QT @mnaoto: そのうえで,ここにやってくるわけです。 QT @MinoruSawada:こういう自分の問題提起には、学問と生活という二項対立は不可避である気がします。

2010-10-24 23:53:04
NM @mnaoto

「学問と生活という二項対立はけしからん」とか言うつもりは全くなく,むしろ,その二項は別個にあってしかるべきと思うのですが,問題は子ども(にかぎらず)の学習を押し上げ支援しようとする時に,何らかの指導上の指針もなく,そうすることは不可能だろう,と。

2010-10-24 23:53:41
NM @mnaoto

子どもの生活=経験から「学習」へと至る水路付けを保障しうるものこそ,支援する側の「学問=研究」する職能なのではないか。ただし,ここまでの私の議論の比喩が全部(仮想上の)「大学」を雛型としていることは大きな問題で,これだと職業訓練とかものづくり的な要素を排除しているように映るかも。

2010-10-24 23:57:44
NM @mnaoto

(承前)決してそうした要素を除外しているのではない。むしろ意識の上では積極的に包含しているつもりなのだが,適当な用語系が見つからない。「生きることは学ぶこと」のほうがよっぽどいいか。

2010-10-25 00:00:14
金子良事 @ryojikaneko

ああ、森さんは苅谷さんと近いんだなというのが印象。 QT @mnaoto: 「学問と生活という二項は別個にあってしかるべきと思うのですが,問題は子ども(にかぎらず)の学習を押し上げ支援しようとする時に,何らかの指導上の指針もなく,そうすることは不可能だろう,と。

2010-10-25 00:07:01
NM @mnaoto

個別化・個性化教育がユニバーサルサービスたりえるという一点において,私は苅谷先生から遠く,澤田さんに近い。ただ,基本的な教育論において,とりわけ(今日露呈したように)「総合」の理解において澤田さんから(未だ)遠く,苅谷先生に近い,という感じだろうか。この自己分析どうよ。

2010-10-25 00:10:23
金子良事 @ryojikaneko

いや、教えることに技術が必要という1点において森さんは澤田さんとも苅谷さんとも近く、本田さんが遠いという意味です。苅谷先生も納得できる方法があるなら、個別化・個性化教育にも反対しないんじゃないですか。

2010-10-25 00:13:20
金子良事 @ryojikaneko

これは運動論の古典的命題の応用編 QT @hagozoo: それともう一つ、要求内容が一部の有能熱心な教員だけでなく大部分の教員(現在の日本でいえば約百万人の)の力量に担保されえないと、プランは具体化した時に総崩れになるか教員の力量格差を顕在化させるフィルターとして働くことも。

2010-10-25 00:16:15
金子良事 @ryojikaneko

今の状態で個別化・個性化教育をユニバーサル・サービスに持っていこうとするなら、広瀬先生の先ほどのツイートと私の再教育の話はクリアしてほしいですね。それがあれば、私も喜んで賛成したいと思います。その意味では私が苅谷先生に一番近い。ただし、階層論が嫌いという1点を除いて。

2010-10-25 00:17:29
金子良事 @ryojikaneko

こここそが私の専門だからついでにもう少し語りますけど、私がトレードユニオンがあればよかったのに、といったのは、中間組織は個別の差を理屈の上では民主的に吸収してくれるからです。経済学的にいえば、調整コストを払ってくれる。

2010-10-25 00:27:53
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