「拡大する貧困と立ち向かう」~ソーシャルワーカーと法律家のコラボ(3/1シンポまとめ)

3月1日(土)に大阪弁護士会館でかい際されたシンポジウムの中継まとめです。 登壇者: 伊藤周平さん(鹿児島大学法科大学院教) 藤田孝典さん(NPO法人ほっとプラス代表) 小久保哲郎さん(大阪弁護士会 貧困・生活再建問題対策本部/事務局長) 続きを読む
24
徳武聡子 @Satoko_Tokutake

伊藤:精神的に心が折れるのは良くない。怒りをもって立ち向かう方が元気になる。健康で文化的な最低限度の生活が脅かされつつある中、当事者が立ち上がりつつある。基準引き下げは1万件の審査請求。年金受給者も10万人以上が審査請求をした。→

2014-03-01 13:56:29
徳武聡子 @Satoko_Tokutake

伊藤:昨年の削減は、児童扶養手当や障害者への給付などに連動。女性が大変な状況で、子どもの貧困が増える。政権は何をしたいのか。非正規で一生働かなければならないようにしている。そういう人をどうするのか、自衛隊にリクルート?戦争にすれば心が壊れる。→

2014-03-01 13:59:38
徳武聡子 @Satoko_Tokutake

伊藤:そんなことにならないように、学者も研究を進め、法律家やSWが対抗運動を。これは平和運動でもある。恐怖や欠乏から逃れて戦争になる。現場から声を出しつつ社会保障をちゃんとする対案を突きつけていく運動が必要。若い世代や子どもを戦場に送ることは避けたいと思い、運動していきたい。了。

2014-03-01 14:01:12
徳武聡子 @Satoko_Tokutake

(質疑応答。これは中継で拾いきれるかわからないのでご容赦を。)

2014-03-01 14:01:40
徳武聡子 @Satoko_Tokutake

質問:財政がないので負担増を、というのは一見納得してしまう。どう対抗すべきか。 回答:増税すべきだが消費税ではない。負担は応分負担にすべき。今は消費税しかないように言われ、払える人が払っていない。輸出還付金や法人税減税。そういう不公平税制を正せば、消費税を増税する必要はない。

2014-03-01 14:06:46
徳武聡子 @Satoko_Tokutake

続)社会保障改革の対案だけでなく、税制の改革も提案していくべき。増税するにもどこを増税すべきか。払える人が払えばいい。了

2014-03-01 14:07:27
徳武聡子 @Satoko_Tokutake

質問:累進課税を強めると、外国に逃げる人もいるので、消費税率も世界並みに高めるべきと言う意見もあるが。 回答:5%は低くない。税制に占める割合は海外と同じ。そもそも、それで海外に出て行く人がどれだけいるか。ただし法人については、国際的な協力が必要。了

2014-03-01 14:09:29
徳武聡子 @Satoko_Tokutake

講演「貧困と闘うソーシャルワーカー実践」藤田孝典さん:現場のSWが具体的にどうしていったらいいか。ちゃんとしたソーシャルワークをすること。ミクロ、ちゃんと相談を聴く。メゾ屋マクロ、地域や支援団体への働きかけ、政策や世論を作る、市民にメッセージを送る。→

2014-03-01 14:14:00
徳武聡子 @Satoko_Tokutake

藤田:ちゃんとしたソーシャルワークは面白い。問題提起などをして社会をよくしていく。今は、現場での相談を丁寧に受けることができても、そこから広がっていない。「やさしい暴力」、今はこんな制度だから我慢してください、と相談者に我慢を強いている。制度改善の声を一緒にあげるべき。→

2014-03-01 14:15:59
徳武聡子 @Satoko_Tokutake

藤田:生活保護費が下がるから貯金して計画的に暮らしていきましょう、という相談対応。それはそれでいいが、一緒に声をあげていくこと、代弁やアドボカシーが必要になる。それができるかが社会福祉士やSWに問われることになる。一緒にそれを作るためにどうしたらいいか。→

2014-03-01 14:17:05
徳武聡子 @Satoko_Tokutake

藤田:社会の状況はSWを求めている。困難を抱えた人と一緒に戦ってくれる、普通にソーシャルワークをしてくれるSWを求めている。ワーキングプア、貯金ゼロ世帯が増え、母子世帯が貧困になっている。生活保護利用者も増えている。本人の責任ではなく社会構造の問題。→

2014-03-01 14:18:54
徳武聡子 @Satoko_Tokutake

藤田:こういう社会だから、こういう当事者が出てくると言う理解が必要。制度を活用して解決できるのはごく一部。社会に問題があるなら社会を改善していく必要がある。格差も拡大し、自殺者の1/3は経済的理由。社会福祉関係者は、憲25、憲13を一緒に模索していく仕事。→

