【分かりにくい】「小説」と「物語」の違い【分類】

読書する黒子さんが、「小説」である条件について「物語」との差異を中心にして解説をしました。
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読書する黒子さん @kuroko_1011

ま、これ以上難しい話を知りたいのならば「国文学概説」などをさらってみると面白いです。また、この(夕飯とお風呂のお湯ためが終わった)後、聞いていただければ嬉しいです。

2014-02-19 22:36:08
読書する黒子さん @kuroko_1011

最後に「そんなこといってもあんま活字読まないし」という方は多いでしょう。率直に言いましょう。『黒子のバスケ』も小説として読むことができます。「物語」の主人公が僕。そして、「小説」としての主人公は火神君です。それぞれに注目して読み返してみると……愉しいですよ?

2014-02-19 22:37:53
読書する黒子さん @kuroko_1011

さてでは「小説ちょっとよくわからないから諦めるから」という人の為に小話を2つ。日本での近代小説の一番最初は、二葉亭四迷の『浮雲』です。読んだこと、ありますか? 熱心な先生なら教えてくれたかもしれませんが、これは小説としては完成していました。ですが。面白くないんです。話が。

2014-02-19 22:40:01
読書する黒子さん @kuroko_1011

そしてもう一つのサンプル。日本で最古の小説と言われているのは、紫式部の『源氏物語』です。「え? あれ小説なの?」って思われるかもしれませんが、小説なんです。「話として面白い」からこそ残り、伝わり、後世の学者により深読みされ研究され、小説としての価値を見出された、そういう経緯です。

2014-02-19 22:41:58
読書する黒子さん @kuroko_1011

この2点からわかること。それは「面白くなければいくら小説として完成度が高くとも、それ自体は認められにくい」こと、「面白ければいくらでも価値を後からつけてくれる」こと。この2つです。今までの話を全部ぶちこわすようですが、これが「現実」であり「史実」であることです。

2014-02-19 22:44:30
読書する黒子さん @kuroko_1011

と、いうわけで。今お話を読んでいる人は、貴方の発見と疑問とひらめきが、貴方が今手にしている本にいつか、価値を与えるかもしれない、ということです。その思いを大事にしてください。そして、同じ本を何度でも繰り返し、いろんな風景の中で読んで、たくさん魅力を見つけてあげてください。

2014-02-19 22:46:13
読書する黒子さん @kuroko_1011

今、お話を書いている人へ。貴方は本当に面白いのかどうか、不安になるときもあるでしょう。むしろ、不安ばかりかもしれませんが、あまり深いこと考えずにとりあえず書いてみましょう。あとから書き直したくなれば何度でも書き直していいんです。貴方の話ですから。今書きたいものを書きましょう。

2014-02-19 22:48:00
読書する黒子さん @kuroko_1011

僕は国文学科出身で、高校からの小説家系の友人や大学の友人が沢山いましたが、最初から「小説」を書こうと小説体系(さっき説明した奴のもっと難しい奴)を研究し、ノイローゼになり、自殺を図った人、入院した人、既に年齢を重ねられなくなった人。そんなのばかり見てきました。そんなの要らない。

2014-02-19 22:50:12
読書する黒子さん @kuroko_1011

小説でも物語でも面白ければいい。小説や物語を体系として考察するのは、研究者がやればいいことです。貴方が貴方の考えをもって書いた話である限り、それは立派な作品です。言葉の定義も大事ですが、それより大事なものがあるでしょう。それが、僕の今のところの結論で、皆さんに伝えたいこと、です。

2014-02-19 22:52:25
読書する黒子さん @kuroko_1011

٩( 'ω' )و<というわけで、終わりです! お夕飯を食べながらまとめてURLを貼りますので、質問でも簡単な疑問でも、軽ーいノリでコメントでもリプライでもいただければ嬉しいです。わかんなかったらこれから調べるか考えますが。

2014-02-19 22:53:36
読書する黒子さん @kuroko_1011

@aosagi1202 ٩( 'ω' )و<あなたが価値がないと思う文章でも、僕では気づかない大事な世界が描かれているんです!

2014-02-19 22:55:24