KAB Twitter インタビュー【8】山中俊広さん

Kansai Art Beat (JP) @KansaiArtBeatJP

今月初めよりスタートしたKAB Twitter インタビュー企画。関西のアート関係者にご協力いただき、お話をうかがっております。3月も半ばを過ぎ、本企画の期間も残すところあとわずかとなりました。今回は、第8回のインタビューです！#KAB_Q

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ハッシュタグは、#KAB_Q です。インタビューの話題を簡単に検索することができます。また、これまでのインタビュー内容は、Togetterのまとめをぜひご覧ください！#KAB_Q http://t.co/pEpBi9PXQX

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今回のインタビューでは、大阪市此花区のギャラリー「the three konohana」の代表としてご活躍中の山中さんに、ご回答いただきます。それでは、最初に、簡単な自己紹介をお願いします。@mcyt_art #KAB_Q

YAMANAKA Toshihiro @mcyt_art

こんにちは。山中俊広と申します。私は、ギャラリストとインディペンデント・キュレーターの二つの肩書きで活動しております。まず、どちらの方から自己紹介しましょうか？（笑）@KansaiArtBeatJP #KAB_Q

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こんにちは。今日はお忙しい中、インタビューを引き受けて下さり、ありがとうございます。まず、ギャラリストとしての活動を、簡単にお教えいただけるでしょうか？@mcyt_art #KAB_Q

YAMANAKA Toshihiro @mcyt_art

こちらこそよろしくお願いします。ギャラリストとしての活動は、昨年3月から大阪市此花区に「the three konohana」というギャラリーを運営しております。1ヵ月半の長めのスパンで、3種類の展覧会企画を年間5つおこなっています。@KansaiArtBeatJP #KAB_Q

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ありがとうございます。次回展覧会では、3月28日(金)から山中さんセレクトの作家展として、鮫島ゆいさんの個展「中空の雲をつかむように」が開催予定ですね。3種類の展覧会企画というのは、どのようなバランスで運営していらっしゃるのでしょうか？@mcyt_art #KAB_Q

YAMANAKA Toshihiro @mcyt_art

今度の鮫島さんの個展は「Konohana's Eye」という枠組みで、私が良いと思った作家をセレクトする、ギャラリーとしてはスタンダードな企画です。他には「Director's Eye」と「Gallerist's Eye」があります→@KansaiArtBeatJP #KAB_Q

YAMANAKA Toshihiro @mcyt_art

「Director's Eye」は作家ではなく、ディレクター、キュレーターを指名して展覧会を企画してもらうもの。「Gallerist's Eye」は他ギャラリーの取扱作家を取り上げて、その作家の新たな側面を私が提案する企画です。@KansaiArtBeatJP #KAB_Q

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ご配慮ありがとうございます！ギャラリーの外部にも広がりをもたせた活動を展開していらっしゃるのですね。ギャラリーの取り組みとして「KAMO」も注目されています。この企画は、どのような点からスタートしたのでしょうか？@mcyt_art #KAB_Q

YAMANAKA Toshihiro @mcyt_art

その辺りは、私にとってギャラリストとキュレーターの役割がややかぶってしまうところでして（汗）。基本的にギャラリストの役割は、ギャラリー内で完結するものとしています。ただ「KAMO」は此花という土地がキーになっていますので別扱いにて。→@KansaiArtBeatJP #KAB_Q

YAMANAKA Toshihiro @mcyt_art

「KAMO」は「Konohana Arts Meeting for Osaka」のネーミングの通り、此花を拠点にして大阪のアートシーン全般の底上げを目指した勉強会です。アートのあらゆる領域をより深く知ってもらうことを狙いにしています→@KansaiArtBeatJP #KAB_Q