2014-03-01 14:20:55
徳武聡子 @Satoko_Tokutake

藤田:(写真を見ながら)どんなひとが相談に来るか。社会福祉士やヘルパー、労組の人が相談対応。最近は、ワーキングプアや職場で鬱病になった人など生活保護寸前の人が相談に来る。貧困の原因は様々で法律問題を抱えていない相談者は少ない。法律家とも連携。→

2014-03-01 14:23:11
徳武聡子 @Satoko_Tokutake

藤田:こういうソーシャルワークは、自分一人では無力と感じる場面も。地域のネットワーク。支援すると共に、政策提言などに取り組んでいる、ソーシャルアクション。貧困に至った人のことをSWは理解しているのか、ということでアウトリーチも。野宿者やアパートで孤立している人。→

2014-03-01 14:25:10
徳武聡子 @Satoko_Tokutake

藤田:10年前からこういう取り組みを初めて、今では埼玉県内の殆どの地域で対応でいるようになっている。埼玉でも最初はホームレス状態の人が排除されていた。しかし、貧困に本人の責任はない。SWのやることは代弁。自分は福祉事務所で嫌われているが、皆さんにも良い嫌われ方をして欲しい。→

2014-03-01 14:27:17
徳武聡子 @Satoko_Tokutake

藤田:SWが権利擁護や代弁をしないと、いのちの危険のある人が多い。弁護士や地域の不動産屋に掛け合って、ホームレスの人をアパートに入れる運動。不動産業界からは家賃滞納などが懸念されているが、徐々に受け容れられている。保証人無しで貸してくれる不動産屋さんも。→

2014-03-01 14:28:42
徳武聡子 @Satoko_Tokutake

藤田:シェルターや施設など家がない人への社会資源も不足している。空き家を借りた事業も始めている。出所者支援なども。窃盗前科12回の人、出所しても誰も支援してくれなかったので犯罪を繰り返した。適切な支援があれば犯罪に追い込まれることはなくなる。貧困を理由にした犯罪は多い。→

2014-03-01 14:30:43
徳武聡子 @Satoko_Tokutake

藤田:貧困問題にSW画報率かと一緒に取り組めば、犯罪を減らすこともできる。なお、貧困者が犯罪に走りやすいと言うことではないので注意を。また発達障害の方に会うことも多い。生活保護の他障害者手帳などの他の支援にも繋ぐ。→

2014-03-01 14:32:17
徳武聡子 @Satoko_Tokutake

@Satoko_Tokutake 【誤字】SW画報率かと→SWが法律家と

2014-03-01 15:02:32
徳武聡子 @Satoko_Tokutake

藤田:依存症の人に会うことも。医療や自助グループなどにも繋ぐ。生活保護利用者は怠けているのではない。ちゃんとしたケア、生き甲斐、医療関係者などが一緒に支援してくれる人がいれば、パチンコやお酒にのめり込むことも少なくなるのでは。→

2014-03-01 14:34:16
徳武聡子 @Satoko_Tokutake

藤田:10代からの相談も増えている。児童虐待や家庭の状況で家を飛び出した子もいる。高校を卒業したり宙あちして働いている。一見してトンデモナイ子ではなく、よくよく話を聴かないといけない。→

2014-03-01 14:36:17
徳武聡子 @Satoko_Tokutake

藤田:野宿者の中には認知症になっている人もいる。家族の介護は望めない。介護サービスに繋ぐ。/民生委員や地域でいろいろな人を巻き込みながらの支援。社会の理解が広がらず、怪しまれることも。いろいろな人が来るので近隣住民に怖がられることもある。自治会や民生委員と協力する。→

2014-03-01 14:37:57
徳武聡子 @Satoko_Tokutake

藤田:ゴミ屋敷は何ら中のSOS。ゴミ屋敷にしようとしてする人はいない。丁寧に話を聴いていくと、その原因がわかってくる。他にも、公民館でみんなで食事をしたりして孤立を防ぐ。生活保護世帯の子どもたちへの学習支援。生活保護世帯の高校進学率が低い。弁護士さんとの政策提言を進めて実現。→

2014-03-01 14:40:38
徳武聡子 @Satoko_Tokutake

藤田:いろんな人の相談の声をどう社会に反映するか。SWには目立っていただきたい。SWはミクロレベルでは高度な専門性をもっている。これをどう社会に発信していくか。どうして生活に困っている人がたくさんいるのか、法律家・研究者と共に研究して取り組んでいくことが必要。→

2014-03-01 14:41:58
徳武聡子 @Satoko_Tokutake

藤田:共通した相談があればそれは制度に不備がある。他職種と連携しながら発信を。埼玉では貧困問題に取り組む弁護士さんと連携して社会に発信。一方で、どういう支援をしたらいいかという相談を受けることもある。対等につきあってくれる弁護士が埼玉には数十人いて、地域福祉を作る。→

2014-03-01 14:44:29