YAMANAKA Toshihiro @mcyt_art

ゲストにはただ自分の領域の紹介にとどめるのではなく、現場のリアルな現状を伝えてもらうようにお願いしています。最近の、ただの異業種交流会のような勉強会が目立っていたのが嫌で、それらとの差別化を図りたいという意識がありました。@KansaiArtBeatJP #KAB_Q

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なるほど〜。とりわけ、大阪という（此花という）土地に根ざし、現状を共有することで、より精度の高い学びが実現しそうです。インディペンデント・キュレーターとしてのお仕事についても、おうかがいしたいと思います。→@mcyt_art #KAB_Q

YAMANAKA Toshihiro @mcyt_art

ギャラリストでは、基本的に一人の作家（ディレクター）と向き合うことを意識していますが、キュレーターでは外部での現代美術に関する企画をおこなっています。展覧会企画はもちろんのこと、イベントやトークショーや執筆なども→@KansaiArtBeatJP #KAB_Q

YAMANAKA Toshihiro @mcyt_art

展覧会企画としては、キュレーターではグループ展企画をしっかりやりたいと思っています。ギャラリーでの個展は一人の作家についての考えや表現を追求しますが、キュレーターではもっと大きな現状の流れや、最近の地域とアートの問題なども。→@KansaiArtBeatJP #KAB_Q

YAMANAKA Toshihiro @mcyt_art

ちょうど現在開催中ですが、奈良県明日香村主催の「飛鳥アートヴィレッジ」というアーティストインレジデンスのプログラムの成果発表展が、奈良県立万葉文化館で開催されていて、このプログラム全体のコーディネーターもしております。@KansaiArtBeatJP #KAB_Q

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ギャラリストの視点とキュレーターの視点は、異なるのですね。ありがとうございます。明日香村での地域型アートプロジェクトを運営する上では、大阪との違いなどかなりありそうです。それでは、次の質問にまいります。日々欠かさないものといえば何ですか？@mcyt_art #KAB_Q

YAMANAKA Toshihiro @mcyt_art

365日というとあまり思いつかなかったのですが、ギャラリーにいるときは必ず昼ごはんをきちんと作るようにしています。仕事の前に、包丁で肉や野菜を切ったり、鍋やフライパンを振るのが、結構気分転換になりますね。大した料理はしてませんが（笑）@KansaiArtBeatJP #KAB_Q

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料理は気分転換にもなりますね。健康的な食事もでき、いいことづくしですね。ギャラリーには、調理スペースがあるのですね〜。素敵です！@mcyt_art #KAB_Q

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ありがとうございます。では、3番目の質問です。2013年中に印象に残ったアート関連の出来事は何ですか？@mcyt_art #KAB_Q

YAMANAKA Toshihiro @mcyt_art

偶然先週の小林さんの回答とも重なるのですが、年末に同じ此花のギャラリー、梅香堂オーナーの後々田さんが亡くなられたことです。私が此花にギャラリーを作る決心をした大きなきっかけになった方でしたし、オープンまでに沢山のご助言を貰ってました→@KansaiArtBeatJP #KAB_Q

YAMANAKA Toshihiro @mcyt_art

お互い個性的な企画と展示空間がありながら、一方では作家のセレクトは対照的というバランスで、今後もご一緒にコアなアートが見られる此花の独特の流れをさらに作っていけると思っていただけに、本当に悲しく残念でなりませんでした…。@KansaiArtBeatJP #KAB_Q

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此花区のアートシーンのこれからが楽しみだったのに、本当に残念です。心からお悔やみ申し上げます。ギャラリーのある土地の雰囲気は、独自のものがありますね。此花の特徴はどんなところでなのでしょうか？@mcyt_art #KAB_Q

YAMANAKA Toshihiro @mcyt_art

ご存知だと思いますが、ここ5年くらいでアートの町という印象が定着しましたが、大都会の梅田エリアから電車で10分足らずで、一気に昭和の下町感が充満しているという町の雰囲気が一番の魅力ですね。→@KansaiArtBeatJP #KAB_Q